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【僕の考えたAB!】突然”学校”へ記憶も無く放り出された少年・音無。そこには彼と同じような子供達が集められ、この世界が何なのかも判らずただ流されるままに偽りの学園生活を送っていた。「理由も無くこんな世界が存在している筈が無い」音無は世界の真実を探ろうと決意する。(つづく)
2010-06-28 01:07:42【僕の考えたAB!】奇しくも同じ想いを抱いていた奏という少女と出会った音無は、二人で仲間を集め、平坦な学園生活に非日常的なイベントを起こそうと考え、それを実行に移す。繰り返すうち、記憶を取り戻す者が現れ始めた。ここは死後の世界だったのだ。(つづく)
2010-06-28 01:08:09【僕の考えたAB!】彼らはみな生前、報われない人生を送っていた。「ここは生前に出来なかったことを果たす救いの世界なのではないか」と気付いた音無は、次々に記憶を取り戻す仲間達から話を聞いて、彼らの魂を救おうと考える。彼の推測通り、想いを果たした者は消えて行った。(つづく)
2010-06-28 01:08:30【僕の考えたAB!】仲間が消えて行くにつれ、音無と奏の記憶も徐々に戻り始める。全ての仲間が消えた時、二人は全てを思い出した。僅かな間だったとしても、音無の命は奏に繋がれ確かに鼓動を刻んでいたのだ。それを知ったことで想いを果たした音無もまた、消えようとしていた。(つづく)
2010-06-28 01:08:42【僕の考えたAB!】「行っては駄目、目を覚ましては駄目」薄れ行く意識の中、音無は奏の叫びを聞いた。長い闇が明けた時、彼が目にしたのは、ドナーカードを握り締めたまま無惨に朽ち果てた自分の亡骸だった。その命が誰に繋がれることはないだろう。(つづく)
2010-06-28 01:09:31【僕の考えたAB!】それは「終わりたくない」という彼の強い想いが生み出した、逃避の世界。彼が訳も無く「仲間の魂を救わなければ」という想いに駆られたのも、無理矢理創り出された世界が終わりに向かう必然だった。全てを理解した音無の意識は、深い絶望と共に霧散し、消えた。(おわり)
2010-06-28 01:09:41あの世界にいる音無以外の人間が百物語で言うところのロウソクで、全部いなくなったら世界が終わる、という感じで、それを本能的に拒む音無の心が生み出した免疫的存在が天使ちゃんで、仲間を成仏させるのを阻止する為に攻撃してくる、とかそういうのもアリかもしんない。
2010-06-28 01:21:56で、だんだん天使ちゃんと和解していって(=現実と向き合うべきだという意識の芽生え)、目覚めて「これが現実だ」って言って終わる、というのだと幾分か前向きな感じになるしいいんじゃねーの
2010-06-28 01:23:23