人文系出版社とその潮流(ry vol.1.5 

(2010.1.9-10) そのご数日間で話していたこと。外語著作の翻訳料、90年代の国内のもろもろの雑誌動向、太田出版の位置、etc. vol.1 「人文系出版社とその潮流、執筆者と編集者の系譜(主として90年代以降)」 http://togetter.com/li/2807 vol.1.7 「人文系出版社とその潮流(ry vol.1.7」 http://togetter.com/li/126481
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@ttt_ceinture

「人文系出版社とその潮流(ry」にいつの間にかはてブできてた。http://bit.ly/5X0Hr3

2010-01-09 20:32:30
@ttt_ceinture

QT sakstyle: 出版 青土・河出中心。人文系は数十人の編集者で回っている話。/ところで、ここのまとめには出てこないけれども、人文系編集者というと僕は講談社の上田哲之が思い浮かぶんだけどhttp://bit.ly/6RluUL

2010-01-09 20:32:37
@ttt_ceinture

これ見て思い出した。講談社の講談社現代新書で鬼界のウィトゲンシュタイン本や、ウィトゲン『哲学宗教日記』や、入不二氏の新書、あとは、郡司ペギオ幸夫の新書などを担当していたのも上田哲之ですね。のちに雑誌『RATIO』の編集長になる。

2010-01-09 20:35:40
@ttt_ceinture

ほかにも、『情況』の大下編集長への移行期とか、仲正昌樹の『情況』へのブレイン活動とか(大下編集長時代になってより顕著に)、「あ、言い損ねてた」な箇所はいくつかあったのでした。

2010-01-09 20:37:03
@ttt_ceinture

(忘れられた頃にでも、この4投稿はまとめのコメント欄あたりにでも付加しておこう)

2010-01-09 20:40:49
@ttt_ceinture

.@sakstyle ツイッタアカウント持ってらっしゃったんですね。はてブコメントでの上田指摘について、ごくさらっとですが、TLで追記しておきました。確認してないけど、エスポジト『近代政治の脱構築』や岡田温司『イタリア現代思想への招待』もRATIO発ですから、上田関係でしょうね。

2010-01-09 21:05:42
intellipunk @intellipunk

@ttt_ceinture 改めて読んでミレニアムあたりにネグリブレイクの胎動が人文左派の中であっての『〈帝国〉』受容があったことがことを思い出した。

2010-01-09 20:45:42
@ttt_ceinture

@intellipunk こういう編年表を作ってまとめて、「ああ、あれもあったこれもあった」とやってもよかったのかも、と思った。http://www.ops.dti.ne.jp/~shr/wrk/2003b_t3.gif

2010-01-09 20:50:01
intellipunk @intellipunk

@ttt_ceinture 現代日本思想史学会とかいってw ただの偏った考現学になりそうです

2010-01-09 20:51:59
@ttt_ceinture

.@intellipunk そういう無駄にマニアックな知識収集になりかねんから、やめて正解かも、とも思うw でも、編集者・翻訳・邦語著作、雑誌、版元の動きを、それこそずらっとデータベース的にまとめてしまう暴力もありかもしれない。

2010-01-09 20:54:33
@ttt_ceinture

.@intellipunk あの話をしていたときに思っていたことは、編集者は著者の中堅以上層とかかわりあいつつ特集・刊行のコンセプトを立てるという意味で重要であり、価値があるものだが、同時に、編集者は権力者でもあり、功罪もある、ということでして、

2010-01-09 20:56:20
@ttt_ceinture

.@intellipunk 編集者当人たちがたとえ「黒子」のつもりであれ、言説空間に及ぼしている影響力や言説慣習への規定力はかなり大きい、という発想でもありましてね。だから、いろいろ複雑な話なんですよね。「誰々は偉い!」と単に言って済む問題ではなかったりする。

2010-01-09 20:58:02
intellipunk @intellipunk

@ttt_ceinture 『続ニッポンの思想』とかになりかねない。そういうのこそ『現代思想 臨時増刊「人文系出版社とその潮流、執筆者と編集者の系譜」』として欲しい!

