松本陽一さんの連ツイまとめ。

流れてしまうのが勿体ないという言葉をTwitter上で目にし、私も同じ事を思っていたので作成しました。既にどなたかが作っていたり、ご本人様に迷惑をかけてしまうようでしたら削除します。
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松本陽一 @tomg6

「ギブミーテンエン」の集中稽古を終え、明日からまた「ふたりカオス」の稽古。GW明け日程のせいか、チケットの売れ行きが悪い。近年の新作の中ではナンバーワンくらいの手応えがあるし役者も揃った感があるのだが、ふたり芝居って地味なイメージなのかなあ。みんな来てね!

2012-05-05 01:03:06
松本陽一 @tomg6

「ふたりカオス」はふたり×5組の連作二人芝居。5つのエピソードを交差させながら進める構成は、観客の情報量キャパへの挑戦、くらいの気持ちで書いている。難解ではありません。情報量が凄まじいだけです。

2012-05-05 01:06:41
松本陽一 @tomg6

「ふたりカオス」情報量の多さは、脚本家からの挑戦だと思って演出してます。どっちも私なんですけど、いつも別人でありたいと思っている。きちんと整理して、ポンって感じで観客に提示したら、そんなに情報量多くなくてわかりやすいけど?って言われそう。そこに着地したい。

2012-05-05 01:10:58
松本陽一 @tomg6

「ふたりカオス」二人芝居を演出する時に、ベタな言い方をすれば「役者さんの息吹を生かしたい」と思った。それにしては緻密な台本を書いたなあという印象。長渕剛の歌、尽くせぬ自由はがんじがらめの不自由さの中にある、というのは私の演出スタイルかなとも思う。演出じゃないな、脚本スタイルかな。

2012-05-05 01:19:26
松本陽一 @tomg6

「ふたりカオス」演出家としては、その不自由さの中で自由を手に入れる為にいつも役者と七転八倒。たぶん自由にやらせる中で役者さんの魅力を最大限引き出す演出スタイルもあるんだろうけど、若干憧れてやってみることもあるけど、だいたいうまくいかない。

2012-05-05 01:22:24
松本陽一 @tomg6

役者がしんどいと思う脚本は面白いっていうのは、今も私の中のひとつの指針。しんどいの種類はいろいろあるけど、できるだけ心理的なしんどさじゃなくて、物理的、肉体的しんどさにするようにしてる。これは脚本も 演出も。心理的しんどさは突き詰めると大事だけど、だいたい稽古場ではぼんやりする。

2012-05-05 01:28:51
松本陽一 @tomg6

「ふたりカオス」と関係ない話になってきましたが、橋下さんや茂木さんみたいに連ツイしてみました。思想信条を声高に言う作家になりたくないのですが、楽しんでもらえる方がいるなら今後もやります。茂木さんの朝の連ツイなんだかんだで見てるし。ていうか「ふたりカオス」観に来てね!

2012-05-05 01:36:16
松本陽一 @tomg6

昨夜酔っ払って連ツイしたらけっこう反応があったので、調子に乗って今日もやってみよう。今日は「開演時刻を押すことについて」。その前に「ふたりカオス」観に来てね!

2012-05-05 10:12:41
松本陽一 @tomg6

先日ツイッター上で、舞台公演の開演時に「大事なお客様がいらしてないので開演時刻を押します」というアナウンスがあり憤慨したという呟きがあった。私も観客として経験したことがある。あれはけっこう驚くアナウンスだ。

2012-05-05 10:18:05
松本陽一 @tomg6

推測するに「大事なお客様」は2種類あって、ひとつは関係者、それもスポンサー、プロデューサー、原作者など位が高いひとたち。もうひとつは「すべてのお客様は大事なお客様」という観点からまだ来てない人すべてを対象と見ている場合。これも私はどちらも観客として経験した。

2012-05-05 10:23:27
松本陽一 @tomg6

どちらにせよ、「大事なお客様」なんて言葉をこんな時に使ったらあかんよ。開演に間に合うよう頑張って残業切り上げ てタクシーで劇場に来た人だっているだろうに。こっちのほうがよっぽど大事なお客様。スポンサーを待つ為に開演時刻を押す団体はさすがにあんまりないと思うが、

2012-05-05 10:31:31
松本陽一 @tomg6

「すべてのお客様は大事なお客様」という理由で遅刻してる予約客を待つ団体はちらほらあると思う。まあ演劇なんて5分10分押しても当たり前って声もよく聞く。確かに遅れてきた方を観劇の邪魔にならないように誘導するのは 本当に難しい。最近出来た赤坂レッドシアターみたいな大きな劇場ですら、

