高木仁三郎市民科学基金(高木基金)の成果発表会 by 細川弘明さん実況まとめ

6/10 高木仁三郎市民科学基金(高木基金)の成果発表会 by 細川弘明さん実況まとめ
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HOSOKAWA Komei @ngalyak

高木仁三郎市民科学基金(高木基金)の成果発表会、今朝9:30から東京・大崎の南部労政会館で進んでます。午前中、電波うまくつながらず、中継できませんでしたが、なんとか繋がったので、メモした分も含め、おっかけツイートしていきます。

2012-06-10 12:55:47
HOSOKAWA Komei @ngalyak

高木基金 発表会プログラムはこちら☞ http://t.co/cBsUH39t いま昼食休憩中。以下、ツイートは細川文責でっす。午前の部のメモから順番に流してきますね。

2012-06-10 12:58:36
HOSOKAWA Komei @ngalyak

高木基金発表会 9:30すこし過ぎ、開会。代表理事=河合弘之さんの挨拶。福島事故によって高木仁三郎さんが再評価されているのは悲しむべきこと。高木さんは生前、「大事故が起きて皆の認識が変わる、というような結末にはなってほしくない」と言っていたが、、残念なことに..【続く】

2012-06-10 13:06:30
HOSOKAWA Komei @ngalyak

河合挨拶2 ..いたが、残念なことに大事故がおきてしまった。高木久仁子さんは「苛酷事故がおきても、日本は変わらないかもしれない」とかつて仰ったことがある。私は「それはないだろう、苛酷事故がおきれば、いくら日本でも変わるでしょう」と【続く】

2012-06-10 13:08:07
HOSOKAWA Komei @ngalyak

河合挨拶3 ..と思っていたが、今の再稼働の動きなど見ると久仁子さんの懸念が的中してしまったような気もする。しかし、あきらめず変化を求めていく。高木基金のように、助成団体でありながら運動体としての性格もあわせもっているのは稀有な例。今後とも、この独自な性格を保っていきたい。

2012-06-10 13:08:33
HOSOKAWA Komei @ngalyak

午後のセッションが始まってしまったので、順番とばして、第6報告から中継します。 (午前中の第1報告から第5報告は、のちほど流しますね。)

2012-06-10 13:24:56
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【第6報告】13:10-13:33 チェルノブイリ救援・中部(河田昌東さん)「チェルノブイリ原発事故被災地におけるバイオエネルギー生産と農業復興の試み」

2012-06-10 13:40:02
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・この調査は福島事故以前に始まったもの。福島事故の発生により、チェルノブイリの農地での成果を日本に生かすという喫緊の課題も生じた。 ・ウクライナ、ジトミール州(北部が汚染地域)ナロジチ地区での試みを報告。

2012-06-10 13:40:35
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・支援の当初は、医療面での支援。病院などで治療効果は出てきた。しかし、良くなって帰宅するとまた悪くなってしまう。村でとれる飲食物の放射能のせい。 ・医療援助は継続しつつ、汚染土壌の浄化と農業復興を視野にすえた支援に。菜の花プロジェクトなど。

2012-06-10 13:40:53
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・2007年から新しいプロジェクト。バイオレメディエーション(植物によるセシウム、ストロンチウムの吸収、土壌浄化) ナタネによる土壌浄化とバイオディーゼル利用。 ・ナロジチは農業畜産が中心で、飯舘村と似た面はあるが、汚染濃度は飯舘村のほうが桁違いに高い。

2012-06-10 13:50:16
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・セシウムは20cm、ストロンチウムは40cmまで沈んでいる。ナタネ油の放射能を測ると、油には放射能が ・ナタネ植物体のセシウム分布、種子に多い。根にはあまり残らない。ストロンチウムは茎に多い。

2012-06-10 13:50:40
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・5年間の実験の結論として、ナタネによる短期間の土壌法かは不可能。年間3〜5%の減少率。 ・しかし、新たな発見として、ナタネ栽培の裏作(ライ麦、小麦、大麦、蕎麦)は汚染がきわめて少ない。食料、家畜飼料として利用可能。

