TRPGシステム『異能使い 第二式』紹介記事
取り合えず第一回は「真名(しんめい)ルール」について。PCの名前に『自分の属性』と関係のある漢字や意味が含まれている場合、PCのもつリソースが増える…と言うあれですな。 #inou2
2010-06-13 12:42:37例としては、ルールブックでは「『万田 沙羅』で火属性」なんかが挙がってます。まんだ さら→サラ・マンダ→サラマンダー、というわけ。まあここまでこだわらなくても、たとえば「氷室 唯」くらいでで氷属性PCにボーナスはつくんですが。ひねった方が盛り上がるのは盛り上がります。#inou2
2010-06-13 12:48:33ルールの目的としては、『セッション前にPCについて名前で一通り盛り上がってお互いのPCに興味を持ち、理解を深める。また、PL同士も打ち溶け合えるようになる』といったところでしょうか。 #inou2
2010-06-13 12:48:50引いたわりに大したことのない実運用上の話。この、『漢字や意味が属性と関係あるか』は完全にGMの判断にゆだねられます。基本的にはGMはびしばしPLのアイデアを認めるといいでしょう。…まあ、身内相手だと「もーちょい!もーちょいインパクトを!」とかやったりもしますがw #inou2
2010-06-13 13:53:15昨日に引き続き、異能使い第二式の話。今回は予感システムについて。 シーンに「予感」が設定され、これと引き合う「予感」を消費してPCはシーンに登場できる……というもの。逆に言うと引き合う「予感」をもってないと登場できないわけで、巷ではこのシステム非常に評判が悪いです。#inou2
2010-06-14 22:42:12ただ、たとえばBoAのシーンタロットをGMが指定する様な形でシーンのイメージの統一には非常に効果を発揮する。OPでシーン予感が「崩壊」がならおそらく悲劇的なホットスタートでしょうし、逆に「愛情」なら守るべきNPCが出てくる……みたいにね。 #inou2
2010-06-14 22:44:19また、シーンPLは登場するときにシーン予感を追加できるのでそのシーン対する要望もそれとなく示すことが出来ます。シーン予感が「悲哀」のシーンに「共鳴」を追加して、悲しみを分け合いたい…とかですね。 #inou2
2010-06-14 22:47:28異能使い第二式、今日は大まかな世界観について。異能使いの世界には(原則的には)人間の姿をしながら普通の人間にはできないことをする、「異能者」と「魔性」という二種類の特殊能力者がいます。魔性は世の闇に紛れ人に仇なす存在であり、異能者はそれから人を守ります。 #inou2
2010-06-16 21:39:36彼らの存在は一般人には秘匿されなければならず、異能者一人ひとりの能力は(基本的に)魔性よりも弱いこともあって異能者は大抵何らかの組織に属して活動することになります。これらの組織は「異能機関」と呼ばれ、異能者のバックアップを行ったり魔性事件の情報操作を行ったりします。 #inou2
2010-06-16 21:46:31異能機関は複数存在しており、有名どころだけでも日本の「天武八家」、フリーの異能者が多く所属している「ワールドリンク」、宝具を使う中国系の「三仙会」、法王庁の「異端断罪課」、アメリカ国家機関「EXAS」、変わったところでは異能者の学校「六道学園」なんてのもあります。 #inou2
2010-06-16 21:53:01この異能機関、困ったことに基本的に仲が悪いです。例えば天武八家はその名の通り8つの家によって運営されているんですが、この家同士が互いに主導権を握るために足を引っ張り合っている。当然、海外の異能機関が「縄張りを荒らす」ことも良しとしません。…といった具合に #inou2
2010-06-16 21:56:07もちろん中には比較的仲がいい機関も存在しますが、それでも緩やかな協力関係……といった程度で目的が対立したら裏でこっそり相手を出し抜こうとすることも珍しくありません。つまり、互いに「絆」をもったPL同士でも組織の都合で対立することがしばしばありえるわけです。 #iinou2
2010-06-16 22:00:02この組織間のどろどろさが、「異能使い」の魅力の一つだと僕は思っています。「他のPCと目的が一致するとは限らない」中で妥協点を探ったり相手を出し抜いたり、あるいは組織を裏切って自分の信念を通す……燃えるシチュエーションだと思いませんかっ!w #inou2
2010-06-16 22:04:12最後に。今日書いた内容は、マグの解釈を多分に含むものであることをお断りしておきます。140文字の制限の中で異能使いの面白さを伝えるために色々省いたり誇張したりしたので、首をかしげるところがあるかもしれません。そういう場合は、訂正を入れていただけると嬉しいです。 #inou2
2010-06-16 22:07:05さて、第四回。今回は「異能力の準備」について。異能使い 第二式においては、異能力、特徴、霊装の3つは“準備”状態でないと使えません。“準備”というのは、ルールブックに載っている例えを使うなら「ホルスターに入った銃や鞘に入った刀を抜く」ことに相当する状態を指します。 #inou2
2010-06-17 21:50:27“準備”は【覚醒力】をコスト分支払うことで可能で、覚醒力の最大値まで異能力その他を準備することが出来ます。逆に言うといくら霊装や異能力を持っていても、覚醒力が足りなければそれらは一度に使用することは出来ないわけですね。#inou2
2010-06-17 21:54:32“準備”しておくものの変更は、戦闘時以外ならば基本的にいつでも出来ます。ですからミドルの間は何を準備するかに悩む必要はほぼありません。買い物のための特徴を使った後で、その特徴を情報収集するための異能力と入れ替えて判定を行う・・・といったことが可能なためです。 #inou2
2010-06-17 22:00:01ただし、戦闘中は準備するものの変更がセットアップフェイズに限定されます。このため攻撃用の異能力を用意すると覚醒力が足りなくて防御用の異能力が使えない・・・などと言う場合は、そのラウンドが攻撃重視か防御重視かターン頭に決める必要が出てくるわけです。 #inou2
2010-06-17 22:05:40これを突き詰めていくと、勝利するためには「そのターンに何をすればいいか」をターン頭で読まなければならなくなる。そのためには相手がどんな異能力を準備するかを読む必要があり、そのための材料として前のターンの行動を検討し・・・といった形で、かなり高度な戦闘ができる・・・ #inou2
2010-06-17 22:08:22・・・可能性を、異能使い 第二式は秘めています。残念ながら、「準備するものキャラクターが宣言する順番」も「NPCが準備する異能力を宣言する必要があるか否か」もルールブックに記述されていない現状ではあくまで可能性に過ぎませんが・・・。 #inou2
2010-06-17 22:10:20