渡邊芳之先生@ynabe39の「自分の買った製品が壊れた時に安い新品に買い換えるか修理して使うかの選択をするのが「ユーザーの権利」とされないことには違和感がある。」

欧米製品の取説にはよく「この説明書の内容はこの製品の使用に関するユーザーの権利を制限するものではない」みたいなことが書いてある。 補修部品についても欧米メーカーの多くは在庫があれば有償で提供して「ユーザーが自分で修理する権利」を認めてくれる。日本の家電メーカーはごく一部の部品を除いて提供しない。もちろん「お客様の安全のため」と言うわけだ。by 渡邊芳之
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渡邊芳之 @ynabe39

音楽とか出版とか「幻想を売る」仕事では合理化によって切り捨てられたものが「いちばん大事な売り物」だったりするのではないか。

2012-06-21 09:33:27
渡邊芳之 @ynabe39

メーカーが古い扇風機でもコンデンサをたった1個交換してくれればこの種の事故の大部分は防げるのだが。 「節電の夏ですが…古い扇風機、火災注意 30年超で多発」http://t.co/97P2os0q

2012-06-22 00:54:36
渡邊芳之 @ynabe39

モーターの進相コンデンサというやつです。RT @SHIMADEN: コンデンサのたった1個でいいんですか。

2012-06-22 00:56:48
渡邊芳之 @ynabe39

現在はユーザーがコストを負担するといってもやってくれません。 RT @strnh: そのコストは… RT @ynabe39: メーカーが古い扇風機でもコンデンサをたった1個交換してくれれば…

2012-06-22 00:57:43
渡邊芳之 @ynabe39

メーカーが修理をしなくなったのは人件費や部品在庫の面で採算がとれなくなったからだということは長年オーディオをやっているのだから十分わかっているが,そのことでユーザーが自分で修理コストを負担して製品を長く使い続けることも不可能になっていることが「当然」とは思いにくい。

2012-06-22 01:04:28
渡邊芳之 @ynabe39

製品のユーザー側が自発的にメーカーの採算や都合を慮って「メーカーもしかたないんだ」的にあきらめることが「冷静で良識的な態度」とされることにはいつも疑問を感じる。メーカーがユーザーにそれを要請するならまだわかるが,どうしてユーザーが自分からそれを言わなければならないのか。

2012-06-22 02:23:10
渡邊芳之 @ynabe39

修理などのサービスコストを製品価格に転嫁できなくなったことが「修理しない」ことの原因。1970年代まで耐久消費財ではアフターサービスがブランドイメージの核だったがそれを壊したのは安い日本製品が引き起こした低価格競争。

2012-06-22 02:28:45
@te_yoshimura

メーカーも補修部品の在庫に関してはもっと努力して欲しい。あと修理代も安くしてもらいたい。ただ、ユーザーが修理に走れば新製品がその分売れなくなるのは確かなわけで、メーカーもあまりやる気がないのがひしひしと伝わってくる。 @ynabe39

2012-06-22 02:28:54
渡邊芳之 @ynabe39

70年代前半までのアメリカではオーディオや電気製品は「永久修理」が常識だった。その当時に作られた膨大な補修部品ストックはメーカーの多くが日本との価格競争に負けて倒産したり撤退してもアメリカ各地にまだたくさん残っている。

2012-06-22 02:32:53
渡邊芳之 @ynabe39

@te_yoshimura おそらく家電メーカーが昔のような修理をするのはもう不可能なのだと思います。でもユーザーがそれを当然のことと考えなくちゃいけないのもおかしいと思うんですよね。

2012-06-22 02:34:45
@te_yoshimura

本当のエコって修理してモノを長く使うことだと思う。私の場合、自転車、洗濯機、乾燥機がもう25年です。

2012-06-22 02:35:42
渡邊芳之 @ynabe39

電気製品の場合壊れる場所はある程度最初から特定できるので昔のメーカーは製造時に修理分の部品ストックを大量に持ったわけです。それが価格競争でコスト的に合わなくなった。 @CUEICHI

2012-06-22 02:37:40
渡邊芳之 @ynabe39

@te_yoshimura 私もそう考えていますが今それをやるにはいろんなものをある程度自分で修理できないといけない。

2012-06-22 02:38:58
@te_yoshimura

@ynabe39 それを一般ユーザーに求めるのは無理です。

2012-06-22 02:41:02
渡邊芳之 @ynabe39

欧米製品の取説にはよく「この説明書の内容はこの製品の使用に関するユーザーの権利を制限するものではない」みたいなことが書いてある。自分の買った製品が壊れた時に安い新品に買い換えるか修理して使うかの選択をするのが「ユーザーの権利」とされないことには違和感がある。

2012-06-22 02:43:45
渡邊芳之 @ynabe39

補修部品についても欧米メーカーの多くは在庫があれば有償で提供して「ユーザーが自分で修理する権利」を認めてくれる。日本の家電メーカーはごく一部の部品を除いて提供しない。もちろん「お客様の安全のため」と言うわけだ。

2012-06-22 03:06:23
渡邊芳之 @ynabe39

日本の家電メーカーやカメラメーカーが20年前の製品でも完璧に修理してくれた時代を体験しているのはもう私の世代くらいが最後だろう。

2012-06-22 03:09:58
渡邊芳之 @ynabe39

もちろん、カメラ1台やテレビ1台が大卒初任給より高価だった時代の耐久消費財の価値はそれだけのサービスにふさわしいものだったわけだ。

2012-06-22 03:11:49
@te_yoshimura

日本で修理できなくなった工業製品も小さいモノなら東南アジアの修理屋に持って行ってみてはどうか?たいてい全メーカーの全製品を修理してくれる。しかも、修理代は格安。日本にはいなくなった「職人」が東南アジアにはいる。

2012-06-22 03:21:37
渡邊芳之 @ynabe39

@te_yoshimura 日本国内でもたいていのものは直せる人がいるんですけど、メーカーがそういう個人にパーツを供給しなかったりする。私も日本製品のパーツをわざわざ海外から買ったことがあります。

2012-06-22 03:24:07
@te_yoshimura

東南アジアの修理屋にはあらゆる代替パーツがあるんですよ。メーカーのパーツなんて使わないです。もちろん、限界はあると思いますが。 RT @ynabe39: 日本国内でもたいていのものは直せる人がいるんですけど、メーカーがそういう個人にパーツを供給しなかったりする。

2012-06-22 03:26:56
渡邊芳之 @ynabe39

@te_yoshimura いまや電子部品の大半は中国や東南アジア製ですからね。

2012-06-22 03:30:40
@te_yoshimura

インドネシアのカリマンタン島で調査のために持って行った心拍数を計る機械が使えなくなって泣きそうになったことがあった。サマリンダの街の電気屋さんに持って行ったら2日で直してくれた。あんな機械どうやって直したのか不思議で仕方がない。

2012-06-22 03:31:47
渡邊芳之 @ynabe39

ミシン修理でも国産ミシンのパーツが海外に在庫していて取り寄せて修理ということがあるらしい。

2012-06-22 03:31:48
@te_yoshimura

日本では修理のできる職人さんが減っていると思う。最近の電気製品は壊れたら「基盤交換」「パネル交換」くらいしかやることないし、そうなるともう職人さんも必要ないよね。

2012-06-22 03:36:25