この前のツイートで李福九「北朝鮮弾道ミサイルの最高機密」のレビューを紹介したが、現物を入手してみたら想像を上回る電波本だった。最初の数ページしか読んでないけど眩暈がする
2012-06-02 23:17:40最初の数ページでざっと目につくところだけ上げてくと、①北朝鮮の主力戦車は改良型のT-34で米韓軍を圧倒できるほどつおい、②北朝鮮はソ連が採用しなかった秘密の戦闘機ミグ22、ミグ26、ミグ32を装備しており、これも超つおい、③An-2を改造した木製プロペラ単葉戦闘機を配備している
2012-06-02 23:20:32出版社が徳間というだけでwktkですね RT @CCCP1917 この前のツイートで李福九「北朝鮮弾道ミサイルの最高機密」のレビューを紹介したが、現物を入手してみたら想像を上回る電波本だった。最初の数ページしか読んでないけど眩暈がする
2012-06-02 23:20:35勇気を出してちょっと続き読んでみた。続きのパートは著者が勤めていたミサイル工場についてで、こっちは割とリアリティを感じる。少なくとも北朝鮮で何がしかの工場で働いていた人であることはたしかっぽい・・・と思ったらその先がすごかった(笑
2012-06-02 23:26:14北朝鮮の弾道ミサイルの父と言われた李升基博士は、ソ連から輸入した貴重な対艦ミサイルを3発同時発射するという実験を具申し、金日成の認可で実施した。発射試験後、博士は15分ぐらい目をつぶって考えた後、「わかった」と言って瞬く間に超大型ICBMの燃料システムを設計してしまった・・・
2012-06-02 23:29:21@CCCP1917 この逸話、本当に北朝鮮の工場で流されてた可能性もありそうですね。事実じゃないのは明白ですが
2012-06-02 23:31:27さらにすげえこと書いてある・・・①1993年に発射されたノドンは1発ではなく2発。1発は日米がレーダーで捕らえそこなった。②目標は日本海にある岩礁で、北朝鮮の実力を見せつけるとともに難破の原因になる岩礁を破壊して恩を売る気だった
2012-06-02 23:35:04③中国は迎撃ミサイルを発射してノドンを撃ち落とそうとしたが、ノドンが内蔵したコントロール装置が迎撃ミサイルの制御を乗っ取り、元来た方向へ送り返してしまった
2012-06-02 23:36:28もしこの人が本当に北朝鮮でミサイル開発に携わっていたのだとしたら、長距離弾道ミサイルの発射試験が失敗続きなのも頷けようというもの
2012-06-02 23:38:00@dragoner_JP その可能性はちょっと僕も考えたんですけど、ミサイル制御システムの開発者を名乗る割にミサイルの制御についても滅茶苦茶なことばかり書いているので、著者のプロフィール自体疑ってかかったほうがいいっぽいなと思いました。実際はあんまりランクの高くない工員だったとか
2012-06-02 23:40:49@CCCP1917 恐らく下の工員か何かで、工場で流しているようなプロバガンダ教育を真に受けちゃって、そのまま亡命という感じかなあ、と
2012-06-02 23:42:02@CCCP1917 やはり下級労働者だそうで>国情院は 1黒覆面の証言者はミサイル誘導システム開発に関わった技術者ではなく、武器製造工場の下級労働者である 2ミサイル部品の輸入に関して証言できる立場にはない人物であるとの報告を行った http://t.co/Vxe9r0p5
2012-06-03 00:04:27ちょっと後ろの方のパート読んでみた。「改良型T-34」は8人乗り(!)で前後にエンジンがついていて(!)砲塔が180度しか廻らない(!) 逆にどうやって戦うんだこんなもん(笑)
2012-06-02 23:43:31「ロシアのカザフスタン」という表現が何度か出てくるのもすごいな。「ロシアのカザフスタン」では核実験と弾道ミサイル実験を何度も実施しているそうです。へー・・・ほー・・・
2012-06-02 23:48:05どこにあるのか、いつかいってみたいですね(ぼうRT @CCCP1917: 「ロシアのカザフスタン」という表現が何度か出てくるのもすごいな。「ロシアのカザフスタン」では核実験と弾道ミサイル実験を何度も実施しているそうです。へー・・・ほー・・・
2012-06-03 00:12:04そして本書のクライマックス、北朝鮮製超重ICBM。「地球を1周できるミサイルをつくれ」という将軍様の命令によって開発されているもので、全長72m、射程4万km。すごい。何しろ射程が地球1周分なのでわざわざ地球の裏側まで行ってから自分の頭上に爆弾を降らせる最終兵器。現代アートっぽい
2012-06-02 23:53:33ちなみに著者は国防大学在学中に地対空ミサイルのプログラムを組んで米軍のSR-71を撃墜したことがあるそうです(うつろな目
2012-06-02 23:54:21というわけで『北朝鮮弾道ミサイルの最高機密』の内容紹介終わります。知識の間違いや翻訳のせいでちょっと変なところがあるにせよ、多少参考になるかなーと思って買ったんだけど、冒頭から末尾まで徹底的に電波本だった
2012-06-02 23:57:06全くの邪推なんだけど、この本、何かのタネを元に日本人が書いたんじゃないかという気もしている。脱北者が書いてる筈なのに日本の週刊誌報道とか石原慎太郎都知事の談話がよく引用されているし、「目覚めよ日本」的な言辞が散見される。政治的理由で北朝鮮の脅威を強調したい人が書いたんじゃないかな
2012-06-03 00:00:53