架空生物の描写についてのテクニック 同時収録:重女子萌え談義
@u_kodachi 自分は趣味で小説書いてるんです。それで、SF風の戦隊物を書こうと思いまして、テラフォーミングが始まった地球以外の星を舞台に設定したのですが、その星の生物のディティールをうまく設定できません。どういったことに気をつけてディティールを設定すればよろしいでしょうか
2012-06-21 23:31:50.@boketsukkomi き、近所にいる三輪さんとか海法さんとか銅大さんとか重信くんとか(以下略)SFに詳しい人に、メッセージを飛ばして……聞く……(笑)
2012-06-21 23:33:19.@boketsukkomi 本音はともかくとして、読者の視点から見て実感しやすい表現をするとよいと思います。「二股に分裂した環状生物」よりも、「頭が二つあるヘビのような生き物」と書いたほうが、現実の世界から見て理解しやすいかと。最終的にはどういう印象を与えたいか、だと思います。
2012-06-21 23:34:33.@boketsukkomi 異星生物の描写には大きく分けて「とりあえず地球と違うことを示す(マクロスプラスの竜鳥)」「とりあえず嫌悪感と恐怖を煽る(宇宙船サジタリウスOPの宇宙生物)」「それ自体がお話の根幹のSFアイデア(マクロス7ダイナマイト)」があると思います。
2012-06-21 23:36:44.@boketsukkomi どのアイデアにするかを決めた後で書いてみると、演出の方向性が定まりやすいのではないでしょうか。個人的には「のび太の宇宙開拓史」がお手本です(全パターンあるので)。
2012-06-21 23:37:47@u_kodachi 私が与えたい印象は、嫌悪感と恐怖ですね。異星の巨大でよくわからない原生生物から開拓民を守るために戦隊ミュータントが作られるって設定なんで。宇宙開拓史はコミックス持ってます。あれは名作だと思いましたし、ぜひ参考にしてみたいと思います。ありがとうございます
2012-06-21 23:48:34@boketsukkomi @u_kodachi 小太刀さんが書かれている通り、お話の中で、そのディティールがどういう位置を占めるかが重要です。生物を怖がってもらいたいのか、驚いてもらいたいのか、ストーリーの根幹になるのか、等で、変わりますね。
2012-06-21 23:55:24@boketsukkomi @u_kodachi その上で、後先考えず、生態学的なデティールに全開でこりまくる場合を想定した場合(笑)、進化の基本を押さえるとそれらしくなると思います。それは、「基本パターン」と「環境による適応」です。
2012-06-21 23:56:37@u_kodachi @boketsukkomi 地球上の動物は、例えば「四本足で毛が生えてるやつ」(哺乳類)がベースにあって、それが環境に応じて、速く走る馬になったり、肉食で戦闘力の高い虎になったり、器用な手足で樹上生活する猿になったりと、適応変化しています。
2012-06-21 23:58:55@boketsukkomi @u_kodachi これがオーストラリアとか行くと、他の哺乳類がいなくて、ベースとなる生物が、お腹に袋のある有袋類なので、草食動物も肉食動物も樹上生活者も、全部、お腹に袋がある生き物があります。
2012-06-22 00:00:58@boketsukkomi @u_kodachi 異星生物を考える場合、この「ベースになる動物」のパターンを用意しましょう。次にそれが環境でどう変化するかを設定していきましょう。一連のパターンとつながりが見て取れると、非常に、それらしくなります。
2012-06-22 00:02:23@boketsukkomi @u_kodachi このへんで名作なのは、かの「鼻行類」です。「鼻で歩く哺乳類」という動物をでっちあげ、これが様々に適応して色々な種を生んだことになっています。イラスト見るだけでわくわくしてきますよ。
2012-06-22 00:03:39@boketsukkomi @u_kodachi そこまで凝らなくても、たとえばジョン・カーターシリーズでは、火星の生物は、六本足がベースになっています。犬も馬もゾウも六本足。直立して歩く四本腕の人間や猿も出てきます。
2012-06-22 00:05:35@boketsukkomi @u_kodachi 基本パターンがどう適応するかを見るのは、現実の動物を見るのが一番です。砂漠のラクダは、砂に埋まらないように蹄が広いとか、鼻の穴が閉じる、みたいなのですね。アンチョコとしてはドゥガール・ディクソンの諸作が(続く)
2012-06-22 00:06:28@boketsukkomi @u_kodachi そういう架空動物のイラスト&解説満載で、超絶役に立ちます。中でも、絶版なのが残念なんですが、「マンアフターマン」という本を見かけたら、一読をおすすめします。生態系の解説が、一つの歴史、物悲しいお話になっています。
2012-06-22 00:08:02@boketsukkomi @u_kodachi 調子のって沢山書きましたが、外してたらすいません。何か気になるところがありましたら、いつでもお声をおかけください。
2012-06-22 00:08:44@nk12 @u_kodachi ものすごく参考になりました。いそうでいないような生物というのは私の想像力の埒外だったので途方にくれていたのです。紹介された本は読んでみます。夜遅くにどうもすみませんでした。ありがとうございます
2012-06-22 00:09:56忘れてた。最近だと、「セントールの悩み」が、大変に愛おしい漫画であると同時に、各種異人類の適応進化を押さえてて、はずせませんね!<架空生態系周り
2012-06-22 00:27:04