【シューニャリアーナシリーズ】創作・提供・享受の根本原理に少しだけ足を踏み入れる
- L_O_Nihilum
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「バンドものはとくに売れない」←文中のこれは嘘であることは、当記事が雄弁に語っている。AKB形態を除いて見ると結構買われてるし聴かれてる。 <ニコ動出身者がオリコン上位へ――激変するJポップの新人発掘> http://t.co/U7tyOvzT #niconews
2012-06-06 11:33:19あとは、『歌い手』の件もそうだけど「プロ乱獲」っていう事態になる…まぁ来たるべきというべきか。さて、享受者よいかなる意見を示す? <ニコ動出身者がオリコン上位へ――激変するJポップの新人発掘> http://t.co/U7tyOvzT #niconews
2012-06-06 11:34:26あと逆に、プロ志望でニコに曲作る人もいるわけだ。そういう志向が創作者に強かったら、そういう人をぜひ発掘『してあげて』いいと思う。ryoさんみたく。 <ニコ動出身者がオリコン上位へ――激変するJポップの新人発掘> http://t.co/U7tyOvzT #niconews
2012-06-06 11:35:51結局僕が言いたいことはこの辺だ―――創作者・提供者・享受者の間のバランスをしっかり考えろよレコード会社(提供者)、先走るな、ってこった。 <ニコ動出身者がオリコン上位へ――激変するJポップの新人発掘> http://t.co/U7tyOvzT #niconews
2012-06-06 11:36:53後一応これも関わってるんだよな、曲のプラットフォームが法に位置づけしづらくなってるって事 要は提供者側が「管理下に置きたい」て欲求な。 <「違法ダウンロード刑事罰化」にMIAUが反対声明 「子どもが摘発対象に」> http://t.co/wql2V4KD #niconews
2012-06-06 11:38:52もっというと『享受』と「消費」が脱構築された二項対立であるにもかかわらず、「消費」って言葉でひとまとめひと括りに語ることができたのも、企業や法が作品のプラフォを管理できていたから、のはず。
2012-06-06 11:40:27要は、データに登録されてるだれだれの曲Aが、CD何枚で売れている、ってことがほぼそのままイコールで「聞かれてる」という基準だったからね。
2012-06-06 11:41:08ところがCGM,ネット発達してくると話が違ってくる。買わなくても聴けるタイミングが増えてくるわけだ。聞けるタイミング、だけではなくて、それを「持つ(所有・所持する)」ことまで消費と別個に行えるようになる。
2012-06-06 11:42:23所謂「割れ」がその例だけども、あれだけでなくCraving explorerやにこさうんどみたいなのもあるわけだ。無料であげられたモノを無料で変換→Mp3等にするタイプとかね。ピアプロもある意味そうだ。
2012-06-06 11:44:10そこで、それにお金をつけて売りたい、っていうときに配信っていう形式が採用されたわけじゃないか。つまり、曲のプラフォを法的に作者・作者帰属の提供者にお金の位置づけしつつ、DL所持を可能にさせるために。
2012-06-06 11:45:48ただコレも同人見ていると甘いなって思うことあって、たとえばアレンジ曲なんてのはいまだなおCDが買われてるし聴かれてるんだよね。東方のボーカルとか。配信の台頭はCDの衰退を、実は意味してないと思うんだよ。
2012-06-06 11:46:46それに少し話をそらすが、ボカロもたいていはCDを出して同人で売る。Mp3を動画から取り出す例も多いが、それでも作者自身やそれに携わる大きいとこが収録したCDは絶対音質もいいはずで、生産中であるかぎりやっぱ買ってもらってるんだよね。
2012-06-06 11:48:12合間合間にあるこういう動画紹介は、おまけみたいなもんです。たまに研究に関わることもあるけど、あんまし気にせず。気が向いたら見てやってください。
要は「その人の手で作ったものだったら金を払って買う価値がある」って、享受者はわかってるし、だからいずれ無料変換とか割れがあっても同人CDやカレントは買いに来るわけだ。そこではじめて「消費」の価値が出てきているわけなのね。
2012-06-06 11:49:26で、見方を翻すけれど、じゃ創作者・創作提供者から出されてるCDがあるから動画変換やDL,割れの価値が無いのかって言ったらはたまたそうでもない。そのCDが二度と購入できない状況でも曲がネット上に残ってるわけだろう?
2012-06-06 11:50:53で、「所持したい」っていう欲求が出てくる。まぁ、曲を他者と捉えれば「曲がほしい」っていうの『曲に会いたい』っていう欲望だともいえるんだが、その最後の可能性みたいなものとして、ピアプロやにこさがあるわけだろ。
2012-06-06 11:51:59で、たとえば生産終了・頒布終了した楽曲とかはここで変換DLすれば手に入る。お金によるフィードバックこそできなくなったけど、その人が一生懸命に作った楽曲ってやつを、聴いてやることはできる。『消費』不可能になっても『享受』が可能なんだよ。
2012-06-06 11:53:14だいいち勘違いするなよ。AKBみてりゃわかるとおもうが「買ってもらってる」=「売れてる」だが≠「聴いてもらってる」だぜ。金はもらえなくなるが、しかし聴いてはもらえるという時代がついに来た。
2012-06-06 11:54:35思えば、同時に「聴いてもらえなくてもいいから金さえ入ればいい」という時代でもあるんだよな。
それにそうやって聴くことでその作家に出会い、その作家のCDをのちのち買うようになる、っていう流れもアリじゃないかい。どうして、そういうところで解らないんだろう、って、企業がその儲け分を作者にやらないからこういうことになるんだよな。
2012-06-06 11:55:30生産終了したCDの金は向こうには入らないし、たとえば、中古なんかは買ったって企業に入らない。企業=提供者の売れがやはりアーティストをも保つ、っていう旧来的な考えしちゃってるから、提供者は新しいのを出し続けざるを得ない。
2012-06-06 11:56:54そして、提供しつづけて経済をまわすことが妨害されたら嫌なモンで、だから著作権だの版権だの(駐:それを掛けることが悪いわけじゃないぞ)で掛けられるお金と別のとこで享受されるのを妨害しようとするわけじゃないか。
2012-06-06 11:58:24ていうか、もっと言いかえちゃうと「ネットがなかったんで」,そうしざるをえなかった、というか、ネットなかったからそれまではその考えで享受者もそれを善しとしてたわけさ。
2012-06-06 11:59:11