ブレトン・ウッズ体制の黄昏~これから来る本当の金融危機

しわさんのツイートをまとめました。
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しわ@非公開 @ShiwaBrewing

ちょっと面白い記事があったので備忘録がてら連投でご紹介。お目汚し失礼。レーガン政権の時、第25代目の行政管理予算局局長に若くして迎えられたDavid Stockman氏が今月4日にインタビューを受けて話した内容を要約した記事です。

2012-05-11 00:38:30
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

①米国株式市場は政府の量的緩和と言う名目で支給された銀行救済資金で支えられて居る状態だ。今後、この状況から、どのような展開になるのか?だが、まず現在の状況は30年続いた累積した財政赤字の膨張破裂寸前。 野球試合で言えば、9回目裏。それも下手な試合。

2012-05-11 00:39:15
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

②量的緩和はこの累積赤字膨張を更に膨らましただけである。本来、政府は金融機関を正常にしなければならないのだが、反対に放置している。その為、債券市場が危機にある。欧州では、既に債券市場破綻となっており、直ぐに米国にも津波が押し寄せて来るだろう。

2012-05-11 00:40:29
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

③米国連銀は、現在の方針や手法を変えなければならない。連銀は15T$の米国経済を一体どうするのか?を考えて、財政計画責任者として行動をしなければならない。

2012-05-11 00:41:08
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

④ところが、連銀は、マネーの価値や資本借り入れの金利不正操作をして資本調達市場を破壊しつつある。無理矢理のゼロ金利状態なので、金利が発する警告信号は音もしないし、オペレーション・ツイスト操作で金利のイールドカーブは完全に操作されている。

2012-05-11 00:41:59
ろろ @roro_yameroTPP

@ShiwaWoshite オペレーション・ツイストは、中央銀行が長期証券の買い操作と短期証券の売り操作、あるいは長期証券の売り操作と短期証券の買い操作を同時に行うことにより、通貨の供給量(資金量)は基本的に変えずに、長・短金利を逆の方向に動かす市場操作(オペレーション)をいう。

2012-05-11 00:43:41
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑤此の資本調達市場は、資本主義の心臓なのだが、もう鼓動停止になっている。今、絶対に必要なものは、資金調達。その調達先、資金の源泉である国民の貯蓄は、もう枯渇状態。

2012-05-11 00:42:31
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑥ウォール街は、オーバーナイトで殆どゼロ金利の超短期資金を借り入れて、例えば利率2%10年物国債等を買って、極楽とんぼ状態で鞘稼ぎをしている。連銀はウォール街の人質かロボットになっているのだ。

2012-05-11 00:42:57
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑦現在が30年目の膨張破裂の野球9回裏で、最終結果がどうなるかですが、まずその切っ掛けになるのは米国の国債市場の破綻でしょう。固定金利収入が得られる大事な市場の心臓部分ですから、世界金融市場の破綻となるはず。

2012-05-11 00:43:23
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑧今や市場は、連銀が金利を管理しており、薬漬け状態である。全ての利率、スプレッドは市場で自然に市場バランスで形成されたものではなく、非現実のものである。

2012-05-11 00:43:59
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑨本来的には貯蓄や投資の需要と供給バランス、そして未来の物価上昇リスク等から自由市場の中で形成されるものですが、今や市場は、価格形成には関係しておらず、全ての価格は連銀が独裁的に決めている。

2012-05-11 00:44:20
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑩他方、ウォール街は、連銀の次の動きを先読みして、大儲けを企んでいるだけです。 ヘッジファンドの運用担当トレーダー、ディ・トレーダー達は、連銀がスーパーマンだと信じているが、もしその信仰が消えれば、今度はさっさと手仕舞いするはず。

2012-05-11 00:44:55
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑪そして、もう利益が出ないと判れば、米国国債等誰も買わなくなるはず。もし前述の10年物米国債の価格が2%下落すれば、スプレッドは消えてしまう。そうなれば、借金して米国債を買っているのだから、米国国債市場はパニックになるだろう。この時こそが人々が「王様は真っ裸」と知る瞬間になる。

2012-05-11 00:45:30
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑫もう今や2008年と同じ状態ではないのだ。何処が違うかと言うと2008年当時は不動産担保証券の問題であり、その信用破綻だった。

2012-05-11 00:46:03
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑬つまり危険リスクの高いサブプライム等を裏付けにした証券資産の腐敗だったのだ。これからは、そうではなく、米国債や、その他のリスクの少ない安全な資産クラスの証券の信用破綻の話なのだ。

2012-05-11 00:46:19
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑭もしトレーダー達がスーパーマン連銀に対する信仰を無くせば、どうなるかだが、今 やっているキャリー・トレードを手仕舞いしていくはず。居てヘッジファンドへ投資している一般投資家は、解約をして返金を要求するはずだからである。

2012-05-11 00:47:02
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑮しかし、次の信用危機に至った場合は、売り手はも買い手が消えて、中央銀行が緊急の買い支えをしない限り、ゼロへと下落していくだろう。

2012-05-11 00:47:13
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑯となると、今後 世界中の中央銀行が、買い支えを出来るのかどうかが問題となる。米国連銀のバランスシートは既に不良資産の買い上げでパンパンの状態である。

2012-05-11 00:48:12
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑰2008年9月時点のリーマン破綻で900B$。その後バーナンキ議長はヘリコプターからばら撒いて今や3T$弱の腐敗資産で満腹状態。

2012-05-11 00:48:29
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑱つまり3倍に増えたのだ。これから更に3倍もの腐敗資産を買い上げられるのかどうか?だが 私は、もう無理だと思う。米国だけの問題ではなく、全世界が同じ状態なのだ。

2012-05-11 00:48:57
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑲全世界のトップ8位までの国々の中央銀行のバランスシート合計は2008年9月以前時点で5T$、それが今や15T$の3倍に増加している。

2012-05-11 00:49:08
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

⑳もし国債市場から買い手が消えれば、政府は債務不履行になるか?どうかだが、米国の場合は、毎週20B$の国債を売らないともうやっていけないのだから、もし買い手が消えれば、金利を上げるしか手段は残されていない。

2012-05-11 00:50:38
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

㉑そうなると政治家達のお尻には火が付いて、彼らが出来る事は「どうしよう? どうしよう?」と喚き散らして騒ぐ事しか出来ないはず。

2012-05-11 00:50:53
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

㉒政治家は、これまで何十年間も「大丈夫だ!問題は無い!」と嘘を言い続けてきたツケを支払う事になるが、結局は何も達成できず社会は混乱に陥るだろう。綻びの始まりは国債市場で、もうそうなると全部が売り!売り!売り!一色。

2012-05-11 00:51:14
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

㉓つまり現在、世界中の全ての金融商品、株式、債券、商品、通貨が実体以上のオーバーバリュー状態なのだ。原因はペーパーマネーの過剰バラマキであり、決して実体経済から出てきた価格ではない。

2012-05-11 00:51:49