正月の漫画のナウシカ:2010-2019

2010年と2011年と2012年のツイートをまとめて作成(2012/04/28) 2013年の分を追加(2013/01/13) 2014年の分を追加(2014/01/12) 2015年の分を追加(2015/01/11) 2016年の分を追加(2016/01/10) 続きを読む
日記
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■ リアルタイムで進行していく現実の出来事や、決まった時間で流れていく映像作品はおのずと「実況」を生むけれども、個々人が個々人のペースで読み進めていく小説とか漫画でも、「あたまから順に、えんえんと書いていく」という感想の述べ方も「ある」のじゃないかと思う。自分1人が読むことだって、リアルタイムで現実の出来事なのだから。

■ 毎年、帰省している正月は、実家に置いてある宮崎駿の漫画版『風の谷のナウシカ』(徳間書店)をはじめから終わりまでぜんぶ読み返すことにしている。いつから始めたかも思い出せない、年に一度の恒例行事。2010年からは、読みながら感想をツイートするという誰にも頼まれていない行動に出ており、それでつぶやいてきたこれまでの分を一本に統合するとどんなものになるのかという興味から、自分でまとめてみた。
 最初、2012年までの3年分をひとつにしたときには、いかにもスカスカしていた。それから毎年追加していくうちにどうなったか。

 繰り返しが多くなった。

 いちおう「去年までとは別のことが言えたら言おう」というつもりがないわけではないものの、去年までにつぶやいた分はとっくにおぼえていられない量になっている(ツイートしている最中にこのまとめを確認するようなおそろしいことはしていない)。
 加えて、こちらのほうが深刻だが、同じ自分が同じ漫画を読む以上、どうしても触れたい場面や台詞がたくさんある。あるどころか、増えている
「風の谷の私が 王蟲の染めてくれた土鬼の服を着て トルメキアの船で出かけるのよ」、「お前が私の死か…」、「ヒヒヒ…スゲエ」。あるいは、「オジルというイヤな奴」、「焼きしめたパン」、「ルンペン剣士」。風の谷を発つナウシカが城を見下ろす。無数の人馬がページの上を縦横無尽に疾駆するサパタの戦闘シーン。清浄の地へ行って帰るルートの不可思議さ。
 こういった自分にとっての名場面・名台詞は、読むたびに何度でも、何かしら言ってしまう。これらに「何か言う」ことが「読み返す」ことなので、これはどうしようもない。
 結果として、多弁なわりに多様ではない、長いけれど深くはないまとめになっている。この漫画への理解が向上したとか、実のある話にはぜんぜんなっていないが、そもそも、そういうことを目指しているわけでもなかったのは上述の通り。
 それでも、同じ人間が同じ漫画を繰り返し読むうちに、「つぶやく感想を持つところとまだ持たないところがある」だとか、「同じところへの感想でも、前とは変わる場合と依然として変わらないままの場合がある」とかいった、自分がひとつの作品を受け取る、その受け取り方にムラができていく、たいていは無自覚なまま起きているのだろう変化の過程をちょっとだけでも写し取れているようで、それは予期していなかった意外な収穫と言えば言えるのかも――と、後付けでいま思った。そのほか思ったことは、その都度ぜんぶ、書き込んである。

■ 実際にツイートしているときは、上下2巻にまとまった豪華装幀版で読んでいますが、以下のまとめでは通常版の単行本(アニメージュコミックスワイド判)全7巻の巻数で区切りを入れてあります。
(通常版の1巻、2巻…という区切りを、豪華版では1章、2章…というふうに反映している)
 実家から現在住んでいる部屋に戻ってきたいま、手元にはその7巻本しかないけれども、自分がした引用を見るに、通常版と豪華版では文字遣い(漢字/仮名)が少しだけ変わっていたり、章ごとに表紙ページをつけた余波なのか、通常版では本を開いたときに左側に配置されていたページが豪華版では右側に移り、以降しばらくページの左右が入れ替わったまま続いていくなど、微妙な異同がある模様。
 もっとも、豪華版と通常版をいっしょにめくって見比べるのは、実家といまの部屋が同じ場所にない限り、わたしにはできない相談なので、異同だと思っていることの多くがただの勘違いかもしれません。対照表などあったら教えていただけるとうれしいです。
(個人的には、通常版を揃えている人があらたに豪華版を買う意義はそんなにないと思います)

