【ほうかご百物語】妖怪についてつらつらと(あんこーる)
- Bredtn_1et
- 2809
- 0
- 0
- 0
※黄粉坊について
※文献を基にした概説メモ
さて、今朝は『ほうかご百物語』(あんこーる)から、「黄粉坊」について。参考文献は『妖怪事典』(村上 健司著、毎日新聞社、2000)、『別冊太陽 No.57 日本の妖怪』(高橋 洋二編集、株式会社平凡社、1987)。
2012-05-19 10:53:49こんなやつ。ちなみに私は『別冊太陽 No.57 日本の妖怪』で確認。>参考: http://t.co/Myr1bOLY もののけが集うホームページ 黄粉坊
2012-05-19 10:54:25(1)妖怪に逐一名前が付けられていること、(2)妖怪の種類が非常に豊富かつ幅が広い、(3)他の絵巻には見えない独自の妖怪も多数存在する
2012-05-19 10:54:41といった点でかなり有名らしいですが…。(参考: http://t.co/mWjCTT4i 百鬼夜行絵巻 (松井文庫) - Wikipedia)
2012-05-19 10:54:45余談ですが、こんな感じの妖怪なので、一部では有名だけど絵しかないから資料は少ない妖怪なわけでして、所蔵している場所の近辺にいないと中々見られない妖怪ではないかなぁ、と。
2012-05-19 10:55:14一応、『妖怪図巻』(未確認)や上記『別冊太陽 No.57 日本の妖怪』(絵のみ)、『妖怪事典』(文のみ)辺りには掲載されているのですが。…かくいう私もその姿を確認するまで結構手間取りました。
2012-05-19 10:55:42※作中との比較
作中の外見も、その説明から先の絵に準拠している模様。どの絵も胸から上と腕がある絵しかないので、おそらく元々の絵も胸より上の部位しか描かれてないと思われる。
2012-05-19 10:55:56経島先輩も「絵巻物に容姿だけが残っている」と評していますし、妖怪として「○○をする」という定義がないことから考えれば、荒っぽい敵意しか感じられなかったのも納得。推測ですが、おそらく、明確な自我がないのではないでしょうか?
2012-05-19 10:57:04※余談メモ
黄粉坊といえばこちらがまず検索に引っ掛かりますけどね。それもそうか。> http://t.co/SZYvUS8o 黄粉坊(きなこぼう)
2012-05-19 11:04:54こんなところでも使われていたのか、黄粉坊> http://t.co/KZXPXBnQ RPG大辞典倉庫Lv5 桃太郎伝説シリーズ
2012-05-19 11:03:34@Bredtn_1et 蕪雪が『Ancient tales and folklore of Japan』に描いてる色ちがいのやつは、もうすこし下(にのうであたりの水平線)までデイティールあるので、もう少し類例作が出てきて欲しいものです
2012-05-19 11:06:25