モーリー・ロバートソン ‏@gjmorley氏の今朝のつぶやきまとめ

エネルギー、環境、経済
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モーリー・ロバートソン @gjmorley

このデータを見ていると日本一国の「原発をやめる・やめない」で地球全体の問題がほとんど解決されないということが示されています。>> BBC News - Rio+20: Agreement reached, say diplomats http://t.co/0iGiXxDy

2012-06-20 04:04:45
モーリー・ロバートソン @gjmorley

BBCの記事に比べて情報量が少ないですが、一応どうぞ>> 主張/「リオ+20」/先進国と途上国の協力強めて http://t.co/fGDRFMwM

2012-06-20 04:06:39
モーリー・ロバートソン @gjmorley

BBCの記事で特に注目したいのが、北米+欧州のエネルギー使用量と環境負荷が1人あたり傑出していること。地球レベルでの水不足、途上国での食糧不足、化学物質汚染などまだ定量化されていない環境負荷といった課題が山盛りであることがわかります。 http://t.co/0iGiXxDy

2012-06-20 04:10:12
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 今からやっと給湯や洗濯機などの電化を達成しようとしている途上国・新興国に対して「これ以上地球環境に負荷をかけるな」と先進国がいくら進言しても、まったく効果はないでしょう。先進国側でリードをして、20世紀とは異なる生活様式や経済システムを打ち立てる他に、道はなさそうです。

2012-06-20 04:11:54
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 人口増加のパターンを変えるだけの介入は、ほぼできないでしょう。このまま遅れて豊かになった国々が消費をするようになると、「地球1個半」分の資源が必要になる、とBBCの記事は警告しています。

2012-06-20 04:14:05
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 日本はオイル・ショック以降、節電や節水などリソースを大切にする生活習慣を先に達成しています。他の先進国にもアピールをすれば説得力を持つ立場にあると思います。そこで、先進国ワイドな省エネ・節約と地球レベルのエネルギー・シフトを設計し、国際社会に能動的に働きかけるといいのでは?

2012-06-20 04:15:56
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 中国もインドもそれぞれ100個以上の原発を今後建設する予定があるかと思います。中央アジア諸国や産油国もエネルギー多様化の一環として原子力をほしがっています。これらの国に「福島の事故を見なさい。原子力はやめなさい」と言えるのだろうか?そもそも誰が言うのだろうか?地球市民?

2012-06-20 04:17:12
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 日本政府もみすみす原発を売り込む商機を他の競合国に譲ることをよしとはしないでしょう。すでに止められない大きな流れができあがっているということを、まず認める。そこからどうチューニングをして、次世代までに地球環境そのものを健全化させるかを考える。日本人の使命ではないかと思う。

2012-06-20 04:19:09
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 環境の回復という視点からは近隣諸国と無条件に協力することが大事です。ですが中国・北朝鮮・ロシアと政治・軍事・外交抜きで付き合うことは論外です。韓国や台湾とすら相当な調整・妥協が必要になるでしょう。そこまでできる成熟した政治システムは東アジアには、ない。危険な状況です。

2012-06-20 04:21:28
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ では、どうするのか?後発の国に「節約せよ」「発展を緩慢にせよ」と要求することができないとするならば、まずは日本の中から何かを実験する。それを、「聞く耳を持つ」国…たとえば北欧かな?…などと協力して広める。アメリカではいまだに既得権益を持ったエネルギー産業が地球温暖化を否定。

2012-06-20 04:23:23
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ アメリカ・カナダにはすばらしいビジョンを持つ人がいっぱいいるのですが、アメリカの政治システムは環境の面ですぐに変われないという大きな欠陥を持っていると思います。日本の基準からは信じられないほどジャンク・フードが生活に浸透していて、肉を食べ過ぎです。考えるだけで、くらっとなる。

2012-06-20 04:25:08
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ エネルギーを無駄に消費、いや浪費することに依存しているアメリカの経済システムは「継続性がない」と批判されて久しいもの。ときとして戦争中毒のように振る舞う背景にも、エネルギー不足に陥る構造そのものが絡んでいるかもしれません(三軍複合体方面の陰謀的な発想を排除しても)。

2012-06-20 04:27:29
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ アメリカ国内でも主に中流から上の社会階層では持続性に強い関心があります。しかし経済的なシステムが環境というきれいごとを阻むので、大統領選挙の優先順位として上に躍り上がることはありません。「アメリカなんてなければいいのに」と願うのも一つの方法かも。でも、他にも方法があるはず。