 ――2018/01/07+2019/01/19

do_dling @do_dling
(説明)10年分のツイートを漫画の進行に沿って並べています。 2010年がこの色 2011年がこの色 2012年がこの色 2013年がこの色 2014年がこの色 2015年がこの色
do_dling @do_dling
2016年がこの色 2017年がこの色 2018年がこの色 2019年に書いたのがこの色 年を追うごとにツイートが増えていくので「やあね」と思う。あと、そろそろ真剣に色が足りなくなってきた…
あけまして
do_dling @do_dling
年をまたいで「サイコ」見たから今年はいい年。おお、ということは去年もいい年。
do_dling @do_dling
寝よ。起きたらやることは決まっている。
do_dling @do_dling
家族が寝たのでチーズケーキを取り出す
do_dling @do_dling
お休みなさい アンド ハッピーニューイヤー
do_dling @do_dling
プレ初夢は怪談だった。自作の怖い話を自分で怖がる。おお、ちゃんとオチがあって怖い、と感心したのをおぼえている。内容は忘れた。
do_dling @do_dling
去年、甥(1歳7ヶ月)の人生最初の口癖が「ヤッター!」だったことを反芻して新年。
do_dling @do_dling
あれとそれをああしたら、これをそうしてあれしよう。する。(本年の目標)
do_dling @do_dling
どかんどかんとぶつかってくる風の音で目をさましたら寝坊していた。自然に任せると寝坊する。自然に任せると寝坊する。
do_dling @do_dling
小島信夫『美濃』すごすぎる。《「元老院か猿か!」これが愉快にならずにいられようか。いかなる元老院も猿であり、いかなる猿も元老院である。そしてこの猿が元老院である以上は、何か経験談をきかせてもらいにこないわけには行かない。そういう顔をするだけにしたって、同じようなものだ。》p114

いきなりナウシカと関係ないが、小島信夫『美濃』はむちゃくちゃ面白いのでおすすめです。

do_dling @do_dling
『美濃』は半分くらいで中断。元日の恒例行事、実家に置いてある豪華版『風の谷のナウシカ』上下巻を読んでいる。
do_dling @do_dling
元日なのでナウシカ読む。豪華版の2巻本。 http://twitpic.com/3lrqeh
 拡大
do_dling @do_dling
元日なので『風の谷のナウシカ』漫画版読む。
do_dling @do_dling
去年は夕方スタートで、晩ごはんのあと寝てしまうという体たらく。日付が変わっても読み終わらなかった。 http://ow.ly/3wHwT
do_dling @do_dling
元日なので漫画版『風の谷のナウシカ』を読んでるんだけど、去年( http://t.co/KEiGSAl7 )とおととし( http://t.co/r6EG9wVY )のを見たらもうそこに感想があった。
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コメント

DavyLockhart @DavyLockhart 2017年6月2日
リアルタイムで連載を追っていました。丘の上で3年座っていたわけです。 そんな自分にはこの作品はとてつもなく長い旅路(時間的に)という心象が更新されません。作中時間はそれほど長くはないと理解しても旅立ちから何年もかけてシュワに到着したというのも矛盾なく両立させてしまっています。年を経て、何度通読してもそれは変わらないのです。不思議なものです。
DavyLockhart @DavyLockhart 2017年6月2日
2018年も楽しみにしています
do_dling @do_dling 2018年1月1日
DavyLockhart コメントを頂いていたことに先ほど気が付きました。ありがとうございます。 丘の上での3年は、当時はジリジリされたでしょうが、羨ましい限りです。 作中の時間と別に読書の時間が並立すること、それは人によって違うこと、しかも作品のインパクトが大きいほど更新されないこと。 こういったぼんやりした体感におぼろげながら輪郭を与えられるようになり、ますます不思議な気持が増してきたのは、この野放図な再読行事での儲けものです。 2018年になったので、これからまた読みます。
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