浪江町から避難した人のお話と、その日の新聞、川内村のお話

避難された方がどの様な思いで日々を暮らしているのか。日常は間違いなくそこにもあり、全てが悲劇の必要はない。 ただ、それでも現実は厳然と存在します。 線量計を売るchappieさんの独白 と帰村宣言を出した川内村の記事。 続きを読む
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𝗰𝗵𝗮𝗽𝗽𝗶𝗲 @chappiekun

おととい郡山市に行ってきた。先日注文をいただいた放射線量計(20万円弱)が届いたので、買い物ついでに届けてきた。浪江町から郡山市へ避難してきた農家の方。今は知り合いから借りた半壊扱いの建物に住んでいる。そのお宅にお邪魔した。60代の夫婦とその親(80代?)の4人で暮らしていた。→

2012-05-01 10:18:25
𝗰𝗵𝗮𝗽𝗽𝗶𝗲 @chappiekun

「誰にも見せる機会がないからあんたに見せるよ」と原発事故関連の資料や新聞の切り抜きを見せられた。その方の自宅がある浪江町の地区は、原発事故後高濃度の放射性物質が降り積もった地区らしい。線量が高すぎで、一般的な個人線量計では測定範囲を超えてしまう(100μSv/h以上)そうだ。→

2012-05-01 10:24:49

100μSv/hに関して御本人から解説を頂きました


𝗰𝗵𝗮𝗽𝗽𝗶𝗲 @chappiekun

@J_Tphoto 100µSv/hは、100マイクロシーベルト/時間の事です。言葉足らずでしたが、その御宅の雨どいでは本日120µSv/hあったそうです。周りの表土でも40µSv/hあると今日電話で聞きました。今日一時帰宅して、今は郡山市に向かっているとのことでした。

2012-05-02 15:57:24

ここまで


𝗰𝗵𝗮𝗽𝗽𝗶𝗲 @chappiekun

浪江町に住んでいる頃は水稲ときのこを生産していたそうだ。「去年は体を動かさなかったから体かなまってしまった」と今年は郡山市内に田んぼを借りて稲作をするらしい。浪江から中通りに避難してきた人達の多くはいわきに住みたいという方が多いらしい。いわきに避難した親戚も多いと聞いた。→

2012-05-01 10:40:21
𝗰𝗵𝗮𝗽𝗽𝗶𝗲 @chappiekun

この方と会話していると怒りや憤りをまったく感じない。淡々と語り時には冗談を言い、事故前と変わらない世間話を沢山した。「高い線量計を買ったのだから何か問題があったらすぐに呼び出すよ」と笑いながら念を押された。私も時間があったらまた遊びに来ますと伝えて失礼した。→

2012-05-01 10:45:39
𝗰𝗵𝗮𝗽𝗽𝗶𝗲 @chappiekun

なぜ淡々としているのか、自分には想像も出来ない事が彼等を襲った。戻れないのでは?聞きたくてもきけない。仮の住まいでおじいちゃんとおばあちゃんはNHKを見ている。夫婦と自分は食卓でインスタントコーヒーを飲みながら会話をした。→

2012-05-01 10:55:22
𝗰𝗵𝗮𝗽𝗽𝗶𝗲 @chappiekun

とても高い線量にさらされたふるさと(浪江)に定期的に戻るという。思い出や財産がそこに残っている。時間があったら借りている田んぼにもお邪魔したい。そろそろ田植えを控え忙しくなるそうだ。親しくなったらもっと突っ込んだ話を聞こう。それまではくだらないネタ話を沢山持っていこう。(終

2012-05-01 11:01:14
𝗰𝗵𝗮𝗽𝗽𝗶𝗲 @chappiekun

線量計なんてものを売っていると自分に対する憤りと葛藤を憶えることが多い。他人の不幸にのっかって商売をしているわけだ。しかし不幸な目にあっている人ほど必要としているものでもある。私はこれを売って生活している。食べている。なんて世界だ。

2012-05-01 11:08:46
watanabe noririn @tetu0830

今日の日経で、川内村で避難先との二重生活を送る村民の苦悩が載っていたけど、公共機関がこんなダイヤの村で、二重生活を強いてる訳だ。どうせ車社会だろと言う人は、周囲を通る「酷道」と呼ばれる399号の険しい山道を一度通ってみて欲しい。 http://t.co/oqOdlQtt

2012-05-01 13:26:24
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すみません、会員限定記事でした。さわりだけですがこちらで御確認下さい

リンク s.nikkei.com 福島・川内村帰村 1カ月 続く二重生活、拭えぬ不安 :日本経済新聞 東京電力福島第1原発事故後、避難自治体で最初に帰村宣言した福島県川内村が3月26日に地元での行政機能を再開してから1カ月がたった。だが復興の道は険しく、戻った住民の多くは村外の仮設住宅などとの二重生