"音楽批評"論争がもたらしたあなたのわたしの音楽批評

高橋健太郎氏と微熱王子氏による音楽批評を巡る論争が先日起きました。取り巻くギャラリーの感想と共に「激論!音楽批評とは? -高橋健太郎 vs. 微熱王子-」(http://bit.ly/J3oeUZ)としてまとめました。 まとめ記事をアップしたのが11日深夜。同じネタを扱ったあぶさん氏(@absolute_empty)の「音楽批評についてのやりとり」(http://bit.ly/KOb0pE)は1日早く公開されています。過熱するふたりのツイートを目の当たりにしたり、2本のまとめ記事を読んだりした人たちが次々に自分の思う音楽批評について呟き始めました。 本記事はふたりの音楽批評観を改めて取り上げるのと同時に、そうした様々な音楽批評についての考えをまとめたものです。 続きを読む
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文筆家・音楽制作者・OTOTOYプロデューサー・NPO APAST理事
高橋健太郎氏(@kentarotakahash)

※まとめ記事「激論!音楽批評とは?」と重複多し

kentarotakahashi @kentarotakahash

音楽批評は何よりも「音楽」を批評するべきであろう。「人脈」を批評したり、「音楽批評」を批評したりするのではなく。

2012-05-09 12:07:28
kentarotakahashi @kentarotakahash

「それらも」は当然でしょう。が、誰々が参加して、どこで評価されて、ということばかり書いてある。それを削ると、何も残らないような記事がある。 QT @BN2OG 人脈や音楽批評が音楽に影響を与えているなら音楽批評はそれらも対象にすべき

2012-05-09 13:34:19
kentarotakahashi @kentarotakahash

あのさ、そんなの誰でも出来るんだよ、このネット時代には。プロに求められるのは、面白いことを言えること、書けること。 QT @BN2OG 知らない音楽に触れたときでも時間をかけて説明に必要な資料や言質を引っ張ってくるのがプロだと思いますけどね。

2012-05-09 19:05:52
kentarotakahashi @kentarotakahash

僕も基本同じ。テキストをサウンドに先行させない

2012-05-09 19:20:26
kentarotakahashi @kentarotakahash

資料に当たっただけで、対象を説明できると思ってるんだ。だとしたら、特定の対象の資料を網羅したマニアが一番それを語れる。 QT @BN2OG 逆だね。ネットで誰でも自分の引き出しで音楽を語れる時代だから資料にあたるコストをかけてきちんと対象を説明できる人がプロでしょ

2012-05-09 19:31:26
kentarotakahashi @kentarotakahash

違わないよ。アドバンス音源だけ、資料は何もなしでタイトな締め切り目のライナーノーツ書かなきゃいけないことだってあるんだから。そこでどういう「引き出し」を持っているかが重要。QT @BN2OG 違うでしょ。アウトプットするまでに時間あるんだから RT @: 物書きだって同じ。

2012-05-09 19:34:30
kentarotakahashi @kentarotakahash

資料集めればできる説明で良いんだったら、バイトにやらせればいい。プロの物書きがやる必要ない。 QT @BN2OG 説明はできますよ。批評はその説明にプラス論考が必要だから誰にでもはできない。

2012-05-09 19:36:13
kentarotakahashi @kentarotakahash

それは音楽は何のためにあるのか?という質問に近いですね。書く目的、読む目的は人それぞれでしょうが、私の場合でいえば、娯楽ですね。QT @komtarr @kentarotakahash すいませんちょっと質問なんですが、音楽批評は何のためにあるのでしょうか

2012-05-09 21:43:06
kentarotakahashi @kentarotakahash

あ、あと書く目的は、金の為です。 @komtarr

2012-05-09 21:48:33
kentarotakahashi @kentarotakahash

その通りです。それは全ての批評行為が持つアンビバレントな側面です。 QT @komtarr もしその切り口で話をするなら相当その人自体がクソおもしろいか、文章自体が面白くないとコンテンツとして成立しない。しかし、そのコンテンツとして成立させると元の題材の音楽が関係なくなってしまう

