2012年6月22日

ヴぃどらー書評

0
倉方俊輔 @kurakata

アンソニー・ヴィドラー著、今村創平訳『20世紀建築の発明—建築史家と読み解かれたモダニズム』(鹿島出版会)をご恵贈たまわり、ありがとうございます。今から読みます。感想まであと2時間お待ちください。 http://t.co/EI1rUSVH

2012-06-21 16:13:52
拡大
Daisuke KAWAJIRI @jiricom

@kurakata ありがとうございます。に、2時間ですか。なんだかこわいです >ヴィドラー

2012-06-21 17:16:25
倉方俊輔 @kurakata

アンソニー・ヴィドラー著、今村創平訳『20世紀建築の発明—建築史家と読み解かれたモダニズム』(鹿島出版会)読了。いいね! 邦題が分かりづらいが、一言で言えば、モダニズムの建築家のように建築史家を論じた書物。つまり、その作者の独自性を捉え、それがどんな時代を背景に持って、(続く)

2012-06-21 18:42:32
倉方俊輔 @kurakata

(続き)いかに作品(著作)の中で進展し、どのような影響を与えたのかを具体的な証拠を挙げながら叙述している。冷静だけど冷淡じゃない。叙述の狭間には著者の血液が流れていて、だから生まれるドラマが印象的なのだ。例えば第1章におけるカウフマンとゼードルマイヤーの対立構図がそうだし(続く)

2012-06-21 18:43:01
倉方俊輔 @kurakata

(続き)第4章のタフーリと1968年ってこんなに内的連関があるのね。4人の建築史家を論じて、建築史という「細部」が確かに社会を表象していることを証明している。その後の最終章では、その「細部」と「全体」が単純にくっ付いちゃって血の通った前進のドラマもない(続く)

2012-06-21 18:43:30
倉方俊輔 @kurakata

(続き)「ポストモダンもしくはポストヒストリー」を批判。それに対して、本書のような建築史家の仕事も繰り込んでモダニズムないし近代性を再検討できるのではと示唆していて、同感です。議論は広範だし、日本語訳書の確認などもあるので、訳出は大変だったろう・・読めるようにしてくれて感謝敬服。

2012-06-21 18:45:31
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

坂牛さんのブログで拝見したが↓ 敬表。あれは原著みる限り翻訳はかなりの労を要するハズ(...自分、ムリ)

2012-06-21 18:50:19
日埜直彦 @naohikohino

@hkohno_abbr 多少はいたしかたないところですが、わりと肝心のところで訳語が?なところあります。しかしそれを置いても全体的にはぜひとも広く啓蒙的に読まれるべき本という印象です。と言ってもまだ僕は途中なんですが。

2012-06-21 18:53:50
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

@naohikohino なるほど>わりと肝心のところで。あれの翻訳は大変ですね。英語で読むのも最近しんどいので手にとってみたいと思ってます。

2012-06-21 19:00:34
日埜直彦 @naohikohino

@hkohno_abbr 突き合わせて読むのお勧めです。内容はおおむね突飛なことではなく、部分的にさすがというところあり、ともあれこれをひと綴りにまとめあげるのはなかなか出来ないことでしょう。変だなというところを原文に当たればフォローできる程度でまず問題は生じないように思います。

2012-06-21 19:04:03
倉方俊輔 @kurakata

@jiricom いい本ですね! この辺りの古典的名著を理解する大きな手助けになります。ずっしり重い内容ですがわあえて軽めの装丁なのも、入口の入りやすさを増していますね。今村さんに感謝をお伝えくださいませ。

2012-06-21 19:12:31
きしゆう @yu_ksh

やっぱり邦訳買った方がいいのかな…(原著を少しずついま読んでる途中)

2012-06-21 19:27:40
日埜直彦 @naohikohino

@yu_ksh ちょこちょこ原文あたってるんだけど、この本の英語はヴィドラーとしては平明だと思う。普通とは言わないが、建築史のディスコースについての前提となる知識を持っていることは要求されるだけじゃないかな。

2012-06-21 19:48:37
きしゆう @yu_ksh

@naohikohino あ、そうなんですか。天内さんたちと英文和訳訓練のテキストに使っているので、ついつい日本語に移入しようとするとこう細かいところばかりを見えてしまい…。ざざっと読んでいくとまた違うのかもしれません

2012-06-21 20:54:02
日埜直彦 @naohikohino

@yu_ksh とりあえず、半ページほどの一文見てウンザリ、みたいなのはほとんどないのでは?

