マジックの推奨ラウンド数の話

MtGにおける参加人数と推奨ラウンド数。 基本的に8人3ラウンドから人数が倍になるごとにラウンドが1増えていくのですが、途中から変化します。 何故?という数学的なお話。
2

スイス式イベントにおいて推奨されるラウンド数
 以下のスイス式ラウンドが、しばしばプレミア・イベントで推奨される。非プレミア・イベントにおいても、イベント主催者の決定によりこれを用いてもよい。ここで記載するのは参照のためである。

参加人数 ラウンド数
8 3
9-16 4
17-32 5
33-64 6
65-128 7
129-226 8
227-409 9
410+ 10

(引用元:マジックイベント規定)

中村 てすてぃんぐ @testing_urborg

ちょっとこれに関してつぶやこうか。 RT @arajin_jp 前から思ってたんですが、8→16→32→64→128 まで切りが良くて、なんでそっから→256→512 にならないンですかね? 数学の偉い人に聞くべきか?

2012-05-17 17:31:28
中村 てすてぃんぐ @testing_urborg

人数が多い場合はスイス戦+シングルで争われる、というのが前提。仮にシングルへ進めるのが8人で、256人で8ラウンド行うとする。引き分けが無いものと仮定すると、全勝は1人、1敗は8人になる。つまり「1敗ラインで決勝に残れない」プレイヤーが存在してしまう。

2012-05-17 17:37:30
中村 てすてぃんぐ @testing_urborg

では逆に「1敗までのプレイヤーが8人より少ない」ぎりぎりの参加者数は何人だろうか? 単純に考えると、参加者数n人に対して「8R経過して1敗まで」の人数は n x (9/256) である。(パスカルの三角形を思い浮かべるとよい)

2012-05-17 17:39:48
中村 てすてぃんぐ @testing_urborg

これで考えると、 226人の場合は 7.94... 227人で 7.98... 228人で 8.01... となり、8を越える。つまり227人以下でないといけない。

2012-05-17 17:41:05
中村 てすてぃんぐ @testing_urborg

ここで、MTGの場合は「不戦勝」が存在する。つまり奇数だと最初に勝利できる幸運なプレイヤーがいるので、227であっても228であっても同じ状態になる。 これを加味すると、R8でTop8を決めるには226人以下が推奨、となる。

2012-05-17 17:42:56
中村 てすてぃんぐ @testing_urborg

ラウンド数が9であっても同様に考えると、409人で 7.98... 410人で 8.00... となってここが境目になる。

2012-05-17 17:44:01
中村 てすてぃんぐ @testing_urborg

さっきの不戦勝の考え方をすると、409と410は同じなのでR9の人数は408人以下となりそうだが、MTRに書かれているのは409人までの推奨ラウンド数が9である。

2012-05-17 17:45:14
中村 てすてぃんぐ @testing_urborg

たぶん単純な計算でなく、もうすこし厳密に考える必要があるんだと思う。何にせよ、256や512といった2の累乗の人数ではない。

2012-05-17 17:46:12