- masahiro_oda
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ルイーダの酒場に行くからにはやはり職業を決めないとということで、漏れはパラディン、そして友人(以下、A)は僧侶と決めて、ついにルイーダの酒場に入店する時間になった。
2010-06-23 07:16:29ル弟子の挨拶とともに宴は始まり、漏れたちはテンションMAXのまま料理を注文した。ギカンテスのこんぼうやスライム肉まんなど、まるでドラクエの世界から出てきたかのような食べ物に、漏れたちのテンションはMAXをはるかに超えた。
2010-06-23 07:24:21宴が中盤に差し掛かったところで、Aが注文したマヒャドクールというドリンクがきた。このマヒャドクールは、呪文「マヒャド」を唱えると色が変わる?みたいなドリンクだった。そういった内容をドリンク持ってきたル弟子がAに説明してくれていたが、ここで問題が発生した。
2010-06-23 07:28:58Aは僧侶である。僧侶はマヒャドを使えない。つまり、Aはマヒャドを使えないのである。 この事実をル弟子に伝えるとル弟子も「困りましたねッ!」と言っていた。さぁ、どうしよいかと3人で考えているそんな時、Aの隣から声が聞こえてきた。
2010-06-23 07:31:40いきなりの横やりに、漏れとAとル弟子の3人は意表を突かれうまく反応できなかったが、それでもあの声は漏れたちに向けられた言葉だと理解でき、3人は声の人物のほう(Aの隣)を見た。
2010-06-23 07:36:23そこには、いかにもアキバ系と思われる30歳前後のデブの眼鏡の男(以下、秋葉男)がいた。明らかに漏れとAとは生きている世界が違う。それがはっきりわかるほどのアキバっぷりだった。漏れたちは何が何だかわからず呆気にとられて秋葉男を見ていると、秋葉男が再度口を開いた。
2010-06-23 07:39:54そういった秋葉男は満足そうに笑顔をこちらに向けている。 漏れたち一瞬、何のことを言っているのか意味が分からなかったが、すぐにマヒャドの件だと気付く。
2010-06-23 07:42:58今思えば、普通いきなり秋葉男に話し掛けられれば「誰だこいつ?」とか「うわっ、なんかキモっ」となるはずだが、生憎とこの時の漏れたちのテンションは255%。なんの疑問もなしに3人で「それだっ!」と叫んでいました。
2010-06-23 07:45:38そしてル弟子の指揮のもと、Aの転職が始まりました。ちなみに、この辺りで気付いたことですが、ル弟子はドラクエにあまり詳しくありませんでした。なので基本、ル弟子はドラクエの世界観無視の何でもありルールでした。おかげ(?)で、無事にAの転職も済みました。
2010-06-23 07:49:52この呪文で、やっとマヒャドクールは完成しました。そして、それと同時に「おめでとうございます」と盛大な拍手をする人物がいます。もちろん秋葉男です。
2010-06-23 07:52:25秋葉男は、自分の意見が採用されたことにえらくご満悦状態で、この瞬間からものすごくフレンドリーに絡んできます。漏れたちもテンションマダンテ状態だったので、ノリで秋葉男と絡んでいました。
2010-06-23 07:55:07秋葉男は色んなことを話してきました。三日連続でルイーダの酒場に1人で来ていることや、ルイーダの酒場の料理とドリンク全ての説明や、お店に置いてあるロトの剣の精巧さなどなど。もちろん敬語で。
2010-06-23 07:58:03最初は面白半分でその話に付き合っていましたが、漏れたちはだんだんと秋葉男に話を合わすのがめんどくさくなってきました。 話の中で、秋葉男がルイーダさんとのツーショット画像を見せてくれたのですが、漏れたちはその画像ではなく、携帯ストラップと待受のアキバっぷりにちょっと引いていました。
2010-06-23 08:01:18それでも話が止まらない秋葉男に対し、漏れたちは何とかして離れようと考えているとき、しばらくの間その場を離れていたル弟子が近づいてきてこう言いました。
2010-06-23 08:03:43「グフフッ、そうなんですよー。意気投合してしまいまして。これからメタスラ狩りにでも行こうかと話していたところなんですよ。グフフッ」 漏れとA (゜Д゜)ポカーン
2010-06-23 08:15:57