芸術という観点から奇術と手妻について
- keisuke_izumi
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私のmixiでの発言が師匠に取り上げられてて、ちょっと反応があったみたいなので転載します。私が音楽をやってて思う「マジックは芸術ではなくエンターテイメントである」ということについてです。
2012-06-15 21:55:53昔は、「クラシック音楽こそ芸術で、歌謡曲はエンターテイメントだ」などと思ってクラシックやってる俺カコイイしてたのですが、そんなことないですやっぱり音楽は芸術です。生の音楽の仕事をさせてもらってて感じてます。
2012-06-15 21:56:47で、やっぱりマジックはエンターテイメントやと思います。芸術に比べて劣ってるとかそんなんでは決してないです。芸術とエンターテイメント、一長一短やと考えてます。
2012-06-15 21:57:07音楽やってると、出会ったり別れたり、生まれたり死んだり、そういう深く考えると鬱になるようなことをいっぱい感じます。それで感じたことを、うたいます。うたってて泣きそうになったり、終わってからもそれ引きずってセンチメンタルになったりはよくあること。
2012-06-15 21:57:29マジックやってて胸がいっぱいになったり、生まれた感情引きずってセンチメンタルになるってことは正直ないです。手順行き詰まってとか、本番失敗して鬱になるのはありますけどw
2012-06-15 21:58:01ってとこまで考えて、「しかしこないだの3月の公演は感情動いたなぁ」って思った。演劇取り入れてたんやから当たり前やってことに気付いたwww
2012-06-15 21:58:48音楽やってて、お客さんが泣かはることがあります。その人の心の琴線に何かしら触れちゃったんだと思います。決して辛い思い、悲しい思いをさせたのではない…つもりです。
2012-06-15 21:59:39マジック見てて、泣きそうになったこと、あまりありません。(無いわけじゃないです。お花が無惨に散ったり、鳩さんが銃声と赤い照明と共に消えたりしたときは半泣きでした。悲しくて。)
2012-06-15 22:00:06いや、感動的なマジックの演技も、もちろんあります。でもそれって演出だったり設定だったり、演劇の要素なんですよ。奇術って「今までの常識で考えて有り得ないことがおこること」だと思うんです。
2012-06-15 22:00:47有り得ないことが起こって「不思議」以外の「嬉しい」などの感情が沸いてくるのは設定や演出によるものなんだと思うんですよ。更に感情を動かす表現まで入ってくると演劇になってしまうと思います。まぁこの辺話し出すと長くなるんで割愛しますが。
2012-06-15 22:01:47ほんまにね、音楽やってて、表現しきれないものがいっぱい溢れてきて大変なんです。私には技術も経験も才能も勉強も足りない。聞いてくれるお客さんにその片鱗は伝わってて、でも違うんだ、もっと私の中には渦巻いてるものがあるのに、それをうたうことができない…
2012-06-15 22:02:17純粋にマジックやってて、そんなことがありますか?私は、マジックやってるときは「不思議だと思ってほしい」「楽しんでほしい」って思ってやってます。やっぱりエンターテイメントやと思うんですよ、マジックは。
2012-06-15 22:02:41芸術って受け手によって感じ方違うじゃないですか。同じルーティン同じ口上のマジックで、人によって違う感情で受け取られることってあまりないですよね。ってかマジックしてて「美しい山の風景が目に浮かんできました」って言われたら、ちょっとビビるやんw
2012-06-15 22:03:01やってる側としては、エンターテイメントは芸術と違って純粋に楽しいです。私は芸術をかじってるともいえない、ぺろぺろ舐めてる程度ですが大変です。明日は山登り。あの空気、あの景色でしかうたえない歌があるから、標高2800mくらい登ってきます!
2012-06-15 22:03:24人生かけて芸術やってる方々、私みたいなんが偉そうなこと言ってすみません。私は芸術の道を諦めた人間なんで、ほんとごめんなさい。
2012-06-15 22:07:31手妻に関してはエンタメというより芸術方面への路線を突き進んでいると思うのですが、その点は「手品じゃない」という結論になるのか気になるところです>@chibi_yk
2012-06-15 22:07:58むむ、そうなのかしら。芸術方面…?“@keisuke_izumi: 手妻に関してはエンタメというより芸術方面への路線を突き進んでいると思うのですが、その点は「手品じゃない」という結論になるのか気になるところです>@chibi_yk”
2012-06-15 22:15:58