ビジョントレーニングとディスレクシアの関係

視力・視覚の訓練(?)と読字障害の関係。 「特別支援教育士 臨床発達心理士 ビジョントレーニングインストラクター」で「LD通級教室担任」の方の連続ツイート。
1
西風 @nishikaze_8

①ディスレクシアの中核的な困難さはデコーディング(音韻操作)にあるという実感があります。視覚情報として認知した文字を滑らかに意味や音に変換できないことにより、音読がたどたどしくなったり、理解にまで余力を残せず、読めるけど分からないという状態になったりしているのかもしれません→

2012-05-06 21:03:48
西風 @nishikaze_8

②私が置いている軸足の1つにビジョントレーニングがあります。ご存じの方も多いと思いますが、ビジョントレーニングは眼球の動きを滑らかにすることにより、視覚情報を効率よく取り入れ、視覚からくるストレスを緩和したり、視覚機能を維持したり、フルに発揮したりするために取り入れられます→

2012-05-06 21:06:43
西風 @nishikaze_8

③音読が苦手なお子さんの中には眼球の動きが滑らかでなく、飛ばし読みをしたり、勝手読みとなったりするお子さんがおられます。また文字のまとまりを見つけるための素早い眼球運動が出来ないこともあり逐次読みになってしまうお子さんもおられます→

2012-05-06 21:08:47
西風 @nishikaze_8

④ディスレクシアの方においても同じで、眼球の動きが悪い上にデコーディングも負荷がかかるとなるとその読みの大変さはより強くなるでしょう。つまりディスレクシアなのか、眼球運動の未成熟さから来る読みにくさなのかを問わず、ビジョントレーニングを必要とするお子さんはおられると思っています→

2012-05-06 21:12:14
西風 @nishikaze_8

⑤ビジョントレーニングによりディスレクシアが治療できるわけではありません。ですが、読みやすさを高めることで時間はかかりながらも本を読みたいと思ってくれるように子どもたちに関わっていきたいと思っています。←

2012-05-06 21:15:50