2012-05-05 10:39:22
松本陽一 @tomg6

観劇の邪魔にならないように客席下手の奥の席に誘導するのは不可能に近い。それでも私は残業を切り上げてタクシーで劇場に来た人をイメージして開演時刻は押さないように心がける。しかして定刻開演は本当に大変な作業だ。ここからは制作側の話し。

2012-05-05 10:42:52
松本陽一 @tomg6

劇場の構造なんかもあるけど、だいたい最後のお客様が受付に到着してからお客様が開演するなと感じる(だいたい音楽がでかくなり客席が暗くなるあのタイミング)まで最短で3分はかかる。お客様がチケット代を払ってロビーから劇場へ向かい、受付スタッフが開演キューを出す、

2012-05-05 10:50:09
松本陽一 @tomg6

受付のキューを受け、音響さんが深呼吸のひとつもして、開演の音楽のボタンを押す、しばらく流してから曲のいいところでボリュームを上げる。ここまで最短でも3分。スタッフ陣はこの3分を限りなく0分に近づけるために日々格闘する。音響さんの深呼吸までカットする訳にはいかないしね。

2012-05-05 10:54:24
松本陽一 @tomg6

じゃあ開演3分前にキューを出せばいいじゃないかと言われそうだが、18時58分に「.あーよかった、間に合った」って来たお客様を劇場に入れない訳にはいかないだろう。そのギリギリのタイミングを受付と舞台監督がせめぎ合う。最高しんどいのが開演1分前にトイレに立つお客様。かなりわあってなる

2012-05-05 10:57:58
松本陽一 @tomg6

結論。開演時刻は3分押しまでは許して目をつぶって欲しい。かといって5分以上平気で押す風潮は直したい。それがどんなに大事なお客様であっても。10年前に初めて東京芸術劇場でやった時15分押しをしてしまった。急遽影アナでお断りの謝罪をしたがしどろもどろ。あの時観客の皆さんは優しかった。

2012-05-05 11:02:57
松本陽一 @tomg6

だからその優しさに甘えず、3分間の格闘をしながら開演時刻を守りたい。以上「開演時刻を押すことについて」でした。いやめちゃくちゃ大変だな連ツイ。もぎさんすげえな、これ毎朝か。さ、台本書こ。「ふたりカオス」観てね!開演時刻押さないから。

2012-05-05 11:05:50
松本陽一 @tomg6

おはようございます。こないだからやってみた連ツイを今日もやってみるぞ!今日は「ストーリーのネタばれ」について。その前にふたりカオス観てね!

2012-05-06 09:46:32
松本陽一 @tomg6

1)よく「ネタばれ注意」とか「ここからネタばれ!」とかあるが、だいたいどのくらいがネタばれになるのだろう。作り手である私は案外に、「もっとバラしていいよっ」と思っている。

2012-05-06 09:51:42
松本陽一 @tomg6

2)観劇の感想などをブログに書いて頂いてとっても嬉しいのですが、「あーネタばれでほとんど紹介できない」ってあると、いや大丈夫だからじゃんじゃん紹介して、って思ったり。ちょっと前に映画の予告編でネタばれを派手にやって、観客の満足度調査みたいなのをやったら、あまり変わらなかった

2012-05-06 09:57:41
松本陽一 @tomg6

3)みたいな数字があったような。つまり、ネタばれしたって案外大丈夫よ、っていう結果。最近ツイッターで、演劇のチラシで抽象的なビジュアルであらすじがついてない、つまりネタばれどころかストーリーやジャンルすらわからんチラシはやめよう、ってよく見る。私もそう思う。

2012-05-06 10:01:29
松本陽一 @tomg6

4)チラシがそういうのでよい(そっちのほうがよい)時代ではないのだろう。今の複雑な時代に「分かりやすさ」というキーワードはあるのだと思う。なので、宣伝も可能な限りネタばれしたらいいんじゃないかな。シックスセンスのラストシーンくらいのもの以外は。

2012-05-06 10:05:21
松本陽一 @tomg6

5)しかし今度は、どこまでがシックスセンスのラストシーンクラスなのかで現場は悩み始める。役者さんのブログというのは一番の宣伝告知媒体だったりするから、一度キャストスタッフを集めてネタばれ会議をやった。ここまで大丈夫で、これはいいよ、みたいな。すると面白いもので、

2012-05-06 10:09:46
松本陽一 @tomg6

6)その会議以降みんなストーリーのことを書かなくなった。逆にネタばれに触れてしまうのではないかと萎縮してしまったのだ。宣伝スタッフとは違う観客、俳優などのネタばれはこの萎縮で極端にネタばらししなくなるのではないか。だから多分作家を代表して言うよ。「もっとネタばれさせて!」

2012-05-06 10:15:19
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