2012-06-20 04:29:13
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 中国やインドの人たちに「カフェでのんびり、オーガニックな生活もいいもんだよ。自動車だテレビだとガツガツせずに、ロハス!」と提案します。「それはすごくいい案だね!」と飛びついた中国・インドの首脳が、がんがんに原発の建設を推進。住民が反対したら…まあどうなるかは想像に難くない…

2012-06-20 04:33:06
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 地球全体で納得がいくソリューションが待望されています。日本の責任ではありません。強いて責任を問うなら、欧米諸国へと歴史上のお鉢が回るはずです。でもEU危機や不況まっただか中のアメリカで「地球のサステイナビリティー」を叫んでも、みんなテンパっていて相手にしない。

2012-06-20 04:31:52
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 大量のエネルギー消費を前提にした社会全体のインフラを作ってしまったその後できれいごととしてオーガニックやロハスを求め、そして原発が粗相(そそう)をおかすと魔女狩りのようなことをやっていたら、どうなんでしょ?

2012-06-20 04:35:08
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 今回の大災害は多くを奪った。原発のシビアアクシデントも引き起こした。不安や恐怖と挫折感を乗り越えるために時間がかかるのも自然なこと。しかし、癒され、また元気を出すことができるなら(これ、再稼働の暗喩じゃなくてもっと大きな意味で)地球全体に働きかける機会が訪れているのでは?

2012-06-20 04:37:49
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 日本の戦後復興のイメージなどを想起してセンチメンタルな語調になるのを控えたいと思います。ですがこれまでずっと内向き、引きこもり、自家中毒、ガラパゴスだった日本がこの機会により深いところで目覚めたら、何が可能になるだろうか。誰も想像しなかった力を発揮できるかもしれない。

2012-06-20 04:39:11
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 文明と歴史が長い時間をかけ、長い犠牲を人間にも環境にも強いて作りだした今の世界。そこにあるのは日本とアメリカだけではない。それぞれの地域的な事情と「がんじがらめ」が無数に存在している。この全体のあるがままを見つめ、研究し、考え、実験し、行動に移す。誰かがやらないといけない。

2012-06-20 04:41:43
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 日本の全原発の息の根を止めることで、地球全体の問題へと働きかける近道があるならば、是非勉強したい。今まで見落としていたロジックに出会ったなら、ぼくは「原発即時停止派」を名乗り、レイヴ・パーティーからネットの放送局まで、ロビー活動に身を投じることだろう。

2012-06-20 04:46:34
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ しかし1960年代から活動してきた「元祖エコロジスト」のスチュワート・ブランド氏が原子力肯定に回った背景は、単に「金で魂を買われた」結果ではなかったように思う。 http://t.co/TdB0BsHc

2012-06-20 04:48:43
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 放射能汚染を先々、地球全体で最小に食い止める、持続可能な経済システムとそれを支える生活様式を、誰かが編み出さないと始まらない。2010年に山で開催されたいくつかの「まつり」を回ったとき、そこにヒントがあるようには感じた。しかし、地球規模の時事を意識しているのは長老だけだった。

2012-06-20 04:50:09
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ 途上国への支援が「反米」「反資本主義」というイデオロギーに貫かれてしまうと、視界が濁ってしまい、想像する力も萎縮するという現象を「まつり」でのさまざまな対話から実感した。偏狭なナショナリズムで中国・韓国をひたすらマイナスにとらえることもしかり。解決の糸口は、そこにない。

2012-06-20 04:52:40
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ アメリカが「好き」か「嫌い」か、中国が、原子力が「好き」か「嫌い」か、で思考が停止しても良い時代がかつてあった。思想の幼年期だったのかもしれない。今は現実とまず向き合い、その現実に適応できる新たな世界観・思想・行動様式が求められている。まずは相手を知らないと批判できない。

2012-06-20 04:54:19
モーリー・ロバートソン @gjmorley

↓ IT革命も「アラブの春」も起こったし、いろいろとかつてないチャンスが訪れている。しかし地球全体で持続可能な社会を築き上げるための政治・思想・経済・外交の枠組みがない。そしてそんな大きなものを想像することに、ほとんどの人が躊躇をしてしまう。どこかにぶっ飛ぶチャンスがなければ。

2012-06-20 04:56:22