僕が初めてプロになった時、写真だけは気をつけてくれとマネージャーに念を押された。写真はいつまでも消えず、今出なくてもいつか有名になった時に出てくる可能性があって、あれはずっとリスクが残るものなんだと言っていた。なるほど有名な人達の世界はそういうもんかとその時はボーと聞き流していた
2012-05-22 06:12:31断って撮るような写真は問題ないのだけれど、例えば勝手に写真を撮られるような場面も結構あって、そういう時に撮らないでくれというのは、言いにくくて、いつも気まずい思いをしていた。有名人は有名人同士、またはよくその扱いを知っている人といる事が多いけど、そういう理由もあるんだと思う。
2012-05-22 06:17:20それが最近とあるニュースで、自分が写った写真をアップするのに抵抗があると答えた人が結構な割合に上ったというのを見た。snsの発達で、個人がメディア化したと言われているけれど、それは言ってみれば撮られるリスクというのが対象を広げたという事でもあるんだと思う。
2012-05-22 06:21:11そういう写真を撮られなきゃいいじゃないかと言われるけれど、瞬間さえ切り取れば都合が良くないように見える写真は撮れる。編集の威力というのを、最近口にする人が増えたと感じるけれど、今迄マスメディアに出る人しか体験しなかった事が、snsの発達でみんな体験しはじめたのではないか。
2012-05-22 06:24:43snsについてアスリートの集まりで@fujisiroさんに話をしてもらった時に、飲み会の写真は厳禁ですと言っていた。僕らは過去が消せない時代に入りつつあって、昔だったら時間とともに忘れ去られた若気の至りがいつどこで噴出してくるかわからないような危うい時代に生きている。
2012-05-22 06:28:00人々が共有し合う社会をとfbは掲げたけれど、それはつまり人々が監視し合う社会になりうる可能性もあって、実際に起きつつあると思う。学生時代の一枚の写真が元で就職できなかったり、ある飲み会の写真が元で離婚したりと、これからは増えるだろう。一部の有名人に起きていた事が、誰にも起きうる。
2012-05-22 06:35:46【終わり】その内に、お店に入る前に、プロレスみたいに携帯やカメラを持ち込んでないかボディチェックされる時代が来たりするんじゃないか一人で考えたりしている。僕なんてこれから日本ではうっかり昔のように酩酊して道路に寝てらんないなと思ってひやひやしている。
2012-05-22 06:38:49