かおるさとーさんの『氷菓』#1「伝統ある古典部の再生」 解説
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かおるさとー(@kaoru_sato)さんによる第1話「伝統ある古典部の再生」、まずは全体を通しての感想からです。
おはようございます。『氷菓』第一話を観た後、崩れるように寝落ちてしまったアカウントがこちらになります。なのでもう一回観る。
2012-04-28 06:42:54@kaoru_sato 原作未読の自分からすれば、ずっとこんな感じで話が進むのだろうけど、最終的にどこに落ち着くのだろうとは思いました。面白かったですけど。>氷菓
2012-04-28 09:19:44@baronhirano えっとですね、原作では一巻ごとに大きな謎が出てくるので、それに対処する形になります。今回のはキャラ紹介と、奉太郎の能力を見せるための小手調べみたいな話ですね。たぶん次回辺りで最初の大きな謎が持ち込まれると思います。
2012-04-28 09:41:41いよいよ本編です。折木さんの登場する場面からどうぞ。
おもしろいと思ったのは、奉太郎が職員室に入ろうとしたとき、教師が重そうな荷物を持っているのを見て、一旦外に出てから教師が出てくるまで待って、入り直す場面。省エネである。
2012-04-28 09:33:34奉太郎はたぶんあそこで「教師に荷物持ちを頼まれたら、断るのにも多大な労力を費やしてしまう」と考えたのでしょうね。だから一旦外に出てやり過ごすことにした、と。
2012-04-28 10:01:10千反田さんに握られた手を見つめたり、ところどころで冷や汗をかいたり、グッと拳を握ったり、掲示板から溢れ出る薔薇色にあてられたり、里志の指摘に強く反論したり、『保留』という言葉に得心がいった顔を見せたり……奉太郎いいなあ、かわいいなあ。
2012-04-28 10:10:17奉太郎のキャラはよく描かれていたと思います。初見の方の中には奉太郎をクールなキャラと捉えている方もいたみたいですが、かっこつけているわけではありません。彼は労力を費やしてまでかっこつけません。
2012-04-28 11:00:23いよいよわたしの登場です。どんな感想を持たれたんでしょうか。気になります。
ヒロイン・千反田えるについて。これもよく描写されていました。具体的にはパーソナルスペースが近いことがよく表されていました。違和感を覚える人もいたと思いますが、あの近すぎる距離感が今後も常に描写されれば、自然と「こういう娘なのね」と認識できるようになるのではないでしょうか。
2012-04-28 11:15:24ラブデラックスな髪の毛については、いろいろな見方や解釈ができると思います。原作にもあのような場面はありません(たとえば文章にこのような比喩的表現があったわけではない)から、印象をそのまま語るのがいいのかも。作り手の意図をそのまま受け取るには難しい場面でしたね。綺麗でしたが。
2012-04-28 11:22:38それと、千反田さんのちょっとした所作が非常に素晴らしかったです。たとえば、音楽室の話題を出そうとする際、奉太郎に話しかける前のうずうずした動きとか、入部届を受け取る際の表情とか。部室の鍵の謎について推理した奉太郎に好印象を持ったことも、そこには含まれているのではないかと思います。
2012-04-28 12:32:18ここでいったん解説はインターバルです。夜遅くまでお疲れさまでした。
千反田さんの話でしたね。えー、ものすごくかいつまんで言ってしまうと、『ちーちゃんかわいい』ということなんですが、まあそんなの当たり前なので、もう少し違う部分の話をしましょうか。
2012-04-28 15:11:21一話から読み取れる千反田さんの性質は『非常に好奇心旺盛である』ことです。だから建物の古さに気を取られて鍵を閉めた音にも気づかず、噂話が気になっただけで奉太郎に話を持ちかけてくる。ただ、一度観ただけでは『なぜ奉太郎に話を持ちかけてきたのか』という心情までは読み取れない気がします。
2012-04-28 15:21:03要は『部室に閉じ込められていた謎』をあっさり解明した奉太郎の能力に、彼女は魅せられたのです。原作の言葉を引用するなら『感動』です。そのため、千反田さんの奉太郎に対する第一印象は、その辺りの生徒に対するものとは違います。だから「頭脳明晰って感じですよね」なんてことを言う。違うのに。
2012-04-28 15:37:45