Vガンダムのウッソ・エヴィンについて
『機動戦士Vガンダム』の主人公ウッソ・エヴィンは不幸な少年です。老人たちに殺人を強要され、大人たちに理想を押しつけられ、両親は「お前をニュータイプにするために育てた」などと言いだし、あげくに親父は逃亡します。そして第二次性徴期の彼の前で、女性たちは次々と無為に死んで行きます。
2012-04-27 17:29:55ウッソ・エヴィンはカンダムの中でも不幸な主人公。母親がウッソを授かって、その授かった子供がニュータイプであると信じた。さらに不幸なのがそれを父親までも信じてしまい、そのため、ウッソはサバイバル訓練やMSシミューレーションなど兵士として高度な訓練を生活の中で学ばせます。
2012-04-29 13:18:35サバイバル訓練は環境が環境なので極自然に学ぶことになり、シミュレーションは娯楽の少ない環境ではゲーム感覚で行われていたでしょう。かくて、ウッソは通常の兵士以上のスキルを学ぶこととなってしまいます。
2012-04-29 13:20:54最大の不幸はウッソが本当にニュータイプであったこと、親の期待に見事に応えてしまったことです。子供らしい自由な発想とMSパイロットとしての異常なスキル。それを体現するMSパイロットして、育ってしまいました。
2012-04-29 13:24:21しかも、ウッソは人の言うことをよく聞くように育てられた気配もあり、妙に従順に動いてくれます。自己意思があるようで実は全くない。そんな感じの子供です。
2012-04-29 13:28:28それだけに恐ろしいんですよね。ウッソ・エヴィンという子供は…。普通の子供が母親が死んで『これ、母さんです』なんて言えるわけがない。まして、ビームサーベルで直接生身の人間を消滅させることもできない。全てはそれができるように育てられた結果です。教育って恐ろしいねって話。
2012-04-29 13:32:30この辺のウッソの話は昔、角川書店から発売された機動戦士Vガンダム100%コレクションの冨野御大の話や全話視聴した自分なりに解釈したものです。それだけに色んな意見があると思いますが、ただ一つ、ウッソが不幸な子供であることだけは確かだと思います。
2012-04-29 13:39:33@yousoro11 お疲れ様でした。ウッソは実際13歳という年齢で戦うマシーンにされて不幸ですよね……。最後にカサレリアへ帰ってこれたのだけは良かったのかもしれませんが、オデロやカテジナさんは……
2012-04-29 13:42:53@chekisora それだけが救いなんですよね。その後、なにもなく普通の人間として、生きて亡くなることだけがウッソが救われる唯一の術だと思います。
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