音楽制作とお金、ビジネスなお話
諸々思うことがありすぎて1postで書ききれる気がしない [金がないから「いい音楽」作れない?~ビジネス感覚なき職業音楽家の末期症状] http://t.co/jkaOJAzA コレ→に対する反応の一つ http://t.co/SPBJxXVX
2012-06-21 14:37:40元の記事では、今まで音楽で生きてきた人が、潮時かなぁと色々と書いてた。 それに対して、ライターさんはちょっと乱暴に言うと"時代は変わった、昔ほどカネをかけなくても「高品質」な物は作れるし、実際そういうことをやっている奴らは居る。だからとっとと引退しろ老害" みたいな事を言ってる。
2012-06-21 15:05:19ボクは正直言って、プロだからこそ潮時だと見切りを考えている元記事は素直にプロであると思う。逆を言えば、色んな要素(投資、回収、制作、企画)についてちゃんと考えた上で、自分の進退を考えているからこそ潮時という単語が出てきているんだと思った。
2012-06-21 15:10:34プロというのは、依頼や企画に対して、自身の成果をアウトプットするものだと思っていて。例えば商売性のようなものや、期待に応えるべし、常に時代を追うべし とは思わない。
2012-06-21 15:14:24プロであるが故に、成果物に責任を持ち、その対価を得るものだと思うけど、だからといってそれ以外の在り方を縛ったりこうであるというものが存在していい理由なんてどこにもない。
2012-06-21 15:15:31その自由さの中で成果物と対価というものだけを守ればいいのではないのか。 それ以外はどんなカタチをしていてもいい多様性は否定されるものなのか。
2012-06-21 15:16:47例えばいろんな形があって、ある時期に凄い投資をした。しかし案件の単価が落ちていて回収の見込みだ大分遠い、致命的になる前に手仕舞いをするほうがいいのではないか みたいな人が居たって何も悪くはないと思うの。
2012-06-21 15:21:09皆が皆横並びで同じような環境でモノを作れって言ったってそこからどれだけ多様な物が生まれるか って考えれば、そんなに難しい話ではないと思う。
2012-06-21 15:22:33ライター氏のBlogからの引用"当たり前の話だが金をかければいいものができる可能性は高い。""時間も同じ。1カ月で作るより1年かけて作った方が、いい録音物としての音楽はできるかもしれない。""しかしそれだけの時間とお金をかけて、どうやってその予算を回収するのか?"
2012-06-21 15:25:07いくらPCの性能が上がりDAW上でソフトシンセやプラグインエフェクトの類が実現できても、それを担う人間の技術はタダでもなければ今すぐ身につくものでもない。 これだけは強く言っておきたいの。
2012-06-21 15:27:15プラグインエフェクトについては特に顕著で、かつては物理的な機材があり、物理的にルーティングしなければ使い物にもならなかった。そういう時代を生き抜いてきている人達はソレが仮想化されても物理的な体験があるから使っていける。
2012-06-21 15:28:59ただ、今現在のプロ数年目やハイアマの層は物理的な機材なんて知らない。ソフトウェア上の物がファーストコンタクト。だからボクからみればありえないセッティングもあるし、実際にそういう人になんでこれこういう使い方するの?って聞くと誰かがそうやっていたから としか答えられない。
2012-06-21 15:30:21これはソフトウェアが代わりによろしくやるから問題ない なんて思っててはいけないんじゃないかと考えていて、折に付け自分が教える人達には触れるようにしている。
2012-06-21 15:32:32わかりやすい実績というブランドにお金を出す事はやぶさかではない っていう人はたくさん知っているけれど、確かな技術にお金を出せる人は確実に減っている。
2012-06-21 15:34:28人を育てるというのは何も音楽制作だけではないよね。 じゃぁ人を育てるコストはどこから捻出するの? プロジェクトの予算は減り、納期も短くされていって、どこで人を育てればいいのか。
2012-06-21 15:36:44これに対して圧倒的な、現実的なソリューションを持っている人間をボクはまだ見たことがない。あったら1000万や2000万位投資してそのソリューション買いたい位だもの。
2012-06-21 15:37:39