橋下氏がMBS記者を罵倒した件について、とある市長の意見

記者から弁護士、そして市長との立場を経験された山下真・生駒市長(奈良県)のツイートをまとめる
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山下まこと @yamashitamakoto

http://t.co/Zh7S7ABD 橋下市長が記者会見でMBSの記者に対して、逆質問した上で、「もっと勉強してから質問しろ!」と切れられました。記者の質問の趣旨とあまり関係のないことにこだわられて、橋下市長の質問に答えない限り、記者の質問には答えないと。

2012-05-09 18:30:29
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山下まこと @yamashitamakoto

こうしたやり取りが30分近く続いています。この映像はさすがに30分も見るに堪えず、途中で見るのを止めました。私も記者会見をよくしますが、記者の質問は読者や視聴者の質問だと位置づけて、できる限り丁寧に対応しています。

2012-05-09 18:34:14
山下まこと @yamashitamakoto

私も新聞記者を少ししていたからわかりますが、記者はいろんなことを同時に取材しているので、大変忙しく、個々のテーマについて十分勉強する時間はありません。それは仕方ありません。日々の生活に忙しく、政治や行政のことをそれほど詳しく勉強する時間が確保できない国民と同じです。

2012-05-09 18:37:36
山下まこと @yamashitamakoto

ですから、記者が勉強不足であったとしても、私はそれを責めるのではなく、その質問は読者や視聴者の質問と思って丁寧に答えています。今回の橋下市長の対応は、明らかに行き過ぎでちょっと常軌を逸しています。恫喝という感じすらします。また、この記者がとんちんかんな質問をしているとも思えません

2012-05-09 18:41:52
表から見える慎重を裏から見ての不決断という @tomiokeisei

@yamashitamakoto だからその中途半端な知識で記事を書かないで下さいっと、ある市長は述べていると思います。それを見て国民は学び参考にします。国民も勿論勉強しますが、メディアの影響力は強力であります。記者の役割は、国民と行政との掛け渡しの役割だと思います。

2012-05-09 18:46:38
山下まこと @yamashitamakoto

取材する側とされる側の両方を経験したのでわかりますが、会見で声を荒げたり、記者を批難するときは、痛いところを突かれて誤魔化しているか、その記者からの質問を抑制したいか、のどちらかでしょう。

2012-05-09 18:51:10
山下まこと @yamashitamakoto

また、公の席で、あからさまにここまで切れてしまうと、リーダーとして必要な冷静さとか忍耐強さ、礼儀正しさを疑われることになり、むしろ橋下市長にはマイナスだったのではないでしょうか。今の時代、ここまで攻撃的なリーダーが求められているのだとすると、少しそら恐ろしくなりますが……

2012-05-09 18:57:17
山下まこと @yamashitamakoto

それと比べると、橋下市長の恫喝に対して、感情的に反応せず、冷静に質問を続けたMBSの記者さんは立派でしたし、大人の対応という感じを受けました。この記者さんも、それ以外の大阪市政担当の記者さんも、これにひるむことなく、質すべきことは質していって欲しいと思います。

2012-05-09 19:06:08
表から見える慎重を裏から見ての不決断という @tomiokeisei

@yamashitamakoto 怯むなく今後もどんどんやれば良いと思うが、勉強不足の記者を立派だと思いません。またこれを認めず一方的に質問だけの言動。プライドが邪魔しているのでしょう。

2012-05-09 19:19:01
山下まこと @yamashitamakoto

@tomiokeisei 返信、ありがとうございます。勉強不足の記者に対する取材を受ける側の対応としては、足りないところを補って説明してあげた上で、その質問に答えればよく、勉強不足の記者には答えないと恫喝することではないと思います。

2012-05-09 19:27:45
山下まこと @yamashitamakoto

@yamashitamakoto @tomiokeisei 知識不足のところを補足してあげれば、間違った記事をかくことはありませんし、記者は会見後に担当部局に行って、補足取材をして、より多くの知識を習得することもできると思います。

2012-05-09 19:30:17
山下まこと @yamashitamakoto

@tomiokeisei 想像ですが、府立高校の他の校長が中原校長の取った行動をあまり支持していないことが腹立たしく(府教委のマネジメントが浸透していないという意味で)、それをあまり追及されたくなかったのかもしれません。

2012-05-09 19:49:28
すずき忠文 @tyubunn

@yamashitamakoto 言われっぱなし、書かれぱっしの橋下市長にとっては記者の質問趣旨が何処にあるのか、そして質問する以上は下取材しているのかを確認しただけでは?見ていて議会で話題の「反問権」思い浮かべました。記者の最後の「これくらいにして」の言葉が今のマスコミの体質。

