芦田先生のソーシャルメディア論
- himagine000
- 14418
- 0
- 29
- 38
1.「職歴と学歴」、「人生観・哲学」(好きな言葉、尊敬する人)、「アートと娯楽」(音楽、本、映画など)、「趣味・関心」、「自己紹介」といったfacebookの記述項目は何を意味するのか
2012-05-18 00:13:272.これらは、一人の人間のながーい時間の自他観察や継続的出力の結果に過ぎない。つまり反省(Reflexion)の結果、あるいは平均値(あるいは積分的に丸められたもの)に過ぎない。
2012-05-18 00:13:555.下等動物ほど、刺激-反応の時間が短い。人間は1年早く生まれてくる(ポルトマン)と言われるほどに、未完成な存在。バカと賢者との差異も、入出力の時間差(滞空時間)の差異でしかない。〈人間〉も〈私〉も〈主体性〉もみんなながーい時間の自他観察の結果。
2012-05-18 00:15:156.それゆえ、「ながーい時間」は、人間の格差(社会的、個人的)を形成している。差別の根源は、時間性。Facebookは、差別を再認するメディア。
2012-05-18 00:17:149.入出力に時間差のあるメディアは、ストック格差、あるいはテーマ主義を再認するだけ。そういったメディアは「頭のいい人」「知識のある人」のためのメディア。バカは近寄れない。近寄っても「負ける」。
2012-05-18 00:25:159.「ソーシャルメディア」の本性はあらゆる所与の、平均化された格差やセグメント(テーマ主義)を崩壊させること。平均やセグメント自体がながーい反省の時間の産物なのだから。
2012-05-18 00:27:10●ハイパーリンク(テッドネルソン) ― 強い学びの主体を前提 学びの目標は一つであっても学ぶ順序は人の数だけある。ハイパーリンクは諸頁の多様な積分(ハイパーリンクの革命性は順序の自由を確保しただけ)
2012-05-18 00:30:31●ブログ ― 強い発信の主体を前提/サイトの頁性(リンク)に、更新という時間概念を持ち込んだこと/ただし、検索の能力が必要なのと同じように、発信の能力が必要/孤立した主体が発信を継続することは難しい
2012-05-18 00:32:04