地球の温暖化・寒冷化はどう恐ろしいのか?

太陽活動が異常を示し、温暖化とは逆に寒冷化が心配されている。温暖化すれば生物が元気になり寒冷化の方が怖いというのは本当だろうか?
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shinshinohara @ShinShinohara

太陽の様子がおかしいらしい。太陽は11年ごとにN極とS極の磁気が逆転するのだが、北極と南極が同時にN極になる妙なことになっている。ここ数年、黒点の数が減少し、太陽の様子がおかしいといわれていた。こうした事象は太陽活動が低下し、地球が寒冷化を迎える前兆だといわれる。

2012-04-28 19:38:39
shinshinohara @ShinShinohara

地球は寒冷化するかも知れない。ただ、「温暖化より寒冷化の方が怖い」という主張は、少々単純すぎるように思う。一見、暖かいほうが生命は元気で、寒い方が生命は縮こまるように見える。しかし実際には、寒冷な方が生命は適応しやすい。

2012-04-28 20:23:04
shinshinohara @ShinShinohara

「温暖な方が生命が豊なのは熱帯雨林を見れば明らかじゃないか」という主張があるが、それは誤り。熱帯雨林は必死になって高温に適応しようと、無理をしている。実際、熱帯雨林を伐採すると砂漠化し、元に戻らない。熱帯雨林は砂漠になるまいと必死になって適応に苦しんでいる姿なのだ。

2012-04-28 20:34:14
shinshinohara @ShinShinohara

温度が高いと化学反応の速度が上がる。遺伝子を傷つける活性酸素も発生しやすい。活性酸素を処理するには生命活動を活発化させなければならない。哺乳動物のような恒温動物は、体内で起きる化学反応を処理するため大量に食事をしなければならない。トカゲのような冷温動物は1週間に1度の食事で十分。

2012-04-28 23:33:27
shinshinohara @ShinShinohara

温度が低ければ生命活動はゆっくりやればいい。急ぐ必要がなくなり、余剰のエネルギーをバイオマスとして蓄積しやすくなる。それは「土」の厚みとなる。温帯では土が厚いが、熱帯では土の層が浅い。エネルギーを蓄積する余裕がなく、どんどん消費するしかないのだ。

2012-04-28 23:38:34
shinshinohara @ShinShinohara

だから、熱帯ではほんのちょっとのつまづきで砂漠化の危険がある。豊かに見える熱帯雨林は、ちょっとした破壊をきっかけに全てが悪循環に変わりかねない。温度が高ければ生命が元気になる、というのは誤解。気温が高い状態では、必死に元気にしていないと倒れてしまう自転車操業になるのだ。

2012-04-28 23:41:47
shinshinohara @ShinShinohara

「ガイア仮説」を提唱したラブロックも、生態系が豊かになるには低温のほうが良いようだ、と、シミュレートから予想している。母なる地球は、すこし寒いくらいの方が生命をよく育むようだ。

2012-04-28 23:47:53
shinshinohara @ShinShinohara

ただ、地球の寒冷化を心配する人にも理由はある。食糧生産は現在、温帯でさかんに行われており、特に輸出食料は温帯がほとんどだ。慣例化すると温帯が寒くなり、食糧生産が落ち込む恐れがある。

2012-04-28 23:50:54
shinshinohara @ShinShinohara

しかし、地球が温暖化すると砂漠が広がり、生態系が極めて貧弱になる恐れがある。もし寒冷化すれば、人類にとっては試練だが、地球のほかの生命にとっては「一休み」となって、バイオマスが増す可能性がある。

2012-04-28 23:52:18
shinshinohara @ShinShinohara

温度が低いと微生物の活動が緩やかになり、植物の利用できる肥料成分が蓄積し、「土」の厚みが増す。しかし高温だと微生物の活動が激しくなり、肥料成分まで消尽してしまう。このため熱帯では「土」が薄く、植物は急いで肥料を吸収しようと必死にならねばならない。熱帯雨林は必死の姿なのだ。

2012-04-30 00:10:11
shinshinohara @ShinShinohara

温帯より冷涼なところでは微生物の活動が緩やか。有機物は緩やかに分解され、肥料成分がたくさん蓄積する。それが「土」。「土」は植物を育む最も大切な母体であり、冷涼だと土は長時間維持されやすい。しかし熱帯では「土」が薄く、ともすれば活発化した微生物が土さえ喰らい尽くし、砂漠にする。

2012-04-30 00:16:11
shinshinohara @ShinShinohara

人類や植物といった大型生物は、微生物がゆっくり活動してくれる世界でしか、生きていけない。微生物が激しく活動する高温では、人類や植物が分け前をもらうこともできず、全て微生物に喰らい尽くされ、土さえ失われる。

2012-04-30 00:29:54
shinshinohara @ShinShinohara

温度が低いと微生物の活動が緩やかになり、植物の利用できる肥料成分が蓄積し、「土」の厚みが増す。しかし高温だと微生物の活動が激しくなり、肥料成分まで消尽してしまう。このため熱帯では「土」が薄く、植物は急いで肥料を吸収しようと必死にならねばならない。熱帯雨林は必死の姿なのだ。

2012-04-30 00:10:11
shinshinohara @ShinShinohara

温帯より冷涼なところでは微生物の活動が緩やか。有機物は緩やかに分解され、肥料成分がたくさん蓄積する。それが「土」。「土」は植物を育む最も大切な母体であり、冷涼だと土は長時間維持されやすい。しかし熱帯では「土」が薄く、ともすれば活発化した微生物が土さえ喰らい尽くし、砂漠にする。

2012-04-30 00:16:11
shinshinohara @ShinShinohara

人類や植物といった大型生物は、微生物がゆっくり活動してくれる世界でしか、生きていけない。微生物が激しく活動する高温では、人類や植物が分け前をもらうこともできず、全て微生物に喰らい尽くされ、土さえ失われる。

2012-04-30 00:29:54
shinshinohara @ShinShinohara

地球寒冷化は人類にとって非常な試練になるかもしれないが、地球の生態系がもう一度再生するには逆にチャンスかもしれない。温度が低くなり、生命活動がゆっくりになれば「土」を積み上げることができる。熱帯よりも温帯の方が土の厚みがあり、冷帯は「泥炭」という形で数mも蓄積するように。

2012-04-30 23:35:06