2012年5月17日

柿沢未途・衆議院議員 @310kakizawa が語る「…再稼働は絶対に正当化できない」

『世界的な原発安全の考え方に比して、日本の今のストレステストに代表される安全基準は、想定するリスクの程度から見ても、過酷事故時の対策の万全性から見ても、全くお粗末で話にならない。このままドサクサのウヤムヤで再稼働は絶対に正当化できない。』
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柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

原発再稼働問題。そもそもの問題は日本国内の原発の地震に対する設計基準が極めて非保守的だった点にある。つまり「こんな地震も起こり得る」というリスク想定を小さく小さく考えてきた。このため2005年から5回も設計基準を超過する揺れを経験している。世界ではあり得ない設計基準超過の常習犯。

2012-05-16 22:17:51
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

設計基準は、国際的に認められた確率論的ハザード評価に基づいて設定されるべき。IAEAスタンダードで言えば、炉心損傷頻度10000年に1回、早期大量放射能放出頻度100000年に1回、こうした頻度で起こり得る過酷事故への備えを行なう。日本はその確率論的ハザード評価自体ができない。

2012-05-16 22:24:23
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

細野大臣も私の質問に「確率論的ハザード評価は大事だが、日本にはその知見の蓄積がない。だからひとまず、仮に3.11と同規模の地震と津波が来ても耐えられる、という想定を置いている」と。正直、原発に対する安全評価と対策のスタンダードから言えば、日本のこの状況はお粗末で話にならない。

2012-05-16 22:28:45
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

スロベニアは原子炉1基を隣国のクロアチアと共有するのみだが、地震は50000年に1回、洪水は10000年に1回の規模を設計基準値にしている。英国は全自然現象について「10000年に1回」で統一。米国では1000万年に1回の竜巻で車がミサイルのように原発に激突する事まで想定。

2012-05-16 22:36:20
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

その視点で大飯原発のストレス・テストにおける想定を見ると、地震の揺れの700ガル、津波2.85mという想定の確率論的適正さが全く不明。柏崎刈羽は2007年の中越沖地震で想定を一気に約5倍の2280ガルに引き上げた。場当たり的に数字を決めているようにしか見えず、科学性に乏しい。

2012-05-16 22:38:58
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

そして「1000年に1回」という頻度の事故を想定外とした極めてプアーな日本の安全文化も信じがたい。米国原子力学会(ANS)は「1000年に1回ほどの高頻度(as short as 1000 yrs)の洪水について除外して良いはずはなかった」と批判的な報告書をまとめている。

2012-05-16 22:44:14
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

大飯原発のストレステスト。全電源喪失(SBO)の発生時に非常用電源盤に給電するSBO電源について、米国では稼働まで「10分以内」と。ところが大飯原発の現状は、電源設備への操作員の到達、コネクターへの接続、送電作業等に「1時間以上」も要し、SBO電源としての要件を満たしていない。

2012-05-16 22:49:47
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

大飯原発ストレステスト一次評価、全電源喪失(SBO)時に炉心への注水が16日間可能に、そして使用済燃料プールへの注水が10日間可能に、安全性が各々76倍、20倍向上したと言うが、どれだけ長く運転できるかより、火の車の原発にどれだけ迅速に対応できるかが問題。対策がずれている。

2012-05-16 22:57:26
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

大飯原発ストレステスト、例えば使用済燃料プールに水位計を設置する、福島第一4号機の使用済核燃料プールの水位が確認できなかった事で世界がパニックに陥った、こんな事すら30項目の対策にはない。原子炉の状態が全く把握できない、とてもプロの仕事とは思えないドタバタ、それへの答えもない。

2012-05-16 23:03:46
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

福島第一事故の教訓、にわか作りの原子力災害対策本部による即時判断は不可能。東海原発の80kmに成田空港、世界中の航空会社の飛行機が汚染、滑走路は使用不能、どうするのか。浜岡で事故なら新幹線や東名をシャットダウンするのか。米国ではFEMAがあらかじめプランを用意。

2012-05-16 23:10:01
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

福島第一事故の教訓。今回の事故は原発の脆弱性に関するヒントを潜在的テロリストに提供してしまった。米国では電力事業者が民間軍事会社と契約、兵器に近い装備をしている。日本はどうする?更に米国では使用済核燃料の引取りを放置してきた事について米政府の不作為を厳しく批判。日本はどうする?

