普段の食品由来被曝は年間15,000ベクレル相当 #放射線のものさし
- JokeJokerM
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放射線量を実効線量であるSvの単位に換算してしまえば、人体に与える影響としてどの核種由来の放射線であっても、外部被曝も内部被曝も同等に数値を扱うことができますし、それらの数値を足し合わせて総量的な被曝量として考えることができます。
2011-12-17 10:21:26放射線量を実効線量であるSvの単位に換算する時は、それぞれの放射性物質の種類、外部被曝か内部被曝か、吸入摂取か経口摂取か、大人か子どもか、などの条件を違いを考慮して計算されます。
2011-12-17 10:23:37実例
前提条件が異なるため、計算結果はそれぞれ違っています。
kikumaco先生の場合
1kgあたりセシウムが2000Bqの牛として、僕はどうがんばっても200gが限度だから、400Bq。これはベクレルでいうとK40の4日分相当で、預託実効線量では、K40の一週間分くらいじゃないかな。5μSv程度の被曝だから、毎月食べてもいいな。ただし、高級和牛に限る
2012-06-12 10:09:00条件:食品由来被曝量は世界平均を採用、セシウム137=100% に設定。
預託実効線量は 400Bq × 0.000013 mSv/Bq = 0.0052mSv(5.2μSv)
普段の食品由来被曝量一週間分は 0.29mSv ÷ 365 × 7 = 0.0055mSv(5.5μSv)
せたがや食の安全・安心区民フォーラムの場合
→http://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20111020ik1&fileId=137
食品由来の被曝量は0.41mSv/年
これをセシウム137に換算すると約3万1500ベクレル
これは1年間に暫定規制値1キロ当たり500ベクレルの食品を約63キログラム摂取することに相当する
条件:食品由来被曝量は日本平均を採用、セシウム137=100% に設定。
0.41mSv ÷ 0.000013 mSv/Bq = 31538Bq
資料
放射性物質が健康に及ぼす影響
http://www.caa.go.jp/safety/ikenkoukan/pdf/kouenshiryo1.pdf
実効線量係数(ストロンチウム90、セシウム134、セシウム137)
食べものに含まれるカリウム40の量、チェルノブイリと福島のセシウムによる汚染の比較地図
「食べ物から 0.29 mSv/年」
食品中の放射性物質による健康影響について
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/dl/120117-1-02-02.pdf
食べものに含まれるカリウム40の量、日本人が食品から受ける年間線量は0.41mSv
放射性物質が減る仕組み(物理学的半減期と生物学的半減期)
「カリウムは、ナトリウムの排泄を促し血圧の上昇を制御するなど、健康を保つのに必要なミネラル」
「カリウムは自然界に存在し、動植物にとって必要な元素であり、その0.012%程度が放射性物質であるカリウム40」
フードコミュニティーいしかわ
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/syoku_anzen/documents/14gou.pdf
実効線量係数(カリウム40)
国際放射線防護委員会(ICRP)の放射性核種の体内摂取に伴う線量評価モデルについて
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001cyyt-att/2r9852000001cz7c.pdf
実効線量係数がどのように決められたか、体内動態モデル