すべての母は「毒母」であり、すべての母娘関係は支配関係である。― 斎藤環(精神科医)

精神科医の斎藤環さん(@pentaxxx)の「毒母」についてのツイートとその反響をまとめました。 斎藤環(さいとう・たまき)さんプロフィール 医学博士・精神科医。医療法人爽風会佐々木病院精神科診療部長。1961年、岩手県生まれ。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学。批評家として文芸・アート・サブカルチャーなどについても著書がある。「毒母」に関する著書として『母は娘の人生を支配する―なぜ「母殺し」は難しいのか』(NHKブックス)、『家族の痕跡 いちばん最後に残るもの』(ちくま文庫)などがある。その他『文脈病 ラカン/ベイトソン/マトゥラーナ』(青土社)、『社会的ひきこもり』(PHP研究所)、『戦闘美少女の精神分析』(ちくま文庫)、『「社会的うつ病」の治し方』(新潮社)、『キャラクター精神分析』(筑摩書房)など著書多数。
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東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

行って参りました。RT @nimurahitoshi @asagaya_lofta 「毒母ミーティング」出演:小川雅代(『ポイズン・ママ』著者)、田房永子(『母がしんどい』著者)、伏見憲明、枡野浩一、しまおまほ、斎藤環※予約完売

2012-06-15 00:30:21
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

小川雅代『ポイズン・ママ』(文藝春秋)、田房永子『母がしんどい』(新人物往来社)いずれも母-娘関係の困難を当事者視点で描いた傑作です。小川雅代さんは小川眞由美さんの娘。

2012-06-15 00:33:16
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

すべての母は「毒母」であり、すべての母娘関係は支配関係である。違いがあるとすれば、支配を自覚するか否かだけだ。支配関係にはいくつかタイプがある。一卵性母娘、奉仕型支配、過保護過干渉、生き直し希求…

2012-06-15 00:37:14
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

厄介なのは「日本型ダブルバインド」が絡むタイプ。罵りながら抱きしめる。条件つきの承認と無条件の愛情の組み合わせ。かくして母の細胞は娘の細胞と入れ子になり、「母殺し」は不可能になる。

2012-06-15 00:39:44
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

「毒」にならない母親は存在するか? わからない。いないかもしれない。いや、存在する。それは「血縁のない母親」だ。細胞が融合し合わない母親。思春期を過ぎた娘たちが「社会」の中でふと出会うであろう第2の母親。

2012-06-15 00:42:05
しまんと @sstrawwbeerry

毒を薄めると薬になる、という姿勢で育児を頑張ろう RT @pentaxxx: すべての母は「毒母」であり、すべての母娘関係は支配関係である。違いがあるとすれば、支配を自覚するか否かだけだ。支配関係にはいくつかタイプがある。一卵性母娘、奉仕型支配、過保護過干渉、生き直し希求…

2012-06-15 01:09:00
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

よしながふみ『愛すべき女たち』はそういう話です。 RT @gorilla_roland 祖母からそれが連なってる場合が

2012-06-15 07:13:49
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

母が繰り返した「あなたは綺麗じゃない(謙虚であれ)」という「サバイバルの言葉(薬)」が、「私は醜い」という「呪いの言葉(毒)」として娘の人生に陰をおとすこと。

2012-06-15 07:16:15
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

前の書名『愛すべき娘たち』(白泉社)の間違いでした。「あなたのため」は呪いの言葉。

2012-06-15 07:30:02
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

24年組作家の多くは母との葛藤を抱えていますね。大塚英志氏のいう「性的身体と自意識」の問題は、この葛藤から派生したものかも。 RT @asyuracat 大島弓子さんも作品のなかでいってましたね。「いついかなるときも、あなたのためなのよ、と言う言葉は美しくない」と。

2012-06-15 08:08:00
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

たぶん「毒母」はタイプ分類が可能だ。近距離パワー型(過保護過干渉もしくはオラオラ)、遠隔操作型(ネグレクト+搾取)、遠隔自動操縦型(呪いの言葉で支配)…

2012-06-15 10:16:37
tm @tmizho

@pentaxxx 鬱っぽい(ほんとに鬱だったのか…わりかしグレー)母の「死にたい」連発には腹の底から辟易してました。三十数年間言い続けた(とちゅうで独立し同居から脱出…)結局82歳で他界。亡くなる数年前からは認知症で「死にたかった」こと忘れてたのかなあ。

2012-06-15 10:24:34
rose_anonym @rose_anonym

全部入りです。 RT @pentaxxx: たぶん「毒母」はタイプ分類が可能だ。近距離パワー型(過保護過干渉もしくはオラオラ)、遠隔操作型(ネグレクト+搾取)、遠隔自動操縦型(呪いの言葉で支配)…

2012-06-15 12:24:07
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

父は「殺せ」ますが、母は「殺せ」ないという違いが… RT @nkstnbkz 父親は? お呼びでない?

2012-06-15 14:25:13
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

それが違うんだ。むしろ毒母は「スタンドそれ自体」なんだッ! RT @masmt @putiyomi 毒母はスタンド使いですか

2012-06-15 14:29:55
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

逆に考えるんだ…本体は「女」でスタンドが「母」だと。 RT @KijiKaeko @masmt @putiyomi 本体はどこですかっ。

2012-06-15 16:28:53
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

ベネ! @YUKA__ko そのスタンドとやらが何なのかわかってないのにもかかわらず、なるほどっ!!って思ってしまいましたわ!! RT 逆に考えるんだ…本体は「女」でスタンドが「母」だと。

2012-06-15 17:14:41
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

ディ・モールト・ベネ!! RT @OginoYou 「毒」と「妻」がなかなか区別できなかった小学生当時、「女」が「母」になると「毒」になるって覚えてました・・・

2012-06-15 17:15:55
gurucchi @gurucchi

@pentaxxx 毒というより「気が狂ってる」と納得して距離を置いていました。人前では白々しく母を演じ、一方では父親が娘を可愛がることに嫉妬、虐待。表と裏が激し過ぎるのを知っているのは子供だけ。

2012-06-15 17:22:33
批評本の紹介ねこbot @criticism_book

6月22日に小島貴子先生と斎藤環先生の対談本『子育てが終わらない 「30歳成人」時代の家族論』が発売されるニャぁ。ひきこもりの高齢化問題も深刻化するこの国で、これからの家族はどうあるべきかについてお2人が徹底討論ニャぁ。 http://t.co/Wp8oF06U

2012-06-15 22:40:35
えの @enomotos

いままさに子育て中だからというのもあるが、もうすぐ出る小島貴子、斎藤環『子育てが終わらない』は非常に参考になった。現代の家族論にもなってるので子育て中じゃない人でもおすすめできる。http://t.co/zWhm9RDB

2012-06-19 22:25:42
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

6月22日、ようやく『子育てが終わらない 「30歳成人」時代の家族論』(青土社)http://t.co/L0sdxGYZ 出ます。「成人したわが子とのつきあい方」を語り合ったという他に例のない「子育て」本です。

2012-06-20 21:33:54
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

私は基本的にインタビュー役です。小島先生の比類ない子育て論は一読の価値ありです。『子育てが終わらない 「30歳成人」時代の家族論』(青土社)http://t.co/L0sdxGYZ  

2012-06-20 21:34:50
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

不機嫌な息子(中学生)が帰宅。母親に「何でもいいからご飯」とぶっきらぼうに言う息子。母である小島先生はどう「対応」したか? 答えは本書で!『子育てが終わらない 「30歳成人」時代の家族論』(青土社)http://t.co/L0sdxGYZ 

2012-06-20 21:37:55