さてさて・遮蔽なしのホールボディカウンターの出る幕はもうない
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5月26日
続々・福島の会社、全社員の個人積算線量測定を1年間実施:環境バックグラウンドの積算分の曲線を追加
(環境バックグラウンドの線を加筆)会社員34名(本社福島市)が昨年5月から1年間携行した積算線量計と,福島市モニタリングポストの比較.MPの積算値は8.8mSv,社員の積算線量は最大2mSv,最小0.7mSv,平均1.3mSv → http://t.co/KnCk5sZ0
2012-05-26 07:03:04(モニタリンクボストの積算線量は1日中ずっと屋外にいた場合の外部被曝量に相当。環境バックグラウンドの差し引き前後いずれも、会社員の積算線量はたとえ最大値といえどもモニタリングポストと比べてずっと低いことがわかります)
今日は相馬市でサイエンスカフェ
(朗報!ベラルーシ製椅子型ホールボディカウンター用ファントムの国内常駐計画もぐっと具体化)
(ホールボディカウンター用のファントム,ATOMTEXの見積金額は378万円.6月末納入.安くないが買うしかないね.Cs137の校正線源260本で300万円.納期半年というのが微妙…)
2012-05-26 09:07:39@hayano よかった、てっきりファントムだけで500万円を超えるのかと思っていましたがこのくらいでしたか。福島県下の前回の校正測定は今年2月末でしたから、納入はその4カ月後、早目に入ってくれればすぐに4カ月ごとの定期校正に使えますね。
2012-05-26 12:08:01(ベラルーシATOMTEX社製の椅子型ホールボディカウンターAT1316は基本性能に絞り込んだ低価格の機種で、日本では昨年秋福島の市民測定所http://bit.ly/wa019j に導入されたのを皮切りに、一部の開業医、原発事故後に製造元と業務提携して放射線検査機器の販売と検査センターの運営に進出した日本サードパーティ株式会社http://bit.ly/wfAnsS の検査センターでも稼働しているのがわかっています。また福島県下とその周辺の自治体でも導入を決定しているところがあります。
椅子型の泣き所として遮蔽が甘く、加えてバックグラウンド線量の高い福島市内で追加遮蔽なしで、しかもファントム=校正用人体模型による校正測定に基づく正しい体格補正を行わないまま運用を開始していたため、昨年末までに検査した1300人以上の内部被曝量が軒並み過大評価されていたことが早野先生のデータ解析により今年1月に判明。ベラルーシの製造元技術陣の協力により、2月末には世界中で製造元本社に1組しかないファントムを福島に運んで校正測定が実現、また遮蔽壁の追加工事も行われた結果、現在ではほぼ製品カタログ通りの性能が出せるようになりました。この間のいきさつはこのまとめhttp://bit.ly/AfWK2o 特に2/20以降の部分をご覧下さい。
国内で現在、そしてこれから稼働するベラルーシ製椅子型ホールボディカウンターに本来の性能を発揮させ続けるためには、ファントムを少なくとも1組国内に常駐させ定期的に校正測定ができるようにしておく必要があり、ファントム購入のための寄付を現在募集中。くわしくはこのまとめhttp://bit.ly/wo48Qa の3/1の項をご覧下さい)