クローズアップ現代「ユーロ離脱か残留か ギリシャ再選挙の行方」書き起こし・ほぼ完全版 #nhk

6月14日に放送されたものを文字起こししています。 進行:国谷裕子アナ ゲスト:伊藤さゆり(ニッセイ総合研究所)
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とし @toshihiro36

伊藤:どうしてもひとつのものを進めようとするときには、利害対立があるわけですね。その部分の利益・不利益を、欧州統合を守っていくという理念のもとに、政治家がそれぞれ説得していくということが非常に大事になっているわけなんですね。

2012-06-15 08:03:47
とし @toshihiro36

国谷:ユーロは危機に直面しているわけですけれども、この危機をどうやって押えこんでいくことができるとお考えですか?

2012-06-15 08:05:53
とし @toshihiro36

伊藤:今月末に首脳会議が開かれます。その中で「南ヨーロッパの成長と雇用の支援のためのプロジェクト」というのを立ち上げることになっています。緊縮策を守らせること、それから構造改革を推進することというのは原則としては修正することはできないでしょうけれど、

2012-06-15 08:11:00
とし @toshihiro36

伊藤:そういう形でEUとしてプロジェクト、そして共通の財源で推進していくというような方向性を出すことによって、EUにいることの利益・ユーロを導入していることのメリットということを共有できるようになれば、国民が感じている痛みの緩和にもなるのではないかと思います。

2012-06-15 08:15:47
とし @toshihiro36

国谷:今後EUとして、全体的にやっていかなければいけないことって何ですか?

2012-06-15 08:17:47
とし @toshihiro36

伊藤:やはり統合の最終章に向けて、コンセンサスを作っていくことだろうと思います。今はその財政統合という考え方について、規律を重視するドイツと、目前の借金などの問題を共通化しようとするフランス・イタリア。

2012-06-15 08:23:31
とし @toshihiro36

伊藤:ある意味でコンセプトの違いといいますか対立が目立っているわけですが、これは決して埋め合わせられないわけではないと思うんですね。時間をかけてでも、この対立点を埋めていく意思というものを示すことが非常に大事なんではないかと思っております。

2012-06-15 08:27:19
とし @toshihiro36

国谷:こういう危機の時だからこそより一層、統合に向けた・さらなる高みに向けたプロセスを見せないといけないと?

2012-06-15 08:29:49
とし @toshihiro36

伊藤:そうですね。今まで以上に政治的な意思というのが大切ですし、それを粘り強く国民に説明していく力というものが必要だと思います。

2012-06-15 08:32:19
とし @toshihiro36

国谷:どうもありがとうございました。ニッセイ基礎研究所の伊藤小百合さんとともにお伝えしてまいりました。今週のクローズアップ現代は、これでお別れです。

2012-06-15 08:34:31
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