科研費と独法の簡単なせつめい
- mittermayer_w
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洗濯ができあがるまでの 独りよがりツイート開始 今日は科研費と独立行政法人について簡単に説明してみたいと思います。
2010-06-20 12:53:17科研費というのはお国から出る研究機関に属する研究者へくばる研究費の俗称です。特に、日本学術振興会科学研究費補助金のことを指します。つまり、これ以外にも研究費みたいなものがあるわけですね。
2010-06-20 12:56:53さて、この研究費は文部科学省がくばります。様々な分野別に枠を設定してそこへ分野ごとの研究者が応募します。申請が通れば、約10ヶ月後に通知がきて、ものにもよりますが大体2年から3年のスパンで研究費をいただくことができます。
2010-06-20 12:59:09一番一般的な科研費は、基盤研究Cおよび若手研究のBというもので、2~3年間で最大500万円もらえることになります。計画によって、申請金額は申請者が設定するので調整できるわけですね。
2010-06-20 13:02:55この他にも、萌芽研究、若手スタートアップ、基盤研究Sなど特徴的な科研費もありまして、調節できる金額がかわったり申請方法がかわります。
2010-06-20 13:06:08さて、これと大きく違うのは俗にトップダウン型(政府から研究者へ)の研究費。先ほどの研究費は分野ごとの枠組みはあるものの、研究者がその分野でやりたいことを申請することができます。それにくらべてトップダウン型は、JSTという機関が決めた日本で押し進めたい事業は大型の予算がくまれます。
2010-06-20 13:11:54これを戦略的創造研究推進事業といいます。CREST、さきがけ、ERATOなどよくわからない名前がありますが、研究者単位というよりは、大学規模の予算です。沢山の人件費や研究費を複数の研究室で分けることができるわけです。
2010-06-20 13:15:40さてこのような全ての研究費は大学に入ってきます。研究者に配られるお金を大学がある程度管理をします。この段階で大学は、先ほどのお金から間接経費という名目で分け前をもらいます。
2010-06-20 13:17:37たとえば10%くらいです。10万円なら3万円くらいです。なぜこのようなことをするかと申しますと、これに大きく関わるのが独立行政法人という制度です。独立行政法人というのは昔の国立機関ですが、今でも国からお金をいただいているので国立です(笑)
2010-06-20 13:19:07独法化というのは何かというと、"端的に国からの補助金を徐々に減らしていく制度です。"、年率2%ずつ減っていっています。これを補うには・・・・収入が必要なわけですね。ある程度先ほどの間接経費によって国立大や研究機関は収入を得ています。大学に研究者は沢山いますからね。
2010-06-20 13:22:45大学側はですから、科研費などの外部資金をとってもらいたいということです。でないと経営難になりますから。それに大型の予算がくまれれば間接経費も増えるので大型であればいい。すると、大学間連携プログラムのような大型予算をこぞって申請するわけです
2010-06-20 13:24:43以上が科研費と独法の関係でした。特に恣意的なことはかかなかったのですが、この制度は想像できますようにいろいろなものを生み出していきますよね。このようにして皆さんの税金は最後の末端の部分で私をはじめとする研究者に配られることになります。
2010-06-20 13:27:40ちなみに、研究者一人あたりの年間の研究費は平均してしまうとなんと2000万円だそうです。おそらく本当なんでしょう。
2010-06-20 13:31:47@mittermayer_w 科研費のつぶやき、togetterでまとめてみるのはどうですか?このまま流れるのは、もったいない気がします http://togetter.com/
2010-06-20 13:32:12