クローズアップ現代「フィルム映画の灯を守りたい~デジタル化の嵐の中で~」書き起こし・ほぼ完全版 #nhk

5月30日に放送されたものを文字起こししています。 進行:国谷裕子アナ ゲスト:瀬々敬久(映画監督)
シネコン 映画 DCP NHK 映画館 クローズアップ現代 フィルム映画 デジタル化
toshihiro36 4130view 2コメント
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  • 冒頭のVTR

  • とし @toshihiro36 2012-05-30 20:20:23
    <ナレーション> 20世紀が生んだ娯楽の王様「映画」。1秒24コマで記録されたフィルムの魔術は、私たちを夢の世界に誘ってくれます。しかし今、そのフィルムをめぐる状況が激変しています。今年3月、国内最大手の映写機メーカーが破産。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 20:23:48
    <ナレーション> フィルム映画の上映ができなくなるという危機感が広がっています。背景にあるのは、映画の急速なデジタル化。世界の名だたる配給会社はフィルムを捨て、よりコストの安いデジタルデータによる映画配給を押し進めています。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 20:28:33
    <ナレーション> デジタル化に対応しきれず、閉館する映画館も相次いでいます。100年もの間フィルム映画が培ってきた豊かな文化をどう守るのか。現場ではその模索が続いています。デジタル化の波にさらされ、危機に瀕するフィルム映画の世界。その灯を消さないために何が必要なのか考えます。
  • ここからスタジオです

  • とし @toshihiro36 2012-05-30 20:35:13
    国谷:こんばんは、クローズアップ現代です。映画といえばフィルムそして映写機のイメージがありますけれども。この映写機、19世紀の終わりフランスのルミエール兄弟によって発明されました。それ以来1世紀あまりにわたって、フィルムは映画の世界規格として使われてきたのです。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 20:41:10
    国谷:フィルムで撮影し、編集を行い、そして焼き増しを行って映画館に配給する。そして上映が行われる。こうやって観客の私たちのところに届けられてきたわけですけれども。いま急速なデジタル化の中で、フィルムが姿を消しています。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 20:44:39
    国谷:ハリウッドを中心に、撮影から上映まで一貫してデジタルデータで行う動きが加速しています。デジタルで撮影しますと、CGなどの特殊効果や3Dといった加工が容易に行え映像表現の幅が広がる。さらに焼き増しや上映のコストが、安く抑えられるといいます。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 20:48:23
    国谷:観客がほとんど気がつかない間に、フィルムのデジタル化・劇場のデジタル化が進んでいるのです。こうした急速なデジタル化の中で、デジタル映画を上映するために必要な1000万円を超える投資が難しい小さな劇場が、閉鎖に追い込まれる懸念があります。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 20:53:01
    国谷:実際ここ数年、地方の映画館の閉鎖が相次いでいます。大きな劇場とは一線を画して、独自の視点で過去の秀作や世界各地で作られるすぐれた作品を見つけ出して上映する町の映画の拠点。こうした拠点が次第に姿を消してゆくと、多様で豊かな映画文化を楽しむ機会が失われていくのではないか。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 20:55:35
    国谷:映写機を回し、そしてフィルム映画の可能性にこだわる人々が問いかけています。
  • VTRが流れます

  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:00:49
    <ナレーション> 三重県・伊勢…60年もの間営業を続けてきた老舗の映画館、新富座です。館主の水野昌光さん、家族経営で人手が足りず、一人で何役もこなします。朝10時から夜の9時まで、2つのスクリーンでの上映をみずから行います。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:03:45
    <ナレーション> 都会のシネコンでかかるようなハリウッドのヒット作ばかりでなく、たとえ地味でも良質な映画を掘り起こし町の人たちに届けてきました。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:07:32
    水野:ここでしかないものがあるわけですよ。それが映画館の値打ちだと思ったもので。自分がいいと思ったものを見てもらって、それでお客さんが喜ぶ。そこにお金をもらった価値があるというのかな。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:14:17
    <ナレーション> 24歳で家業の映画館を手伝い始めた水野さん。この仕事のもつ奥深さに目覚めたきっかけは、1本の作品との出会いでした。映画「ニューシネマ・パラダイス」、町の映画館で世界の名作を人々に届ける映写技師アルフレードと、映画の世界に魅せられていく少年トトの交流を描いた作品。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:17:20
    <ナレーション> 自分の役割は、良質な映画との出会いを人々に提供すること。映画を観た水野さんは確信したといいます。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:20:20
    水野:あの映画がこだわりを教えてくれたじゃないですか。その映画館と映画の素晴らしさを…そのバトンを引き継いでいるんだなって、あの時見て思いましたから。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:32:29
    <ナレーション> しかし水野さんは今、映画館の存続にかかわる大きな岐路に立たされています。去年から多くの配給会社がフィルムでの配給をやめ、デジタルデータで配給する動きが加速しているのです。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:37:06
    <ナレーション> もしデジタルに切り替えれば、これまでのように自ら掘り起こした多様な映画を上映することは、難しくなる恐れがあります。 いま映画界は100年に1度といわれる、大きな変革期を迎えています。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:40:09
    <ナレーション> DCP、デジタルシネマパッケージと呼ばれる新たな方式が主流になり、フィルムに取って替わろうとしているのです。その最大のメリットはコストです。これまで配給会社は、映画館の数だけフィルムをプリントする必要がありました。
  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:46:34
    <ナレーション> 費用は1本およそ20万円。500館に配給するには1億円ものプリント代がかかります。しかしデジタルの場合、配給されるのはデータです。データであれば簡単にコピーができ、プリント代にかかるコストを削減できます。
  • ↑ 左は予告編、右は本編が入っているもの

  • とし @toshihiro36 2012-05-30 21:49:49
    <ナレーション> さらにDCPの場合、データを映写機にダウンロードするだけで上映が可能。フィルムと違って映写技師も不要になり、人件費が削減できます。

コメント

  • Sebastian KOBAYASHI @Dongpo_Jushi 2012-05-31 12:36:03
    そりゃRED ONEとかバリカムでシステム組んだら1000万円コースだけど、そもそもアリフレックス+ツァイスやアンジェニューだって現役時代は1000万円コースだったわけで。
  • Sebastian KOBAYASHI @Dongpo_Jushi 2012-05-31 12:45:26
    あと、フィルムのハイエンド機材は滅多に値段落ちない(今みたいにフィルム時代が終わらないかぎり)けど、デジタルは落ちてくる。今のデジシネは媒体がHDDだからでかくて高いがそのうちフラッシュメモリで間に合うようになるだろうし。

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