武道にしろ有名なインストラクターにしろ、恐ろしく強い人は概ね腰が低く礼儀正しい。これは、これまで会ってきた師匠クラスの人がほぼそうだった。 (例外もいるが)
2012-05-14 00:07:35特に私の基礎を固めてくれた元海兵隊のおじちゃんは、なんとも気さくでフレンドリー。しかし、こと訓練の時は静かにスイッチが入る。すーっと、戦士の表情になっていく。初めて訓練を受けた時は、その技術もさる事ながら、その表情に背中に冷たいものが流れた。
2012-05-14 00:11:31その後、幾人かのインストラクターやその道のプロと交流を持ったが、ほぼ例外なくフレンドリーだし、総じてナイスガイだった。いつだったか、ある人にビールを飲みながら聞いたことがある。「どうして、そんなにフレンドリーなんだい?」と。
2012-05-14 00:15:06その人との詳しい関係は避けるが、某所で実戦を経験している人だった。 少し酔っていたので、もしかすると冗談だったかもしれないが、彼はこう言った。「仲間だからだよ」と
2012-05-14 00:18:36知人を介して、知り合ったのが数日前 半日ほど知人と一緒に色々と話しをしただけで、その後は2日間泊まりこみで訓練だった。 そして、訓練後に彼の家で肉を焼きながら、ビールを飲んでいた時の会話だ。
2012-05-14 00:23:03内心、「仲間」と言われたときに、心が踊ったのを鮮明に覚えている。 そして、その時こう返答した。「俺みたいな下手くそが仲間で良いのか?」 彼は、笑いながら答えてくれた。「上手い下手じゃない。そいつと一緒に戦いたいかだ」と・・・
2012-05-14 00:26:34@27108 文章に直すと凄いんですが、半分以上ジェスチャーや単語の羅列だったんで、締まらないですw
2012-05-14 00:44:40ビールで饒舌になっていたのか、更に彼は語を続けた。「お前は、上達したくて俺の所に来た。そして、俺のコースをクリアした。」「これは、お前が成長したって事だ。」「もしお前がBCを出た新兵で俺の所に来たら俺は同じように接する」 「それは、仲間だからだ」
2012-05-14 00:31:32その時、彼は戦場に出た経験を色々と話してくれた。 詳しい内容は言えないが、要約すると。敵に対しては「容赦なく」「激しく」攻撃しろ。 ただ、仲間には自分が後悔しないように仲良くしろと教えてくれた。
2012-05-14 00:35:42高いストレスのかかる戦場だからこそ、助け合える仲間は大切だし、次の瞬間には物言わぬ躯になる場合もある。 そんな時に、お互い後悔したくないだろ?と言っていた。
2012-05-14 00:38:41@SDTworks 内心、「変態」と言われたときに、心が踊ったのを鮮明に覚えている。 そして、その時こう返答した。「俺みたいなマゾが仲間で良いのか?」 彼は、笑いながら答えてくれた。「SかMかじゃない。そいつと一緒にアーッ!」と・・・
2012-05-14 00:43:02そして、彼はこう言っていた。 「お前は仲間だ。お前が死んだら俺は悲しい。 だから、訓練する。そして、お前が戦場に出て生き残ったら。」 「俺にビールを奢れ」・・・二人で笑った(笑)
2012-05-14 00:43:35@27108 いま、彼はリタイアして米某所で楽しく暮らしてますよ♪ たまにメールくれます(^^
2012-05-14 00:52:52あの時は、自分が映画の中に入り込んだような錯覚を覚えた。 ただし、その後俺は・・・・ 飲み過ぎて、庭でゲロ吐いたw
2012-05-14 00:49:24さて、昔話はこのぐらいにしよう。何故、俺がこんな話をしたか?本題に入ろう。訓練では、どうしても技術が中心となって如何に効率よく相手を仕留めるかを追求しがちになる。格闘やタクトレでは特にそうした傾向が強い。
2012-05-14 00:56:04しかし、心が伴わない技術はただの技術でしかない。別段、高尚な精神論を述べるつもりはないが、技術だけを追求すると、いずれ壁に突き当たる。多くの局面においてだ。
2012-05-14 00:58:51心の視野が狭くなると、得てして人間は独善的になる。実際の戦闘では、100通りの戦闘で100通りの答えがあり、選択肢は無限にある。絶対的な技術など存在しない。 視野が偏ったり自身の技術や知識に中途半端なこだわりがあると、その人間の成長はそこで止まってしまう。
2012-05-14 01:02:42OPEN MIND (オープンマインド)よく、海外の訓練機関でリストに記載されるこの言葉には、深い意味がある。
2012-05-14 01:04:04