2012-05-09 19:29:56
山下まこと @yamashitamakoto

@tyubunn 返信ありがとうございます。私も取材を受ける立場にいる者として記者に対して質問の趣旨を確認するために逆に質問することはあってもよいと思いますが、あそこまで高圧的な物の言い方はするべきではないと思います。質問した記者がそんなにひどい言い方をしていたとも思われませんし

2012-05-09 19:58:58
すずき忠文 @tyubunn

@yamashitamakoto 「その質問は読者や視聴者の質問と思って丁寧に」は非常に違和感あります。記者の主観で質問し、その答えを記者(新聞社)の主張で記事にしている事例は幾らでもあるでしょう?読者や視聴者はその記事よって本質とは違う報道内容を鵜呑みにしているのでは?

2012-05-09 19:59:15
すずき忠文 @tyubunn

言い方の問題ではなく、取材・質問する気構えと言うか基礎知識があまりにも足りないなあ~と。 RT @yamashitamakoto: @tyubunn あそこまで高圧的な物の言い方はするべきではないと思います。質問した記者がそんなにひどい言い方をしていたとも思われませんし

2012-05-09 20:05:48
山下まこと @yamashitamakoto

@tyubunn ご意見ありがとうございます。この点は仰る通りです。最初から特定の意図をもって取材し、取材の意図に沿うコメントを引き出そうとしたり、こちらが前提事実から延々と話しても、記者の取材意図に沿う部分だけを切り取って報道したりすることは当たり前のようになされています。

2012-05-09 23:02:06
山下まこと @yamashitamakoto

@yamashitamakoto @tyubunn ただ、古今東西、マスメディアとはこういうもので、これはメディアの性(さが)みたいものでしょうね。全ての前提事実とあるテーマに関する様々な主張とそれらに対する評価を述べ、最後に自らの主張を根拠だてて述べるといった学者の論文→

2012-05-09 23:22:27
山下まこと @yamashitamakoto

→のようなものを報道することは、それが理想だとしても、取材に費やせる時間の制約、記事や番組のスペースや時間の制約、読者や視聴者がその報道に自分の時間を費やすことの時間的制約など様々な理由から困難です。しかも、今のように広告収入が減少し記者の数や取材費が減少している中ではなおさら。

2012-05-09 23:28:39
山下まこと @yamashitamakoto

勢い、付け焼刃の勉強をしただけで先入観を持って取材をし、自分の意図したコメントを引き出して、あらかじめ設定したストーリーどおりに内容を編集するといった安易な報道になるおそれが否定できません。ただ、人それぞれ主観があるように、取材記者やそれを指揮するデスクにも主観があります。

2012-05-09 23:36:40
山下まこと @yamashitamakoto

さらには、新聞社には新聞社の、テレビ局にはテレビ局の独自の主張があります。客観報道という建前は掲げていますが、それは虚偽の事実は報道しないというだけで、スタンスが偏っていないということは意味しません。そういうメディアの性格を理解した上で報道に接する必要があります。

2012-05-09 23:42:03
山下まこと @yamashitamakoto

これは、メディア・リテラシー、すなわちメディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のことです。電通総研と日本リサーチセンターが編集した「世界60カ国価値観データブック」によれば、日本人の7割以上がメディアに対して信頼を置いています。

2012-05-10 00:02:57
山下まこと @yamashitamakoto

しかし、他の先進諸国は軒並み1割から3割台。これは、日本のメディアが他の先進国のメディアと比べて報道の客観性が高いということなら歓迎すべきことですが、そうでないことは先ほど述べた通りなので、実際には、メディア・リテラシーが十分ではないということもあると思います。

2012-05-10 00:08:30
山下まこと @yamashitamakoto

話をまとめますと、報道が偏っているのはメディアの性であって、要は受け手にそれを読み解く力、メディア・リテラシーが求められるということです。そのためには、新聞やテレビを読み比べ、見比べするのが良いのですが、忙しい現代人の多くにそんな時間はありません。

2012-05-10 00:12:37
山下まこと @yamashitamakoto

そこで、これを補うのがインターネットやSNSです。これらを使えば、新聞やテレビの読み比べ、見比べも短時間で出来ますし、メディアでは取り上げられない貴重な情報も入手出来ます。そして、取材される側も、偏向報道に対してはインターネットやSNSで真実を主張し対抗できる訳です。

2012-05-10 00:18:06
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