ジュディス・バトラーの「パフォーマティビティ」とはいかなる概念か
まあ別に政治的にフェミに対して敵対的なのでdisりますというのでも当然いいのだけれど、だったら直接そうしてもらったほうがいいんじゃないかと思うし…
2012-06-13 07:36:07@contractio そうかもしれませんが、単に研究のための言葉ではないということまで含めて考察しないといけない言葉だと思うんですよね。
2012-06-13 07:36:58というようなことは僕がずっと指導教官から言われてきたことなんですけどね(『実践の中のジェンダー』に対しても言われた)。
2012-06-13 07:38:28その「現状の分析」をするにしても、「わけのわからない語法と論法で」──つまりバトラー経由で──おこなうのは不毛、ってことなのでは。 RT @frroots: …意味がわからない言葉が必要とされているような現実の状況に対してどういう態度をとって何を言うのかみたいな議論…
2012-06-13 07:38:38そう言うならそれはもう「研究の原則」ではなく政治的態度の表明ですね。 RT @contractio つ「それが不毛」 RT frroots: いやそうじゃなくて、「バトラーの言葉」自体がひとつの「現状」なんだと思うんですよ。
2012-06-13 07:43:51@contractio 「その言葉が向き合ってる現実」にどう向き合うかを抜きにした議論は非生産的だ、というのは別に自家中毒ではないでしょう。
2012-06-13 07:51:44@contractio ありますよ。だってそれは「その言葉が必要とされている状況に対して自分は何も言わないが、その言葉に対してだけは文句を言う」という態度なんですから。
2012-06-13 07:52:49その理由自体をアカデミズムは反省すべきでは?RT @frroots: 「セックスもジェンダーだ」とか「ジェンダーはパフォーマティヴだ」みたいな主張はよく意味がわからないところが確かにあるんだけど、よく意味がわからないまま人口に膾炙してしまうのにもやっぱりそれなりに理由があると思う
2012-06-13 08:09:09「生物学的知識」が規範としても働くことは科学史探せばいくらでもあるので、個別の論点に関する主張としては問題ない(or 検討可能)と思うけど。 全称命題としてかたったらエラい負担を抱え込むことになるが。
2012-06-13 08:31:38「その言葉が必要とされている状況に対して自分は何も言わないが、その言葉に対してだけは文句を言う」ってことですか? と江口先生を問い詰めてみる ──というのはしてよいと思います。
2012-06-13 08:43:21その理由自体をアカデミズムは反省すべきでは?RT @frroots: 「セックスもジェンダーだ」とか「ジェンダーはパフォーマティヴだ」みたいな主張はよく意味がわからないところが確かにあるんだけど、よく意味がわからないまま人口に膾炙してしまうのにもやっぱりそれなりに理由があると思う
2012-06-13 08:09:09人口に膾炙させている側の方々は、まじで、ジェンダー概念自体の出自をお勉強なさるべき。RT @frroots: 「セックスもジェンダーだ」とか「ジェンダーはパフォーマティヴだ」みたいな主張はよく意味がわからないところが確かにあるんだけど……。
2012-06-13 08:11:12@sakinotk 「よく意味がわからない」という批判が内容的に間違ってるとは思ってないですよ。私もバトラー批判してますし。
2012-06-13 08:13:09「生物学的知識の規範性」を仮にそのまま認めたとして、バトラー的ジェンダー解釈が、対抗するための「言葉」になるとは思えません。そういう解釈こそ桎梏だと思います。RT @frroots: …さまざまな場面・水準で生物学的知識の規範性みたいなものに向きあい・抵抗するための言葉……
2012-06-13 08:14:46@sakinotk そうかもしれませんが、でも「抵抗の言葉探し」という文脈を離れて言葉だけを批判してもあまり生産的ではないですよね。批判したうえで、その文脈でできることを考えていくのでなければ。
2012-06-13 08:19:28そのあたりは、たしかにそうですね。RT @frroots: @sakinotk そうかもしれませんが、でも「抵抗の言葉探し」という文脈を離れて言葉だけを批判してもあまり生産的ではないですよね。批判したうえで、その文脈でできることを考えていくのでなければ。
2012-06-13 09:02:49飯野由里子さん(@itiweys)による回答
@eguchi2012 わたし、江口さんの論文は参考にされていただいてるし、とくにバトラーの「ポルノと検閲」の章を取り上げるときは、ポルノ規制の主張が登場してきた歴史的・文化的背景→マッキノン→ダガン→それに対するマッキノンからの批判を →
2012-06-13 07:32:36@eguchi2012 → 踏まえた上で「バトラーのマツダ&マッキノン解釈には問題もある思うよ」と留保をつけつつ、バトラーが何を警戒してこういった主張を展開しているのか(わたしの解釈も含めつつ)を授業のなかで取り上げているだけなんだけどなー。
2012-06-13 07:32:59@eguchi2012 なので、勝手に「バトラー信奉者」みたいに思われるのは「隠れリベラリスト」(もはや「公然の秘密」になりつつあるけど)ちょっと残念。バトラーをめぐってはいろんな意見があって、わたしにはわたしなりの暫定的な意見があるということだけの話しなので別に構いませんが。
2012-06-13 07:33:29