温節譲容誠実信の好循環

「温・節・譲・容・誠・実・信」の循環は、人付き合いの点でも、子育ての点でも重要なことだと思われる。その逆の「冷・恣・傲・狭・背・虚・疑」の悪循環に陥ると、誰からも毛嫌いされ、子どももうまく育てられなくなる。
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shinshinohara @ShinShinohara

父から教えてもらった言葉で、気に入っているものの一つに、「温・節・譲・容・誠・実・信」がある。人との接し方、あるいは子どもの育て方の基本としてまとめられたものだ。

2012-05-08 18:23:45
shinshinohara @ShinShinohara

人に温かく接することができて初めて、相手に「この人にはきちっと向き合おう」(節)と思ってもらえるようになる。人に節度をもって接するようにして初めて、「この人に対しては謙虚に向かい合おう」(譲)と思ってもらえるようになる。

2012-05-08 18:28:46
shinshinohara @ShinShinohara

謙虚な姿勢で人と接するようになって初めて、欠点が少々あっても許容してもらえるようになる(容)。他者の欠点を自分が許容するようになって初めて、「この人には誠意をもってつきあおう」(誠)と思ってもらえる。

2012-05-08 18:30:48
shinshinohara @ShinShinohara

何事にも誠意をもって取り組むようになって初めて、「この人にはちゃんとした結果を見せるようにしたい」(実)と思ってもらえる。一つ一つの実践を大切にすることによって初めて、「この人のことは信じられる」(信)と思ってもらえる。

2012-05-08 18:32:56
shinshinohara @ShinShinohara

子どもに対してもそう。温かく(温)接しなければ、子どもに折り目節目をきっちりする(節)。ことを教えられない。自分が節度を持っていなければ、子どもに「○○ちゃん、そこは△△ちゃんに譲って上げようね」(譲)と言っても聞いてもらえない。

2012-05-08 18:36:44
shinshinohara @ShinShinohara

自分に謙虚さがなければ、子どもに人を許す優しさ(容)を教えられない。自分に人を許し、受け入れる度量がなければ、子どもに「人間は欠点があって当然、だからこそ誠意をこめて何事もしなければならないんだよ」(誠)と教えられない。

2012-05-08 18:40:04
shinshinohara @ShinShinohara

自分が誠意を込めて日常を送っていなければ、子どもに「何事もおろそかにせず、一つ一つをきっちり実行しなさい」(実)とは教えられない。自分が実践を大切にできていなければ、子どもに人を信じる心(信)を伝えられない。

2012-05-08 18:42:02
shinshinohara @ShinShinohara

「温・節・譲・容・誠・実・信」の逆、「冷・恣・傲・狭・背・虚・疑」になると、大変なことになる。

2012-05-08 18:44:08
shinshinohara @ShinShinohara

人に冷たく接する(冷)ようにしたら、「こんなやつ相手にしてられるか」と、好きなようにされてしまう(恣)。自分が好き勝手に行動するようになると、見くびられて傲慢な態度を取られるようになる(傲)。

2012-05-08 18:49:02
shinshinohara @ShinShinohara

傲慢な態度を取っていると、周囲から「あいつは偉そうにしているけどこんな欠点がある、前にはこんなことをやらかした」と、欠点を許してもらえなくなる(狭)。「あいつのこんな所が気に入らない」と狭量なところを見せていると、「この人とは付き合いきれない」と、裏切られるようになる(背)。

2012-05-08 18:51:54
shinshinohara @ShinShinohara

人に背を向け、裏切る行為を繰り返していると、「こいつにきちんとしたことをしてやる必要はない」(虚)と思われるようになる。口ばかりで実行が伴わないと、「こいつ、また俺を騙そうとしているのか」と、信じてもらえなくなる(疑)。

2012-05-08 18:54:51
shinshinohara @ShinShinohara

「温・節・譲・容・誠・実・信」の好循環で回していけば、人から信頼され(信)、結果を示そうと努力してくれ(実)、誠意を示してくれ(誠)、失敗や欠点があっても受け入れてくれ(容)、謙虚な態度で接してくれ(譲)、きっちりとした姿勢で臨んでくれ(節)、温かく迎えてくれる(温)。

2012-05-08 19:01:18
shinshinohara @ShinShinohara

「冷・恣・傲・狭・背・虚・疑」の悪循環になると、冷たい態度であしらわれ(冷)、好き勝手され(恣)、傲慢な態度を取られ(傲)、欠点や失敗を許してもらえなくなり(狭)、裏切られ(背)、実のあるところを示してくれる人はいなくなり(虚)、誰からも信じてもらえなくなる(疑)。

2012-05-08 19:04:24
shinshinohara @ShinShinohara

人間は冷たいものかもしれない。好き勝手したがる生き物かも知れない(恣)。人を見下したがる生き物かも知れない(傲)。すぐに人を恨む生き物かも知れない(狭)。裏切りを繰り返す生き物かも知れない(背)。ウソを付いてばかりかも知れない(虚)。信じられる生き物ではないかも知れない(疑)。

2012-05-08 19:14:29
shinshinohara @ShinShinohara

しかし。だからこそ。人を信じなければ実のあるところは示してくれない。実践を怠れば誠意は示してもらえない。誠意を見せなければ欠点を許容してもらえない。人を許容しなければ譲ってもらえない。自分が譲らなければ節度ある態度を取ってもらえない。節度がなければ温かく迎え入れてもらえない。

2012-05-08 19:18:47
shinshinohara @ShinShinohara

「冷・恣・傲・狭・背・虚・疑」の悪循環でついつい回したくなるのは人の性だ。しかし、「温・節・譲・容・誠・実・信」の好循環で回せるのは人の知恵だ。感情に流されず、知恵の教えるとおりに実践できるか。それをいつも自らに問い直さなければならぬ。・・・あまりちゃんとできていないけれど。

2012-05-08 19:29:04