「明治の蘭字デザインスタジオ」ミニレポ ~Japanese Oldfashioned Label~
5月26日に平野美術館で行われた特別講演会「明治の蘭字デザインスタジオ」に関するレポ。蘭字に関する基礎的な内容は省略して興味深い点について。展示されてる蘭字は見てて面白い!お気に入りは"Mischief"、"青海波に双旗図"、ボツ画稿"かぼちゃ図"、"魚尽くし図"など。 #tea
2012-06-03 18:43:05明治期の日本最大の輸出品は「お茶と生糸」であり、生糸の蘭字もありました。しかし、生糸ラベルは納品時に商館ラベルに付け替えられてしまいます。お茶の蘭字は、小分けのパッケージにも付いていたため、外国の一般家庭に広まり、日本ブームの火付け役の1つとなりました。 #tea
2012-06-03 18:44:06蘭字は和洋折衷、様々なデザインがあります。日本の絵、外国の絵、文字、また当時の流行を表したもの。例えば"RONIN"蘭字はパッと見「?」ですが、ルーズベルト大統領もハマった、当時流行りの「忠臣蔵」のイメージです。 #tea http://t.co/KTZJeTvS
2012-06-03 18:46:26関東大震災で蘭字の木版が焼失したのを機に、蘭字は途絶えた。とされていますが講師の井手先生は「蘭字的デザインが好まれた地域」「輸出の記録が無い地域のお茶の蘭字の存在」「見返り物資での使用」の可能性をあげ、ある程度存続していた可能性もあると仮説を立てています。 #tea
2012-06-03 18:54:24未確認蘭字の可能性について。蘭字「大日本山城国」は明治30年代に和束町の山城湯船改良社が出荷した際の蘭字ですが、和束町には「お茶を輸出した記録がありません」。このことから「記録に残っていないけど、蘭字(輸出構想や実績)があった」地域があるという可能性が浮上してます。 #tea
2012-06-03 19:32:16参加者からの質問「"GREEN TEA"と記載された蘭字はあるか?」について。「"日本産のお茶=緑茶"なので、基本的に無い。」ただし、ゼロでは無いとのことでした。 #tea
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