東方Projectとやる夫の共通点。二次創作がやりやすいシェアード・ワールドに関する考察

木村屋 @kimuraya

東方って、二次創作が活発だけど、TRPGが目指してたシェアード・ワールドの目標は、このポジションだったのかな。東方にあって、TRPGに無かったものって、何だろうか。

木村屋 @kimuraya

やる夫といい、東方といい、二次創作に都合の良いフレームワークが求められているという印象が最近強い。自己表現をしたいけど、一次創作は難しいという人は多い。固定ファンがいて、キャラクタと世界観が確立されている二次創作は、創作活動の一番難しい部分をスキップ出来るという点が魅力的だ。

木村屋 @kimuraya

一次創作の何が難しいって、何よりも人に読んでもらうことが難しい。キャラクタと世界観も、ストーリーと共に作っていかないといけないし…二次創作は制約が大きい代わりに、それをスキップ出来る。そりゃ、流行るよなぁ。

木村屋 @kimuraya

この前、こんなツイートをしたが、前々から二次創作の活発な東方ProjectとTRPGにどんな違いがあるのか、気になっていた。今の東方の立場が、かつて、TRPGが目指した物に思えるからだ。　http://twitter.com/kimuraya/status/17174053226

木村屋 @kimuraya

最大の違いはキャラクタだろうか。東方は元々、一次創作だから、主要なキャラクタは予め確立している。それに対し、TRPGは主人公の作成はユーザー任せ。脇役のNPCのみが設定されている。ここに差があるように思える。　http://bit.ly/cWQOmJ

木村屋 @kimuraya

そう考えると、2ch発のやる夫が二次創作界隈で活発な理由も分かる。予めキャラクタが作られていて、それを自由に動かせば、勝手にストーリーが展開出来る。東方とやる夫の間には、一見、共通点は無いように見えるが、多数の人に共有された認識があるキャラクタたちという点では一致しているのだな。

木村屋 @kimuraya

やる夫と東方を見てみると、二次創作に都合の良いフレームワークの条件が見えてきたな。あまり縛りのきつくない、ユーザーに解釈が委ねられている世界観。一次創作のストーリーに裏打ちされた魅力的なキャラクター群か。

木村屋 @kimuraya

これを意図的に創り上げようとすると、とても苦労するだろうな。幾多の偶然と幸運が重ならないと、二次創作に都合の良いフレームワークは出来上がらないのだろうか…