- schwarzewald
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「広島に原爆を投下したから戦争は終わって沢山の命が救われたと思います!さすがトルーマン閣下!」とか言ってたロールシャッハがラスト世界大戦を回避する為にNYが犠牲になった事で涙を流していたのはなぜ
2012-06-24 00:02:58「犠牲になった人々の大量の屍の上に立ってその合理性に納得出来るほどロールシャッハの心は強くなかった」というのも考えたけど、なんか違う気がする
2012-06-24 00:08:23どっちかというとロールシャッハは負けるのが悔しくて泣いたというのに近い気がする オジーは皆から愛されて社会的地位も名誉も組織力もあるのに自分は狂った寄生虫なので誰も信用してくれない、仲間だと思っていたヒーロー達は皆オジーについてしまった
2012-06-24 00:12:06@BoyWithTheThorn ラストはニューヨークがやられた事ってより自分の信じた正義(悪やいつわりを見て見ぬ振りはしない、白と黒に分け、灰色には混ざらない←ジェノビーズ事件に由来)を実行出来ないとわかったから泣いたのでは
2012-06-24 00:14:24崇拝していたトルーマンのやり方をオジーに踏襲されてしまってぐうの音も出ない、なんだか元々のポリシーも揺らいできた、平和な世の中に自分の居場所がないのかもしれない、といった諸々の要素で不敗不屈のロールシャッハは挫けて消えてしまい、マスクを脱いで人間の素顔に露わにして敗北を受け入れた
2012-06-24 00:15:47正しい道だと思って追って、歩いてきたのが、いつしか悪と善が反転して自分が倒される姿、ロールシャッハの顔の模様の、黒い染みが動いて分裂して、その分裂したはしっこがふっと消えるのに似てはいないか
2012-06-24 00:20:26ロールシャッハが最後に自分から死にに行くような行動取って自滅したのは自分の信念と世界のために取るべき行動との間に整合性が保てなくなって自分の存在意義を保てなくなった結果として自滅に走ったんじゃないかと思ってる。妥協するという選択肢が取れなかったのでそうなると後は自滅しかないつー。
2012-06-24 00:20:56映画ではナイトオウルが渾身のキレ芸を見せたが、めっちゃ強いオジーが殴打を黙って受け入れていたので余計オジーの余裕やオウルの小物臭も強調されたような気がする一方、自分がやった事に対する迷いや空しさもオジーから感じて、まあ映画観た人は大方後者の解釈をしたのかな、とか
2012-06-24 00:22:11その前に読んだVはわかりやすかったなあ、Vに迷いが無いから Vのは色々言ってたけどあの行動理念は一言でまとめると「てめえら許さん皆殺しだ」だったから読者もホッとする
2012-06-24 00:25:34@BoyWithTheThorn 映画はヴェイトがマンハッタンに自分は正しかったのか聞いちゃうシーンが無かったのが少し不満
2012-06-24 00:28:15@schwarzewald 映画版のほうだと死に場所を見つけた感じだと思ってます。神のようなDr.マンハッタンでさえ親しい人の癌にはショックをうけていた訳で、理想の世界を作るために犠牲は仕方ない→その犠牲の中に仲間がいてもそう言えるのか?ってアンチテーゼを提起する事を選択したと。
2012-06-24 00:31:02未読の人にざっくばらんに説明すると平和を受け入れたオウルや世界を管理しているオジーの前にシャッハさんが颯爽と表れて「いやーでも世界が平和になったからいいじゃん」「僕がやらないと大変な事になったんですよ世界」とグダグダ言い訳する皆を一刀両断して町を爆破して皆殺しにしていくのがVです
2012-06-24 00:32:28@BoyWithTheThorn 映画版はヴェイトが完璧すぎると思うのです。原作のイカとか泣いちゃうとことかが欲しかったなぁと
2012-06-24 00:34:18映画ではやっぱり人間としての脆さとか「やっぱ俺のやったこと間違ってたかも…ゴメン」みたいな台詞を吐かせていたので突き抜けた何かを失っていた というか別物感
2012-06-24 00:34:21V・フォー・ヴェンデッタは映画は見てないけど原作はとりあえず全然面白くなかった。アナーキストとかもともと好きではないからかもしれん。
2012-06-24 00:35:24なるほど、これだけで把握しました。←してない @BoyWithTheThorn 映画ではやっぱり人間としての脆さとか「やっぱ俺のやったこと間違ってたかも…ゴメン」みたいな台詞を吐かせていたので突き抜けた何かを失っていた というか別物感
2012-06-24 00:36:26@nanahachisan ははあそういう解釈もあるのか映画版。そのアンチテーゼ正にオジーによって突きつけられたものの相似形になってるような気がしたです>犠牲の中に仲間がいても仕方ないと言えるか
2012-06-24 00:36:56@omegadestryer イカは映画で観ると面白すぎるのでどうかとも思いますがw 青年時代からの変遷やマンハッタンとのあれやこれやは欲しかったと思います
2012-06-24 00:37:49@ito_yasu3401 ウォッチメンでなくVの映画です、念のため 映画ウォッチメンはオープニングを観るだけでも一見の価値あります
2012-06-24 00:41:17ロールシャッハやクライムバスターズの面々がどう感じたかは置いといて、ムーアが書きたかったのは犠牲になってしまった人々にもそれぞれの人生や人格があって、それが犠牲者何万人という顔の無いボディカウントとして切り捨てられてしまう事でしょ、やっぱ とぼくは思ってるんですが
2012-06-24 00:45:54@schwarzewald オジーは最初から犠牲を折り込み済みで最後には「仕方無かったんだ」って納得させるべく画策したわけじゃないですか。でもシャッハさんは古道さんの言う通り引っ込みがつかなくなった&「目の前で」「自分の手を汚しても」か?ってメンバーの心の棘になることを選んだと
2012-06-24 00:46:49私の中ではシャッハさんはあれだな、信長を諫める為に切腹した平手政秀みたいに自分の死を交渉の手段として使ったんだと思ってた。 心の棘となって刺さってるんだよ。 やっぱりヤンデレだよね。
2012-06-24 00:54:37