2012-06-21 21:00:15
きしゆう @yu_ksh

@naohikohino ヴィドラーの他の文章ってみたことがないのでわかんないんです…。7行くらい続くのでも十分ウンザリなんですけどもっと強烈なんですか?

2012-06-21 21:04:19
日埜直彦 @naohikohino

@yu_ksh これ根本的に日本語で言うことが出来ない叙述構造じゃなかろうか、みたいなことあるね。

2012-06-21 21:09:51
Daisuke KAWAJIRI @jiricom

@kurakata ありがとうございます。足かけ3年がかりでした。私はバンハムの変転にグッときました。じっくり読むといろいろ詰まってます。手に入らない関連文献もありますが輪読もご検討くださいませ。

2012-06-22 11:20:34
倉方俊輔 @kurakata

.@jiricom バンハムの章が最も平易でいいですよね。このように碩学サマーソンから西海岸までサーフィンしてたとは目から鱗。内容もさりながら、ペヴスナー+サマーソン+バンハムの写真等、挿図無でも映像が浮かぶのがにくい。だから理論書でも一気に読める。この筆力、学びたいところです。

2012-06-22 12:36:39
倉方俊輔 @kurakata

.@jiricom アンソニー・ヴィドラー『20世紀建築の発明』(鹿島出版会)、輪読会の後に飲むと特に効果てきめんでしょうね。ちょうど前期は、ペヴスナーの『モダン・デザインの展開』やバンハムの『環境としての建築』などの系譜を追っているので、倉方ゼミ生なら良く理解できるはず。

2012-06-22 12:37:27
日埜直彦 @naohikohino

ヴィドラー『20世紀建築の発明』、今村さんの訳で出たところですが、是非広く読まれてほしい。http://t.co/J14YucEF 近代建築史がいかに近代建築を歴史化してきたか、その変遷を4人の建築史家の言説をたどって再検証する本、ということになるでしょうか。

2012-06-22 15:18:02
日埜直彦 @naohikohino

例えばギーディオンのような、建築家と結託して近代建築をプロモーションする建築史、に抵抗して近代建築史を綴ろうとした建築史家がモダニティを如何に捉えたか。きわめて複雑に絡み合った文脈をヴィドラーの視点から抽出し、ひとつの系譜として描いてます。この紡ぎ方はかなり見事だと思う。

2012-06-22 15:18:13
日埜直彦 @naohikohino

ヴィドラーとしては凝ったひねりもなく、また抑制的でもあり、掘り下げもさすが。個人的には、とりわけロウからスターリングをヒンジにしてバンハムへと渡すところが印象的で、難しいところだけれど知られていない資料を援用しながら冴えた整理してます。

2012-06-22 15:18:24
日埜直彦 @naohikohino

そして4人の系譜をたどる章の抑制的な書き方に対して、最終章はかなり挑発的。問題はここで80年代のポストモダンをどう評価するかということになり、一般的にはジェイムソンの消費資本主義的な話に流れそうなところを、建築論の範疇内であくまで書ききろうとするのは意地を感じる。

2012-06-22 15:18:35
日埜直彦 @naohikohino

普通は様式建築から近代建築への展開と、近代建築からポストモダンへの展開は、まったく別文脈で説明されるのだけれど、抑制的に進めてきたそれまでの章あればこそ、それがつながってみえてくる。そこではタフーリの偉大さが際立つけれど、それを引き受けた問題提起はヴィドラーも立派です。

2012-06-22 15:20:07
残りを読む(45)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?