構造的見地よりシャトル計画を振り返って
なんだ、結局シャトルCか。シャトルを段階的にアップグレードしていればこんなことにはならなかったのになあ。 http://ow.ly/21tYj
2010-06-22 10:54:22僕は、シャトル計画の出だしは間違っていなかったと思う。開発費を抑制した結果、再使用性も低下して運行コストは増大してしまった。にも拘らず、使い捨てロケットをやめて全フライトをシャトルに集約してしまったので、NASAの首が回らなくなったのが問題。
2010-06-22 10:56:15シャトル計画の途中で何度も繰り出された大小様々な改良案をいくつか実行していたら、今頃はシャトルのブロックアップデートが進んでいたはずだ。1981年から外見上わかるような改良が何一つないというのは異常だ。
2010-06-22 10:57:44ところで、学生の頃「1段燃料タンクはでかくて回収が大変だから、メインエンジンだけサイドマウントして回収したらどうだろう」と思っていたのだが、NASAがそんな絵を描いているのを見てびっくりした。
2010-06-22 10:59:19僕がサイドマウントを選んだのはエンジンユニットをシャトル型にして滑空回収するためだったのだが、NASAのはカプセル型。こんなんをサイドマウントしたら空力的にすごい無駄だと思うんだが。 http://ow.ly/21u62
2010-06-22 11:00:56こうせざるをえないほど射場がシャトルに最適化されてるとかそんな感じなんだろうか… RT @ohnuki_tsuyoshi: NASAのはカプセル型。こんなんをサイドマウントしたら空力的にすごい無駄だと思うんだが。 http://ow.ly/21u62
2010-06-22 11:07:00射場だけでなく機体設計も最大限流用したのでしょう。エンジンの角度がシャトルと同じなので、構造や配管を流用できます。 RT @koreeda_k 射場がシャトルに最適化されてるとか RT @ohnuki_tsuyoshi 空力的にすごい無駄 http://ow.ly/21u62
2010-06-22 11:17:03そういう感じでしょうね。アレスVのように特定のペイロードに合わせて無理に変更するのではなく、シャトルとの共通性を最優先して開発費を下げるのでしょう。 RT @kz78_b 発射シーケンスとか姿勢制御系のソフトウェアを流用できるのがメリットでしょうか。
2010-06-22 11:27:13@ohnuki_tsuyoshi なるほど。シャトル代替プランの中では開発費最小・運用費最大の方法なんでしょうね。外部燃料タンクやSRBはシャトルのママで、オービタだけを使い捨て要素で再構成すると。
2010-06-22 11:34:06そうだと思います。NASAは10年ぐらいかけて完全新規の大型ロケットを開発する意向なので、その間を埋めるロケットはできるだけ簡単にしておきたいのでしょう。 RT @kz78_b なるほど。シャトル代替プランの中では開発費最小・運用費最大の方法なんでしょうね。
2010-06-22 11:36:24@metatetsu イニシャルコスト最小化を図ったのはわかるのですが、そうまでしてHLLVを用意したいのかな、という気もしてきます。新型HLLVが完成するまではデルタとアトラスでいけそうだし。新型の開発遅延を見越した保険&コンステレーション派の巻き返しってところですかね。
2010-06-22 11:59:54@ohnuki_tsuyoshi シャトルで得たものを捨てたくない、という思いもあるように感じます。ノウハウや設備や雇用などです。新型開発は遅延しそうなので保険の意味は強いでしょうね
2010-06-22 12:04:49コンステレーション計画の主張そのものですね。まあ、アレスよりは現実的な計画になったので、様子を見てみたいところです。 RT @metatetsu シャトルで得たものを捨てたくない、という思いもあるように感じます。ノウハウや設備や雇用などです。
2010-06-22 13:14:54@ohnuki_tsuyoshi 私もアレスよりはマシになったと思います。シャトル初期に考案されて今頃復活したシャトルCの行く末に期待したいと思います
2010-06-22 13:18:18@metatetsu ですね。シャトルのブロックアップデートがほとんどされていない(コンポーネント単位の改良にとどまった)のは、本当にもったいないと思います。
2010-06-22 13:21:14シャトル計画で放棄された改良の一部。5セグメントSRB、一体型SRB、再使用液体ブースター、ETに取り付ける使い捨てメインエンジン(オービターからは外す)などなど。とくに後の2つが実行されていたら、今頃シャトル後継機開発はスムーズに進行していただろう。
2010-06-22 13:25:05@ohnuki_tsuyoshi 全くその通りです、SRBと燃料タンクはそのままでもオービタは全く違う形のものにしても良かったのかもしれない。「シャトルは万能で完成された形であり、これ以上のものは無い」という当時の思想に取り付かれすぎた結果かもしれません
2010-06-22 13:26:38MOONLIGHTMILEのオリオンですね。あれもアリだと思います。 RT @metatetsu 全くその通りです、SRBと燃料タンクはそのままでもオービタは全く違う形のものにしても良かったのかもしれない。
2010-06-22 13:28:13松浦さんに意見を伺ったところ、「シャトルの運航経費が高すぎて予算が回らなかった」のが最大の理由のようです。 RT @metatetsu 「シャトルは万能で完成された形であり、これ以上のものは無い」という当時の思想に取り付かれすぎた結果かもしれません
2010-06-22 13:29:121960年代後半のスペースシャトルのペーパープランを眺めてると夢にあふれていてすばらしいです。そんな中、サターンVにオービタをくくりつけるプランが混ざっていて異彩を放っていますが。
2010-06-22 13:37:20それだけではないと思います。使い捨てロケットは30年間進歩してきましたが、シャトルは基本設計を全く変えなかった。 RT @misha_yuryevich: リサイクル幻想、シンプルな使い捨ての枯れた技術に勝てず、では?
2010-06-22 13:39:29@misha_yuryevich シャトルは、大幅に変えてコストダウンすべきところを変えなかった。使い捨てロケットとの単純比較はフェアでないと思います。実際NASAは使い捨てロケット技術もおざなりにしてきたので、「枯れた技術の優秀なロケット」も持っていない。
2010-06-22 13:43:51