名誉教授と小学生

勝手にまとめました。
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トラスク @Trasque

ある中国の大学の名誉教授となった90歳を超えるおじいさんが、近くにいる小さな子にも真摯な態度で接していた。ある職員が名誉教授に「なぜあなたのような人が、あんな子供にも丁寧に接するのですか」と問う。名誉教授は「学びは常であり、どんな相手からでも学びがある。尊ばない訳がない」と答えた

2012-06-23 01:37:59
トラスク @Trasque

ちょっと細かいところは忘れたけど、そんな逸話がある。フォローはしていないけど、はるかぜちゃんの話題をRTで見かけて、この話を思い出した。詳しいところは知らないが、もし本当に小学生程度だったとして、さてそれが「発言内容」と一体どんな関係があると言うのか。

2012-06-23 01:39:15
トラスク @Trasque

Twitterはとかく「<何を>言ったかよりも<誰が>言ったかが大事だ」というような主張が見られることがある。RTを見るに、はるかぜちゃんへの風当たりはとても表層的で薄っぺらい理由ともいえぬようなものから生まれた、あやしい嫌悪感でしかないように見える。

2012-06-23 01:40:55
トラスク @Trasque

同じ内容を、ではカッコイイ有名人が、または頭がよく偉い人が言っていたならば、彼等は「ウザい」という感情を持ったのだろうか。まず間違いなく、興味を示さないか、全く逆の反応をするのだろうと思う。この精神は、先の中国の名誉教授のそれとはまったく逆向きのものであるように感じる。

2012-06-23 01:42:46
トラスク @Trasque

「なんでこんな子供が」というような感情は、(はるかぜちゃんの事ではなく)確かに出てきてしまう事がある。職場の若い後輩だったり、そういった率直な感情を否定するものではない。しかし、僕等は人間であり理性を持っている。それを無視しただけの「直感」などというものを信奉する愚がここにある。

2012-06-23 01:44:38
トラスク @Trasque

本当に小学生かどうかは問題ではない。その発言にハッとする事があるのならば、自らの勉強として捉えればよいだけの事である。そして、本当に相手が子供だったのであれば、それはやはり凄い事のはずだ。学ばせて貰って、かつ、若いながらの卓越した知識に、尊ばないという理由は存在しない。

2012-06-23 01:46:07
トラスク @Trasque

中国の名誉教授がヨボヨボで90歳だったとして多くの人は「老い」を見るであろう。しかし、質問をした職員は、名誉教授の答えを聞き、そこに「老いを感じる事はなかった」はずだ。生涯学びであると体現している姿を見せられて、生命の若さを感じずにいられないはずがない。

2012-06-23 01:48:03
トラスク @Trasque

もし、はるかぜちゃんとかの発言が実際にどこか間違っているとして、そういう部分への指摘が起こる分には問題ない。しかし「子供のクセに」だという何の比較根拠にもならない直情的な話で、自らの学びの芽を摘む事は、人を尊ぶ自分の感情を殺す事を意味し、その時点でその人は老い始めている。

2012-06-23 01:49:51
トラスク @Trasque

僕は28歳。小学生なら12歳前後。これから60年は、おそらく同じ世界で生活を共にする。そしておそらく、最後の10年くらいは、世界を任せなければならない。頭を下げなければならないのは、こちらの方だ。

2012-06-23 01:51:13
トラスク @Trasque

Twitterがどうであろうが、本当はこうだと僕は断言する。「<誰が>言ったかではなく、<何を>言ったかが大事」だと。

2012-06-23 01:52:05