2012-05-09 21:45:13
kentarotakahashi @kentarotakahash

はい、それは時代を遡ると渋谷陽一理論」というのがありまして、渋谷さんは自分が音楽について書くという行為は音楽家が音楽するのと同等の行為であるとしたんですね。QT @komtarr 「娯楽」ですか。それは音楽とは離れて独自のコンテンツとしての「娯楽」という認識でいいのでしょうか

2012-05-09 21:59:05
kentarotakahashi @kentarotakahash

僕はその頃はそれに反対の立場でした。音楽あって初めて音楽について書ける。自分の書くものは、音楽消費者へのガイドで良いと思った。「暮しの手帖」でいいと当時、書いたことがあるようです。が、時を経て、渋谷派に転向@komtarr

2012-05-09 22:00:06
靴底インシデント @komtarr

@kentarotakahash 転向されたきっかけみたいなものはあったんでしょうか?「音楽消費者へのガイド」ではなく、「ライティングとは表現行為である」という方向に向かうきっかけや事件などあったんでしょうか?

2012-05-09 22:10:14
kentarotakahashi @kentarotakahash

この話は一昨年の2月19日に書いています「暮しの手帳」派で、ロッキオン的な自分探しのための音楽批評に批判的だった僕がなぜ、渋谷陽一派に転向したか。08:48:34から09:24:25まで。今はまた違う考えもあるけれど。 http://t.co/C71FHDe8 @komtarr

2012-05-09 22:12:55
kentarotakahashi @kentarotakahash

2月19日はその後、大変なことになるので、それ以上は読まない方がいい。

2012-05-09 22:19:50
靴底インシデント @komtarr

@kentarotakahash 今読み終わりました。サンプリングといういわば「引用」行為が批評性をすでに兼ね備えているもので、文章などもそうなってゆく(というか自然にそうなっている)、自らが進んで表現者になることが、批評活動に結果としてつながっていく・・・ということでしょうか。

2012-05-09 23:27:33
kentarotakahashi @kentarotakahash

@komtarr 当時の感覚としては、そういう中で変わっていきました。音楽家が過去の音楽に対する批評行為の中から別の音楽を生み出すのと同じように、音楽批評も批評という行為を通じて、一つのエンターテイメントに到達したいそこをめざさないと同時代の音楽に反応していることにならないと。

2012-05-09 23:32:28
kentarotakahashi @kentarotakahash

@komtarr ただ、それは20年も前のことで、今はまた、違う感覚もあります。それについて書くのは、これはまた大変です。

2012-05-09 23:33:38
kentarotakahashi @kentarotakahash

それは物書きは言っちゃいけないと思うよ。面白いか面白くないかは読み手が決める。 QT @andoh3 高橋さんは「面白いことを言える」というとき、どういうのが「面白い」かを説明すればいいと思うし、微熱さんは「きちんと語る」の「きちんと」が、一体どういうことなのか言えばいいと思う

2012-05-10 02:59:12
kentarotakahashi @kentarotakahash

「きちんと」も同様で、物書きがこんなことを誇ったら終わ。QT @BN2OG その音楽のバックボーン、アーティストの考え方、シーンの立ち位置、歴史、現在のシーンのモード等などを理解したうえで、必要な情報を取捨選択、整理して説明するということです。 RT @andoh3 微熱さんは

2012-05-10 03:04:08
kentarotakahashi @kentarotakahash

人からよく調べてますね、と褒められるのは悪いことじゃないけれど、自分はこれやってるなんて誇るのはカッコワルイよねえ >その音楽のバックボーン、アーティストの考え方、シーンの立ち位置、歴史、現在のシーンのモード等などを理解したうえで、必要な情報を取捨選択、整理して説明

2012-05-10 03:09:40
kentarotakahashi @kentarotakahash

だいたい、そんなルーティンだけで、面白い原稿書けたら苦労ないし。

2012-05-10 03:10:34
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