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toshihiro36
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中野:続いては「とくダネ!」の医療プロジェクトです。地域の基幹病院が変われば、医療現場にはどのような影響が出るのでしょうか。以前番組でお伝えした日大・光が丘病院の撤退問題。私たちは、その後を追いました。
2012-05-08 13:13:38VTRが流れます

<ナレーション> 地域の医療を21年間支えてきた日大光が丘病院が、幕を閉じようとしている。(3月31日時点) 病院の運営を日本大学から引き継いだのは、公益社団法人・地域医療振興協会。
2012-05-08 13:19:23
練馬光が丘病院・藤来管理者:「皆様とともに地域の発展に貢献します」という病院になれるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
2012-05-08 13:22:12
<ナレーション> しかし1カ月経ったいま…浮き彫りになった医療レベルの低下。その厳しい現実を問うと…(志村区長、問いかけに無言)なぜ練馬区は協会を選んだのか。そこには知られざるやり取りがあった。「日大が一番いいと思う」 追跡:日大光が丘病院撤退問題第二弾、守られなかった医療水準。
2012-05-08 13:28:41スタジオに戻ります

小倉:前回とり上げた時に「いろいろ危惧される問題がある」というお話だったんですが、どうやらそのままの現状になっているようですね。
2012-05-08 13:34:31
山本麻祐子:このお問題については「とくダネ!」で引き続き取材を続けてお伝えしているんですけれども、4月1日に病院は引き継がれてしまいました。経緯を簡単に説明します。もともとこの光が丘病院は練馬区の医師会が設立したものだったんです。
2012-05-08 13:39:58
山本:しかし、経営が破綻したということで、今度は日大があとを引き継ぎました。この日大の病院なんですが、東京都北部ひいては埼玉の小児救急の一大拠点として大変住民の方に信頼されていて、頼りにされていた病院だったわけなんです。
2012-05-08 13:44:58
山本:しかしこちらも赤字で経営が苦しくなって、支援をめぐって練馬区と話し合ってきたんですが、交渉が決裂し3月31日をもって撤退することになりました。そして4月1日からは「日大と同等の医療水準を保つ」という公約のもと、地域医療振興協会が後を継いだわけなんです。
2012-05-08 13:51:09VTRが流れます

<ナレーション> かつて地域の基幹病院としての役割を果たしていた日大光が丘病院。特に小児救急では年間8000人以上の患者を受け入れていた。だが運営が地域医療振興協会に引き継がれた現在、患者数は1日平均147人と大幅に減少。それもそのはず、医師の数が121人から66人に減っていた。
2012-05-08 14:02:03
<ナレーション> 住民の頼みの綱だった小児救急では、信じ難い体験をした人も。4月11日未明、激しい腹痛を訴えたA君。母親は救急相談ダイヤルに電話。緊急性があると診断され、練馬光が丘病院に電話をかけた。
2012-05-08 14:06:33
A君の母親:突然の腹痛で、下痢と嘔吐がない。急に痛みがひどくなったり緩くなったりを繰り返すので…「早く診ていただきたい」と。そうしたら先生の方から 「嘔吐・下痢症だと思うので、大丈夫じゃないですか?」というお話が。
2012-05-08 14:10:50
<ナレーション> 対応に不安を感じた母親は、あわてて別の病院へ。A君の診断結果は「腸重積」。治療が遅れれば命にかかわる病気だった。医療水準の低下は、こんな現実もまねいていた。
2012-05-08 14:17:46
<ナレーション> 野田英太郎君(2)が患っているのは、全身の筋肉が動かなくなってしまう脊髄性筋委縮症。人工的に呼吸を管理しなければ生きられない。日大光が丘病院のの医療技術が命を支えていた。家族は今まで通り、自宅から近い光が丘病院での対応を望んでいたが…
2012-05-08 14:26:42
英太郎君の母親:引き続き診ますということは言われたんですけど、肺炎がひどくなったら他の病院に行くってことになると…今まで受けられたものは、受けてもらえなくなったんだなというのは…
2012-05-08 14:31:01