くらさんの『捜神記』語り

様々な怪異話の種本にもなっている中国の怪奇譚『捜神記』からくらさん( @neurosnowblind )がチョイスしたいろんなお話。
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くら @neurosnowblind

ふと手元に捜神記があるのでおもしろそうなはなし探して呟いちゃおうかな。

2010-06-25 21:38:22
くら @neurosnowblind

さてさて。漢字が難しいので手間取るなう。

2010-06-25 22:34:37
くら @neurosnowblind

こんな話があり申す。

2010-06-25 22:39:37
くら @neurosnowblind

王莽の漢朝簒奪を知った太守テキ義は兵を挙げようとした。その時、義の兄宣は学生達に講義をしていた。庭には鳥達が群がっていた。と、野犬が飛び込んで鳥達の頭を食いちぎった。数日後、莽はテキ一族を皆殺しにした。

2010-06-25 22:40:27
くら @neurosnowblind

以上。これが野犬が庭の鳥達の頭を食いちぎったのが凶兆だったという話。

2010-06-25 22:41:54
IKE @Zuraaaa

@neurosnowblind あれそれなんか聞いたことある

2010-06-25 22:44:44
くら @neurosnowblind

@Zuraaaa 色々な話に種本にされてるようだよ

2010-06-25 22:46:02
くら @neurosnowblind

魏の太傅司馬懿は公孫淵父子を討った。この事件の前、淵家に度々怪異があった。冠を被った赤い犬が屋根にいたり、土鍋で子供が蒸し殺されていたり、亦、襄平の来たの市街に肉が現れた。頭も目鼻口も無く手足も無いが揺れ動く。国歌滅亡の兆しと易断された。

2010-06-25 22:43:05
くら @neurosnowblind

季垣子が井戸を掘っていると土瓶がでた。中に羊が入っている。孔子に訪ねると「木石の精怪は魍魎(部首虫)、水怪を竜や罔象、土怪は賁羊と申すそうです」夏鼎志によると「罔象は三歳の子のようで目赤く色黒く耳大きく腕長く爪は赤、縛り上げれば食うことが出来る」とある。

2010-06-25 22:53:50
くら @neurosnowblind

そう言えば、総神記にはこういう話もある 「針鼠は刺がいっぱい生えているので柳の枝を通り抜けられない。」 以上。へー!そうなんだ!

2010-06-25 23:08:50
くら @neurosnowblind

さて、捜神記のツイートの残りをすべぇ。捜神記は干宝が今から1600年程前に記した志怪、奇妙な話しをまとめたものである。

2010-06-26 04:10:55
くら @neurosnowblind

ちとその中でパッと目についたものをツイートしてみる。

2010-06-26 04:12:05
くら @neurosnowblind

○魏の太傅司馬懿は公孫淵父子を討った。この事件の前、淵家に度々怪異があった。冠を被った赤い犬が屋根にいたり、土鍋で子供が蒸し殺されていたり、亦、襄平の来たの市街に肉が現れた。頭も目鼻口も無く手足も無いが揺れ動く。国歌滅亡の兆しと易断された。

2010-06-26 04:12:37
はいじ @haizi0812

@neurosnowblind さいごのって太歳ですかね~?

2010-06-26 04:13:53
くら @neurosnowblind

@haizi0812 さて? 不老の「混沌」のようなあれですね。どうなんでしょう?

2010-06-26 04:17:00
くら @neurosnowblind

この「肉」は甚だ不気味だが、本朝にもぬっぺぼう、ぬっぺほふという肉の塊が寺内に出ることがある。

2010-06-26 04:13:58
りりす @uneflawless

これ読んで昔駿府城に出た肉人を思い出した。たしか徳川の公式記録に残ってたという話 RT @neurosnowblind: この「肉」は甚だ不気味だが、本朝にもぬっぺぼう、ぬっぺほふという肉の塊が寺内に出ることがある。

2010-06-26 04:38:56
葛原あゆの@🦣と☁️ @k_ayuno

駿府城に現れた肉塊は昨日言った杉浦先生の『百物語』に出てきたなー。けっきょく逃がしてしまったら、後で学者か陰陽師にその肉を食べると不老不死になると言われている、惜しいことをしたと言われる話。

2010-06-26 05:56:17
くら @neurosnowblind

○呉の諸葛恪が丹陽の太守であった頃、狩りで二つの山間に差し掛かった時、子供が恪の手を引っ張った。恪は逆に引っぱり返した。子供は足場から離れると死んでしまった。恪にわけをきくと「溪嚢という妖怪で白沢図に書いてある」と答えた。

2010-06-26 04:17:45
くら @neurosnowblind

これは諸星大二郎の諸怪志異に老子の「玄牝」のくだりと一緒に書かれていたりしますね。「谷神は死せず」と。

2010-06-26 04:20:28
くら @neurosnowblind

○秦の頃、南方に「落頭民」というのがいて、首だけが飛ぶ。虫落という儀式をするのでそう名付けられた。朱垣が雇った女中もそうだった。首が飛んだので大きに驚き、身体に布団を被せたら首はくっつかなかった。布団を退けるとくっついた。不気味なので解雇したが、後にそれが天性だとわかった。

2010-06-26 04:22:11
くら @neurosnowblind

これは後「ろくろ首」の話になるわけですが「飛頭蛮」が三才図会で紹介されていますね。講談のネタになっていたり昔話のネタになっていたりするのも大陸渡来のようです。

2010-06-26 04:25:02