2012-05-16 23:14:32
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

福島第一事故の教訓、現行の立地審査指針の見直し。事故時の放出計算モデルが著しく非保守的、実際には100~1000倍の放射性物質が放出。玄海原発、30km圏内に壱岐島、3万人が居住。海に閉ざされた島で大量放出時にどうやって避難させるのか?そういう議論も全く行なわれていない。

2012-05-16 23:18:33
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

米国、ロングアイランドの原発、GEが当時のレートで1兆円近くをかけて完成、燃料棒を入れる直前になって、「10万人の島から、過酷事故が起きたら、どう避難させるのか?」という議論が。結果、「安全な避難は不可能」となり、一度も稼働させないまま廃止に。想定ゼロの玄海原発と対照的。

2012-05-16 23:24:05
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

福島第一事故の教訓、事故が起きた時の損害賠償制度をどうするのか。「事業者の一義的責任」と今後も言い続けるのか。東電の10分の1の規模の電力事業者もあるのに。日本原電は従業員1400人、年商1000億円。事故時の電話番すらままならない。どうやって賠償責任を負うと言うのか。

2012-05-16 23:27:13
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

他にもあるが、再稼働の前提のストレステストは、過酷事故発生時の対策に十分な答えを示しておらず、しかも結局、「あのような事故を二度を起こさない」=「事故は起こらない」を前提に進もうとしている。日本は10km圏内に原子炉が10基もある場所のある異常な国。リスクは比類なく高いのに。

2012-05-16 23:32:00
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

国が規制当局として果たすべき責任を果たさず、不作為のまま「俺が決めたからいいんだ」とばかりにトップダウンで電力事業者に再稼働を強いるのは、原子力安全文化の精神に反する強引な圧力と言わなければならない。電力事業者は本来、安全基準に関する国の無責任な不作為について声を上げるべきだ。

2012-05-16 23:37:39
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

ちなみに米国では国の不作為が電力事業者から厳しい追及の的になっている。使用済核燃料について米エネルギー省(DOE)が電力事業者から引取りユッカマウンテンで埋設処分する計画が遅れ、電力事業者がその間の保管コストを米政府に賠償請求した。請求額計64億ドル。国の不作為のツケ。

2012-05-16 23:42:27
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

電力事業者は、国がやるべき事をやらず、国際スタンダードとかけ離れた非科学的かつ場当たり的な安全基準で、原発再稼働を求めてくる無責任を告発すべきだ。このまま再稼働すれば、国による対処ゼロの未解決問題の長期化は間違いない。なにしろ「今後やります」というコミットメントすらないのだから。

2012-05-16 23:51:23
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

IAEAの大飯原発ストレステストに関するレビュー、「おおむね評価」とされているが、実はたった3ページの暫定レポートであり、しかも"Good Practice"は4項目のみ、"Recommend"7項目、"Suggestion"4項目、「保安院は…すべき」がズラズラ並んでいる。

2012-05-16 23:56:46
柿沢未途(衆議院議員) @310kakizawa

結論として言えば、世界的な原発安全の考え方に比して、日本の今のストレステストに代表される安全基準は、想定するリスクの程度から見ても、過酷事故時の対策の万全性から見ても、全くお粗末で話にならない。このままドサクサのウヤムヤで再稼働は絶対に正当化できない。専門家ですらそう言っている。

2012-05-17 00:03:26

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