2010-01-09 20:58:18
intellipunk @intellipunk

@ttt_ceinture 海外の哲学者の研究者とその翻訳者と編集の関係も、実は本になる部分では版権もあるので編集者のジャッジは大きい気がする

2010-01-09 21:02:06
@ttt_ceinture

.@intellipunk そう。どこどこが元気がいいよ! ということをレポしたいわけでもないし、シーンの推移を単に追いたいのでもないしね。そして、こういうのって関係者であればあるほど利害関係が根深くて、発言しにくいんでしょうから、沈黙のもとで進行するんですよね。

2010-01-09 21:00:51
@ttt_ceinture

海外の動向や叢書刊行、「英訳刊行」とかも平行してあるし、翻訳刊行の路線決定では特に編集者の力は大きいでしょうね。 RT @intellipunk: 海外の哲学者の研究者とその翻訳者と編集の関係も、実は本になる部分では版権もあるので編集者のジャッジは大きい気が

2010-01-09 21:09:37
@ttt_ceinture

.@intellipunk あとは、翻訳をしようという動機にはいくつかありえて、人文領域で世界的に話題になってる、もあれば、学術的な人材生産上の啓蒙価値、もあるし、これこれのコンセプトがいま必要だからという判断ありき、もあるし、錯綜している。

2010-01-09 21:11:46
@ttt_ceinture

.@intellipunk 裏を返せば、「たまたま」そうした動機が属人的に、慣習的に生じることなく、盲点のまま、書籍化しないままに留まっていたり、訳されていいはずのものが放置され続けていたり、という惨状もこれによって生じたりするし。

2010-01-09 21:13:29
intellipunk @intellipunk

@ttt_ceinture と同時に、友人に何人も人文編集者の卵として上手く行かない(社内の権力の中で出せなかったりする)若手がいるという現状も。前提として学問と経済、人文書に関しては商業的理由ってのにジレンマがつきまといます。

2010-01-09 21:17:03
@ttt_ceinture

.@intellipunk 社内のコンセプトや慣習をめぐる世代的対立やら、派閥的対立やら、立場の違いによる相互無理解やら、企画が受け入れてもらえないやら、版元内にあってもいろいろありそうですよね。で、こういうのは本当に言葉にされないし、それゆえに手付かずで強化されたりする。

2010-01-09 21:20:01
黒鮭虹鮭 @NijiKarainbow

翻訳・・・英語圏だと出版社の再編成や、版権の移動が多くてやりにくくなってるんだよなぁ。出版社が大手のグループに入った場合、上のほうが版権持ってたりして手続きが面倒だとはよく聞く。時間との勝負になるものもあったり、気づけば他のグループに翻訳権が回っていたり・・・

2010-01-09 21:13:34
@ttt_ceinture

翻訳権利取得をめぐってはエージェントや版元で違ったり、RT @NijiKarainbow: 翻訳・・・英語圏だと出版社の再編成や、版権の移動が多くてやりにくくなってるんだよなぁ。出版社が大手のグループに入った場合、上のほうが版権持ってたりして手続きが面倒だとはよく聞く。

2010-01-09 21:14:34
@ttt_ceinture

.@NijiKarainbow 国によっても版権取得方法や、価格が食い違っている、という、ベタにわかりやすい障壁も存在しているらしいですね。『現代思想』で翻訳が一時激減したのもこの種の問題の反映だと耳にしたことが

2010-01-09 21:15:39
黒鮭虹鮭 @NijiKarainbow

@ttt_ceinture 翻訳権も相見積もりになるので、国内でも競争になりますよねぇ。バカ売れすれば採算も取れていいですけど、そうはいかない現状もあるし。そういえば翻訳料って相変わらず固定なんだろうなぁ。

2010-01-09 21:19:56
@ttt_ceinture

「外国人のその著者」へのコネクションを研究者が持っている場合、権利取得に際して価格を抑えるように工作可能、というのを耳にしたことはありますが、これはイタリア語圏でも存在するんですか RT @NijiKarainbow: 翻訳権も相見積もりになるので、国内でも競争になりますよねぇ。

2010-01-09 21:21:51
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