文化審議会著作権分科会国際小委員会(第1回2010/06/18)
文化審議会著作権分科会国際問題小委員会、早めに来たが、担当者が来るまでロビーで待機せよとのこと(金融庁庁舎)
2010-06-18 09:32:54【知財】第10期文化審議会著作権分科会国際小委員会(第1回)平成22年6月18日(金)10時~12時 http://bit.ly/brpYit 冒頭非公開(選任)のため、傍聴者は廊下で待機中。
2010-06-18 10:02:59昨年度までの開催状況は http://bit.ly/9nIEvC に。平成13年度→2回、平成14年度→5回、平成15年度→6回、平成16年度→3回、平成17年度→5回、平成18年度→4回、平成19年度→1回、平成20年度→2回、平成21年度→3回、の開催です。
2010-06-18 10:03:23なお、小委員会下のWTとして、平成20年度は「国際ルール形成検討ワーキングチーム」→6回、http://bit.ly/ajONVk、平成21年度は「国際裁判管轄・準拠法ワーキングチーム」→11回 http://bit.ly/9zvxuS がそれぞれ開催されています。
2010-06-18 10:04:07本日の議題は、(1)主査の選任等について、(2)今期の国際小委員会の進め方について、(3)WIPO等における最近の動向について、(4)その他、となっています。
2010-06-18 10:10:00配布資料(以下3ツイート)資料1:文化審議会著作権分科会国際小委員会委員名簿、資料2:小委員会の設置について(平成22年2月15日文化審議会著作権分科会決定)、資料3:今季の国際小委員会の進め方について(案)
2010-06-18 10:13:42(続き)資料4-1:WIPO等における最近の動向について、資料4-2:アジア著作権会議について、資料4-3:日中著作権協議および覚書締結に関する報告、(続く)
2010-06-18 10:14:04(続き)資料5:スリーストライク制度に係る各国の状況、資料6:著作権関連国際会議等のスケジュール(以上)
2010-06-18 10:14:19資料3:今季の国際小委員会の進め方について(案)により事務局より説明。(1)国際裁判管轄、(2)インターネットによる国境を越えた海賊行為への対応への在り方、(3)著作権保護に向けた国際的な対応の在り方、(4)知財と開発問題、フォークロア問題への対応の在り方。
2010-06-18 10:18:31事務局:今期は、(2)インターネットによる国境を越えた海賊行為への対応への在り方、が大きなテーマになると考える。制度面と執行面の双方からの検討が必要。制度面についていわゆるスリーストライクについては、国内導入というよりも海外の実情調査が必要。
2010-06-18 10:20:49事務局:執行面ではコンテンツ業界との情報交換も重要。二国間協議、国内関連省庁との情報交換・共有も重要と考えている。
2010-06-18 10:25:29事務局:WTは設けず小委員会レベルでの検討としたい。スケジュールとしては、第2回(9月頃)、第3回(11月頃)に現状と課題について(企業からのヒアリング)、WIPOの状況、第4回(1月)に小委員会kのまとめ案としたい。
2010-06-18 10:27:14事務局:ACTAについては年内妥結を目指し、次回会合は6月下旬の予定。ここで交渉内容について検討するという段階ではなく、ACTAに盛り込まれた内容を報告する形になると思う。
2010-06-18 10:27:32山本委員:スリーストライクについて、業界からのヒアリングを行うことになっているが、すでに知財戦略本部等でかなり検討してきた状況。そのような状況でヒアリングをしても「意見を聴いた」だけになるのではないか?権利者側、プロバイダ側の意見も出尽くしている。
2010-06-18 10:28:03山本委員:海外での状況についても、フランスはプロバイダが実質1社でスリーストライク遮断で新会社は逃げられない、韓国はプロバイダは多いが国民総背番号で捕捉できる、という事情がある。そのような種々の事情を考えると、企業等からのヒアリングに意味がない。
2010-06-18 10:30:09事務局:課題設定の背景について補足する。インターネット上の著作権侵害については、ご指摘の通り文化庁だけではなく、知財戦略本部等でも取り上げられている。文化庁のツールとして、二国間協議、権利執行の支援という観点から報告検討いただきたい。
2010-06-18 10:33:56事務局:国内制度をどうするかということはこの国際小委員会での検討範囲を超えていると思う。スリーストライクについては、ISPを総務省が所管していることもあり、文化庁で望ましいと結論を出したとしても、そのまま導入とはならないだろう。
2010-06-18 10:34:13事務局:海賊版対策というときに問題となっている国にダメだダメだというだけでは交渉に乗ってもらえない。文化産業の振興、ビジネスという点からの説得が必要であり、そのためにビジネス現場の企業の方からのヒアリングを考えた。
2010-06-18 10:36:52山本委員:スリーストライクについては、日本の権利者が海外の導入国でそれを有効に活用して海賊版対策を行うことができるかの情報収集、調査が課せられた課題と理解した。ただ、それは企業からのヒアリングではうまく収集できないだろう。
2010-06-18 10:38:40