関連まとめ
スラムダンクやHH、村田れんじさんの画集などで写真トレースが判明した時、それらの方々が非難をあびなかったわけではないと思うのですが、それらの件と今回のマサオ氏への非難を比較した時に、マサオ氏への非難は度を越して大きいものである、と言えるでしょうか?
2012-05-04 05:14:29作品の売り上げについては、マサオ氏は前述のお三方に遥か及びません。 知名度についても同様です。 しかし、作品製作上の不正行為の結果は、そういった部分に直接的に反映されるものではありません。
2012-05-04 05:24:25反映されるのは、絵を描く個人としての評価という面についてのはずです。 彼の剽窃が、「絵柄を似せる」「難しい人体の形状を表現する」という点である以上、彼のトレースへの非難は、まず第一に当然それら技術的な面に向けられている、と考えるべきでしょう。
2012-05-04 05:28:19次に、剽窃を行って作られた作品によりマサオ氏は、「絵柄をとてもよく似せて描いたり、写実性の高い絵柄を描けるパロディ作家」という評価を受けていたように思います。
2012-05-04 05:32:48そしてこれらの部分について高い評価を得ていたということはすなわち、彼が持っていた作家としての前述のような評価の大部分が、剽窃した部分に由来していた(あるいは、していたと考えられる)ということになります。
2012-05-04 05:36:04彼のトレースが疑われる作品には、無償でweb上に公開されたものも多くあります。そしてそれらの作品群について「無料で公開されているのだから非難されるにあたらない」と言うような意見も唱える方もいらっしゃいます。
2012-05-04 05:38:51しかし、それら作品群の公開によって、彼は「ピクシブのトップランカー絵師」という(私にはその価値がいまひとつピンとこないのですが)名声と、それに関連したピクシブ運営との密接な関係、雑誌への漫画作品の採用といった利益を得ています。
2012-05-04 05:41:27「無料で公開している」が「公開した物品により利益を得ている」のであれば、悪質性が高く、十分非難されるに値する行為であると言えるでしょう。
2012-05-04 05:44:58例えばヒュンダイ自動車が、広告にミツビシランサーを使い自社製品としてアピールした場合、「無料で公開しているコマーシャルであるから非難されるに当たらない」とヒュンダイ側が見解を発表したらどうなるでしょう?
2012-05-04 05:45:46(このツイートは特定メーカーを非難するものではありません)(ミツビシランサーを○○○の○○○○に変えるだけであらふしぎ)
2012-05-04 05:46:43彼が絵を描くことによって得たものや作品の技術的評価が、剽窃に依存するものであったために、現在マサオ氏は広くからの非難を受けているのではないでしょうか。
2012-05-04 05:51:51作品の表現や評価の主な部分が剽窃であった、という面では一致しています。 しかしマサオ氏が剽窃により得たものは技術であり、カオスラウンジ梅沢和木氏の得たものは、あの作品に限らず、作品への印象・文脈・イメージです。 梅沢氏の稚拙なコラージュ技術は、稚拙といえど彼のものでしょう。
2012-05-04 05:56:50井上雄彦さんの『スラムダンク』の魅力に、NBAの写真をトレースしたことによる、躍動感溢れる身体動作の美や、バスケットボールという競技を正確に描写している点が大きく寄与していることは間違いありません。 ですが、『スラムダンク』の魅力はそれだけではありません。
2012-05-04 06:01:02主人公・桜木花道や流川・ゴリといったキャラクターの造型や、青春を描いた人間ドラマ等も大きな魅力の一つである、と私は思っていますし、多くの方も同様の印象を持たれているのではないか、と考えています。 マサオ氏やカオスラウンジ梅沢和木氏の作品については、はたしてどうなのでしょう?
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