2012-06-10 13:51:29
HOSOKAWA Komei @ngalyak

ナタネ、移行係数の低い作物、それ以外の作物という順序に輪作し、またナタネに戻すというサイクルで農業復興が可能。 ・バイオエネルギー農業として、バイオガスの生産。セシウムはバイオガスの排水に移行、活性炭とゼオライトなどで吸着できた。

2012-06-10 13:51:50
HOSOKAWA Komei @ngalyak

廃水中の無機イオンが残る問題。希釈槽などで対応、現在データ収集中。 ・2011年6月、落雷で管理棟焼失!というハプニングもあって、びっくりした。

2012-06-10 13:54:06
HOSOKAWA Komei @ngalyak

質疑応答 藤井委員:植物による除染は無理という結論か?── 河田:バイオレメディエーションが効果があったという論文はたくさんあるが、すべてポット試験。実際の汚染地で実験したのは私たちが最初。植物では土壌浄化はやはり無理。輪作技法などで対応する余地のあることが分かったのは成果。

2012-06-10 13:54:43
HOSOKAWA Komei @ngalyak

問:ひまわりはどうか? ── 河田:ヒマワリでの吸収はできない。ヒマワリの水耕栽培で効果をあげた実験例があるのみ。水耕だから、当然の結果。それが過大評価されたのは不幸。 河田:吸着剤としてのゼオライトは長く使えるのが利点。

2012-06-10 13:55:10
HOSOKAWA Komei @ngalyak

貴田委員:土壌中の水溶性セシウムの定量的な評価は? ── 河田:事故からの時間で違ってくるので、チェルノブイリと福島で単純な比較はできない。土壌中の水溶性セシウムで吸収できるのは数%レベルに過ぎない。1年間1センチの浸透。珪酸分の多い粘土質土壌に強く吸着している。

2012-06-10 13:55:23
HOSOKAWA Komei @ngalyak

細川: 福島でのストロンチウムの評価は? ── 河田:チェルノブイリの60分の1くらい。なので測定が難しいのは確か。チェルノブイリではSrによる健康被害が多かったが、福島ではそれほどの影響は出ないと見てよいのでは?

2012-06-10 13:55:39
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【第7報告】13:33-13:57 長島の自然を守る会(高島美登里さん)「上関原発予定地周辺の生物多様性の解明と普及活動」

2012-06-10 14:00:26
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・福島事故を受けて、上関の状況も大きく変わった。埋立工事中断。県内市町村から中止や凍結を求める決議が続々。 ・上関町「地域ビジョン検討会」はじまった。しかし、町長選では反対派が勝てず。

2012-06-10 14:08:11
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・2011年度の調査実績、大きく3つ。オオミズナギドリの採餌領域の解明、宇和島のカラスバトの繁殖確認、カンムリウミスズメの繁殖可能性のあらたな確認

2012-06-10 14:08:27
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・オオミズナギドリ(山口県・絶滅危惧種)宇和島で毎年繁殖。親鳥にGPSしょわせて追跡。ヒナは生後3ヶ月は穴の中で過ごす。親鳥の1.5倍まで太る! 穴から出られなくなる。2ヶ月は親鳥がエサをはこぶ。残り1ヶ月は断食、親鳥はニューギニアに行ってします。ヒナは痩せてから穴を出る。

2012-06-10 14:09:36
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・宇和島のオオミズナギドリの採餌域は極端にせまい。長距離・長時間の採餌旅行をしない。逆に、瀬戸内海の西部海域は良質なエサ場である、ということ。(ほかの海域は資源が乏しいということか?)

2012-06-10 14:09:52
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・繁殖成功率も低い。ネズミなど捕食者もあるらしい。地域個体群の絶滅のリスクは高い。原発の影響も懸念される。

2012-06-10 14:10:02
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・次に、カラスバト(国の天然記念物、IUCNの準絶滅危惧種)。宇和島では初確認。 ・カンムリウミスズミ、中国電力は月1回の確認しかせず、観測データの精度が低い。「確認せず」と中電が報じた月でも市民調査では確認されている。国際シンポジウムを開催。

2012-06-10 14:11:06
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