水野勝仁さんの発表「GIFの質感:「ポスト・インターネット」から考える画像形式」
今日の映像学会の発表「GIFの質感:「ポスト・インターネット」から考える画像形式」の資料です.発表は2時20分からです.https://t.co/5x6fu19U
2012-06-03 12:33:08というわけで、あと10分後くらいから水野勝仁さんの発表「GIFの質感」が始まります。資料はこちら https://t.co/Lr8YTpNz 。とりあえず、ハッシュタグは #TheFeelOfGIF でtsudaってみます。
2012-06-03 14:14:21今から発表します.今日の発表「GIFの質感:「ポスト・インターネット」から考える画像形式」の資料です.http://t.co/YzXvSf2M ICCで行われた座談会「インターネット・リアリティとは何か」で,エキソニモの千房さんが「GIFとJPEGどちらか硬いか」を問題にしていた
2012-06-03 14:20:02水野「ICCで行われた座談会「インターネット・リアリティとは?」でエキソニモのせんぼうさんが提案した疑問「GIFとJPEGどっちが硬い?」が発端」 #TheFeelOfGIF
2012-06-03 14:21:11それがとても興味深いと思ったからです.GIFとかJPEGに質感があるとしたら,それをどう考えればいいのか.また,アニメーションGIFが流行している背景もあります.そこで,「圧縮画像」について考えてみようと思ったわけです.
2012-06-03 14:23:02ということで,今回の発表の流れです. 1.「ポスト・インターネット」という状況 2.ピクセル|圧縮 3.JPEGの質感:アーティファクトのヌメっと感と「軽さ→手軽さ」 4.GIFの質感:Webのなかで際立つ「剥き出し」のオブジェクト
2012-06-03 14:25:02インターネットが当たり前になった状況が「ポスト・インターネット」と言えるのではないかと考えたわけです.そこから,GIFやJPEGのような「圧縮画像形式」に対して,現実世界に存在するモノに対して抱くのと同じような感覚が出てくきてもおかしくはないだろうということです.
2012-06-03 14:27:02グラハム・ハーウッドによる「ピクセル」についての指摘。論理かつフィジカル。これは昨日のYCAM阿部さんの問題提起とも重なる。わたしたちは光の塊とインタラクションしているのか。あるいはその奥のプログラムか。 #TheFeelOfGIF
2012-06-03 14:29:11圧縮画像の大元,ピクセルと圧縮について考えてみます.ピクセルについては「論理でもありフィジカルでもある」とグラハム・ハーウッドが書いています.そして圧縮については,画像の見た目をできるだけそのままで情報を減らすことはデジタル特有だとロン・バーネットが書いています.これらは大事.
2012-06-03 14:30:07いま、突然、水野さんがトーマス・ルフの「JPEGS」を取り出して会場に回覧を始めました。ここからJPEGの質感について。 #TheFeelOfGIF
2012-06-03 14:30:40その本の中に所収されているベネット・シンプソンの論考について。圧縮のアルゴリズムが生み出す「アーティファクト」がJPEGを写真ではなく絵画にする #TheFeelOfGIF
2012-06-03 14:31:40トーマス・ルフは「jpegs」という写真集のなかで,圧縮の際に生じるノイズである「アーティファクト」に美を見出している.これもひとつの質感であるが,2011年に行われた「new jpegs」というポスト・インターネット世代の展示では,JPEGがもつ「軽さ」が展示に組み込まれていた
2012-06-03 14:32:02「展示→Web掲載→流通・改変」というJPEGの「軽さ」ゆえに生じるプロセスそのものを展示した.JPEGは「情報が圧縮された『軽さ』」の質感を示している.ポスト・インターネット的状況では,圧縮画像の「軽さ」が受け入れられ,Webを「情報が圧縮された『軽い』世界」として楽しんでいる
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