【更新しました】実務翻訳 4 年未満の駆け出し丸出し翻訳者の雑感と、いただいたコメント
IT 英日翻訳の対象物は大きく 2 つ、「クライアントの売上増に対する貢献度」が低いものと高いもの、たとえば前者はマニュアルなど、後者は販促資料などに分けられると思う (実際はもっと多段階的・相対的・流動的・XX的という話は今はナシで)。
2012-05-23 00:41:24で、IT 英日翻訳の世界に入りたては前者の仕事が多く、経験を積むにつれ後者の仕事へ。でで、前者の間は、いくら「高品質だから高単価を!」と主張しても思いは届かない、「単価のわりにイイ仕事するヤツ」が重宝される、単価交渉は後者に移ってからでないとマイナス印象を残す、と空想する次第。
2012-05-23 00:41:47収入増やすには、まず「単価のわりにイイ仕事するヤツ」として頭角を現し、「やらせてみる?」風に後者の仕事をもらって漸進的に体重移動。途切れなく仕事が来るようになれば、好機を捕らえて単価交渉。これにスループット向上が合わされば、親の面倒を見、子を大学にやり、あとは自分たち、と一安心?
2012-05-23 00:42:14前者の世界はいずれ機械翻訳に支配される? 去年までポストエディットもしてたが、機械翻訳の質は蝸牛の歩みながら進化している様子。英日は進化と関係なく他言語に付き合わされる運命か。某社のサポートサイトを見よ! あるいは、新価値人類による人海翻訳が機械と競り合う人外の世界となるか。
2012-05-23 00:42:57どちらにしても、早いとこ後者の世界に移動しないとヤバイ気がする。だが、今はまだ前者の入口付近で、地図がないし、装備も貧弱。マルチエンディングとかやったことないし。一本道のドラクエ万歳!
2012-05-23 00:43:40現在は、1 社のみと取引。このスタイルはメリット・デメリット両方あると思う。メリットは「いつ何を打診しても受けるし、単価のわりにはイイ仕事するヤツで、つないでおきたい」と認識されている、かどうか定かでないが、4 年間途切れることなく仕事をいただいている。
2012-05-23 00:44:25会社/担当者の方針や好み、仕事の流儀、癖を深く理解でき、管理も容易です。納期やスタイルを混同することもありません。デメリットは見当たりません! でも、複数社から仕事を受けたことがないので、本当はよくわからない。
2012-05-23 00:45:061 年目の売上は 400 万、2 年目は 450 万、3 年目は 470 万、4 年目は 500 万に達しそう。翻訳と別に副業持ってて、奥さんも働いてる。どちらかが倒れたら、親か娘が大病・怪我をしたら! 怖くて副業を辞められないが、辞めないと自己研鑽の時間もママならぬパパである。
2012-05-23 00:46:07何を目的につぶやき始めたか途中で見失いましたが、何かが尽きたので終了。以上、「普通の実務翻訳者」のロードマップ/ロールモデルを切望しながらも、小心な新参者の深夜の心情吐露でした。明日からは通常の下ネタとだじゃれオンリーのツイートに戻ります。
2012-05-23 00:47:56まあ、売上 500 万は、今この瞬間は食えるが、未来が明るいとも言えない、かな。ただ、フリーランス実務翻訳者の男を夫にするのは女性にとって悪くはないようだ (サンプル数 1 )。
2012-05-23 01:02:55@taa24 連続ツイート、たいへん興味深く拝読しました。読んでいて、具体性はまだ何もありませんが、IT翻訳に絞ったパネルディスカッションみたいなものをやってみたくなりました。
2012-05-23 01:13:03@taa24 具体的にひとつ質問です。「だが、今はまだ前者の入口付近」とおっしゃりながら、「後者」のようなセグメントがあることを、どうやってお知りになりました?
2012-05-23 01:14:56@taa24 「地図がないし、装備も貧弱。マルチエンディングとかやったことないし。一本道のドラクエ万歳!」→えーっと、自分の中に作って複数プレイヤーを作ってバーティー組む感じかなww
2012-05-23 01:16:38@baldhatter 返信光栄です! ご質問への回答ですが、いわゆる「翻訳者になるには」系の本に書かれていたように記憶しています。先輩諸氏のブログやツイートからも知れたと思いますが、「ハッキリここで」というのは思い出せません。
2012-05-23 01:18:15@taa24 あぁ、そうか。納得。前者→後者の移行は、だいたいご想像のとおりですね。後は「IT」の中でも下位の分野の広さかな。
2012-05-23 01:23:24@baldhatter 「IT」に特化したパネルディスカッションというのは、とても興味があります。「下位の分野」というのは、「単価の安い分野」ということでしょうか。
2012-05-23 01:26:03@taa24 あー、違います。ITっていっても、たとえばソフトウェアが扱う範囲は広いじゃないですか。DBとかERPみたいな典型的なエンタープライズ系から、グラフィックとか解析ツールとか。単なるソフトウェアの操作じゃなく各専門の概念が出てくるとけっこう難易度が高い。そういう区分。
2012-05-23 01:28:33@baldhatter なるほど。さっきぼくが連投で書いた区分とは別の方向にも、単価の高い世界はあるということですね。販促・マーケティング系でなくても、専門性・難易度が高いと、単価も上がる余地があるという。
2012-05-23 01:32:09@taa24 そういう話です。単価アップにつながるかどうかは戦略しだいですけどw。それから最近よくあるのは、いわゆるtranscreation的なやつですね。「後者」の発展形みたいなものですが。
2012-05-23 01:34:05@baldhatter 「戦略」は分野のチョイスか売り込み方の話か、IT英日は直取引が難しそうだがtranscreationは成立するのか、などなどお聞きしたいことは次々湧いてきますが、ぼくだけが聞いていると怒られますねw 何かの形で多くの駆け出しのために是非!
2012-05-23 01:40:52でも、「実務翻訳者になろう」と思い立ったのは、もっとずっと前だった。翻訳学校に通う時間はなかったので、翻訳学習本を買いあさって、ずっと (だらだらと?) 勉強/準備してた。
2012-05-23 09:03:12