2012年6月9日

空白を埋める想像力をはたらかせる前に

大林宣彦監督に会いにゆく前に、空白を埋める想像力をはたらかせる前に。
2
川田十夢 @cmrr_xxx

有楽町スバル座。この空の花。花火を見上げるみたいに観たかったので、一番前の座席にしてみた。そろそろ幕があく。

2012-06-08 18:08:04
川田十夢 @cmrr_xxx

花火を見上げていた。やがて劇場が明るくなり、大林宣彦が姿をあらわした。空白と想像力について語った。二列後方には、飴屋法水がいた。映画にエンドマークは出なかった。

2012-06-08 21:55:57
川田十夢 @cmrr_xxx

昨晩の「あの空の花」の東京上映最終回、ヤノベケンジも観てたらしい。確かに、二列後方の飴屋法水の隣りにいた。どっかで見たことある顔だと思ってた。(うっかり)

2012-06-09 12:31:27
川田十夢 @cmrr_xxx

あの映画体験のあと、僕は新橋のSL広場で待ち合わせをしていた。鼻孔には、あの空の花の残像のように、火薬の臭いが残っていた。

2012-06-09 12:37:05
川田十夢 @cmrr_xxx

待ち合わせをしていたのは、僕のことを唯一「とむぴょん」と呼ぶ人だった。空間を主戦場とし、京都造形芸術大学で教えていたこともある、一周くらい先を走っている先輩。

2012-06-09 12:39:16
川田十夢 @cmrr_xxx

彼の口から、ヤノベケンジのウルトラファクトリーが作り出した問題作の話が出た。それを大学をあげて潰すのではなく、擁護したという話。後藤繁雄の話題もあがった。いろいろつながった。

2012-06-09 12:42:33
川田十夢 @cmrr_xxx

あの空の花では、演じる者の本性が映画に流入していた。山下清を演じた石川浩司は、映画の後半になるとドラムを叩いていた。

2012-06-09 12:45:29
川田十夢 @cmrr_xxx

エンドマークが出ない映画を見たせいで、現実と仮想の境目がますます曖昧になった。お互いに意識し、作用するようになった。いい経験をした。

2012-06-09 12:47:27
川田十夢 @cmrr_xxx

あの空の花を観る直前まで、防災科学技術研究所や日本ユニシスなどのシステム技術者と、ARを使った「楽しい避難訓練」について討議していた。

2012-06-09 13:15:38
川田十夢 @cmrr_xxx

僕は、日本沈没を書いた小松左京の言葉を引用した。「江戸の町では大火の際、逃げる道筋が決まっていたという。それは、みこしを担ぐのと同じ道。幼いころから体で覚えたルート。昔の方が、自主防災のシステムはよくできていた。」

2012-06-09 13:16:49
AR三兄弟 @ar3bros

RT @cmrr_xxx: 小松左京「未来は、テレビと映画が一緒になった体験映画ができる。電話ボックスのようなところに入ると、まるで自分が映画の中にいるような気分になってくるんだ。」 〜少年マガジン大図解 vol.1「未来世界」(1968年5月19日発売号)より

2012-06-09 13:19:05
川田十夢 @cmrr_xxx

何を隠そう、来週の火曜日に大林宣彦監督に会いにゆく。虚業と、空白と、想像を映し出すスクリーンと、土の記憶と、広告と、この空の花と、キャメラが山を向いてしまうについて。対談ではなく、一方的に話を聞く。インタビュワー気質ではないけれど、文明単位で必要な対話なのでがんばる。

2012-06-22 21:12:43
川田十夢 @cmrr_xxx

大林宣彦監督の1989年公開作品「北京的西瓜」を見ていて驚いた。1時間52分を過ぎた辺り、突如として37秒の空白になる。主演のベンガルが「ここは映画の夢を作るところ」と、メタ語りをはじめる。虚と実の位相逆転が起きる。映画は何でもできる。

2012-06-23 00:08:02
川田十夢 @cmrr_xxx

たとえば、映画のロケ地と映画タイトルの符合によって生まれる価値と、失われる価値があって。これに当たるものが、ゲームにも少なからずあると考えている。

2012-06-23 16:35:50
川田十夢 @cmrr_xxx

大林宣彦が撮った尾道は、実際の尾道とは少し違う。「海からすぐ山につながる坂の真ん中に、町が滑り落ちそうな形で乗っていて、町を横切るようにして鉄道が走っています。町は傾斜地にあるわけですから、まるで観覧席のようです。」

2012-06-23 16:45:45
川田十夢 @cmrr_xxx

十字キーでゲームをすること。身体をコントローラーにしてゲームをすること。映画を映画館で観ること。境界をなくして映画というリアリティの中に入ってしまうこと。停滞と進化の必然。見極めたい。

2012-06-23 16:51:29
川田十夢 @cmrr_xxx

必然のある停滞は永遠となり、その永遠のひとつが大林宣彦のいう「映画ありがとう」にかかる。

2012-06-23 17:01:34
川田十夢 @cmrr_xxx

「映画人からは、コマーシャルのような映画だと言われました。僕自身も、日本映画のコマーシャルを作っている、もう一度映画館に観客を取り戻そうという意識で撮っていました。」 大林宣彦 第一回監督作品『HOUSE』をふりかえって

2012-06-24 15:06:02
川田十夢 @cmrr_xxx

思い詰めたときは、何も考えていない人の顔が見たい。何も考えていない時は、思い詰めた人の言葉に触れたい。故に、フィクションとノンフィクションは、均衡を保つ。同じ質量で蔓延する。

2012-06-25 21:49:44
川田十夢 @cmrr_xxx

自分が遭遇しているのが、事件なのか。物語なのか。誰かが言葉を与えるまで待つのか。待ってくれと懇願するのか。空白と認識し、想像を巡らせるのか。みんなで想像しようと訴えるのか。

2012-06-25 21:58:49
川田十夢 @cmrr_xxx

「物語というのは、情報を遮断したところから、情報の裏から滲み出てくるもの。」大林宣彦

2012-06-26 04:38:22
川田十夢 @cmrr_xxx

「映画は嘘っぱちを描く。その嘘は事実とは違う。事実の向こうに願いが見える。虚構がもつ美しさ。その嘘がどれだけチャーミングであるか。」大林宣彦

2012-06-26 04:51:01
川田十夢 @cmrr_xxx

「映画人が映画を観ながら映画を作ると、単なる映画のなかだけで世界は閉じ込められてしまう。」「映画作家はフレームの外側に住んでいる。事実と現実と嘘とまことの世界がどう対話するのかということに、ジャーナリスティックな存在があるのだと思う。」大林宣彦

2012-06-26 04:51:52
konosoranohana @konosoranohana

大林宣彦監督、本日はAR三兄弟のご長男・川田十夢さん(@cmrr_xxx)との対談です! 掲載予定の媒体は後日告知いたします。

2012-06-26 11:57:24
川田十夢 @cmrr_xxx

少年大林宣彦は、落とし穴を作るのが趣味だった。ある日、その穴に同級生が落ちて大怪我をした。担任の教師から校庭へ呼び出された。ここに同じ穴を掘れと言われた。

2012-06-26 12:00:49
残りを読む(6)

コメント

川田十夢 @cmrr_xxx 2012年6月24日
まとめを更新しました。
0
川田十夢 @cmrr_xxx 2012年6月26日
まとめを更新しました。
0