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深夜から未明にかけて夜更けの「本格ミステリ」語り(本格ミステリ大賞の話題に触発され続き)

あれ?続きになってるのかな? 一応「未明から早朝にかけて夜明けの「本格ミステリ」語り(睡魔で中断…続きは未定)」の続編ってことで…。
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じねん @jinensai

思いつきを少々語ってから寝よう。

2012-05-13 03:28:25
じねん @jinensai

「本格ミステリ」についていざ語ろうとする時、ネックになるのは「ミステリ」概念のあやふやさもさることながら、「本格」という単語の持つ魔力的な響きの強さのように思う。王道、正義、基本、純然、etc...。冷静な判断が出来ない原因には日本的な「言霊」の問題がありそうだ。

2012-05-13 03:29:07
じねん @jinensai

以前「自律換装型概念」とつぶやいたこともあるけれど、その時代その時代の要請や水先案内人の有無、画期的作品、評論、事件などによって「本格」という看板は同じでも内実は変化して来ているし、作者、読者個々の立ち位置や姿勢の違いもある。

2012-05-13 03:29:42
じねん @jinensai

どういう要素、どういう状態を「本格」と定義するのかを建設的に議論するためには「本格」を一旦「タグ」化し、言霊の魔力をキャンセルする段階を踏まねばならないかも知れない。意識の置き所、メガネの焦点距離、スタンスをまず整えるということから。

2012-05-13 03:30:18
じねん @jinensai

一度でも巨人のユニフォームに袖を通せばOBを名乗れる弊習を引くまでもなく「タグ」に本来意味は無い。意味があるのは「本体」の方だ。まず「本体」を「本体」として認識するのが第一段階。その上で「何がどういう状態にある」ものが「本格」なのか構造を共有することだと思う。

2012-05-13 03:30:59
じねん @jinensai

作品世界で登場人物が動き回る様を時に登場人物に自分を重ね合わせ、時にスタンドで登場人物たちの行動を俯瞰することによって読者はミステリを楽しむ。なおかつ初期には懸賞クイズや挑戦状で読者自身が作品世界に参加できるというメタな「組み込み」も存在した。

2012-05-13 03:31:39
じねん @jinensai

作者と読者のやりとりを前提とした「問い掛け」行為がミステリを特徴付けている。簡単にいえば「謎かけ」である。読者からの「これはどういうこと?」へのアンサーというプロトタイプの謎もあれば、作者からの「ここがおかしいよね?」というクエスチョンの謎もある。

2012-05-13 03:32:28
じねん @jinensai

作者と読者が「謎」を共有してやりとりする双方向なジャンルだからこそ、従来の自閉的な小説とはカラーが違っていたのだし可能性も感じられたわけで、(クソ真面目な国民性ゆえに)専門化しすぎると双方向性を失い、お互いの顔も見えないという事態に陥ってしまう。

2012-05-13 03:33:20
じねん @jinensai

「問い掛け」のタイミングやセンスが優れていれば、あるいは「謎」すら必要ではないかも知れない。読後に「謎」の存在があらためて認識されることもある。作中の「やりとり」の過程で活性化した脳が自ら二次的なストーリーを紡ぎ、本来のストーリーとのギャップに悶える。

2012-05-13 03:33:55
じねん @jinensai

こうした読者の作者化とともに作者も「未知から既知へ」というストーリーラインと真逆な「既知から未知へ」というストーリーラインを案出する。つまり「日常の謎」だ。作者と読者は互いの立場の互換とそれに伴うギャップに萌えている。

2012-05-13 03:34:34
じねん @jinensai

「本格」の状態の共通要素を照らし合わせて行くと、前述のミステリの特徴が「対面形式」な状態といえるかも知れない。ハードボイルドは「相棒形式」でサスペンスは「逃亡形式」とか…。むろん、それらを特等席から見物する選択もできるのだが…。

2012-05-13 03:35:29
じねん @jinensai

言葉を換えれば各々「作者と読者」、「探偵と読者」、「設定と読者」のやりとりであろう。もちろんこれらは複雑に混合して、それが作者の個性・読者の個性ともなっているわけだが、比重がどこに置かれているかである程度の目安は立てられるであろう。

2012-05-13 03:36:03
じねん @jinensai

「名探偵」の存在意義とは、読者の作者化した化身、あるいは作者の読者化した化身として「謎」への解答を提示したり「謎」の存在を指摘したり、あるいはその両方をこなすユーティリティー・プレイヤーとしてであろう。「名探偵」は作者の分身でありながら読者の分身でもある。

2012-05-13 03:36:48
じねん @jinensai

「新本格」のムーブメントとは従来の流れ自体を「素材」化することで、読者との新たなやりとりの「手段」とする動きではないか。従来の作家がいわゆる「こき下ろし」へ動いた心因の内には、積み上げてきた伝統や実績を「ネタ化された」という誤謬(?)もありそうだ。

2012-05-13 03:37:45

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